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新庁舎建設事業 三浦源吾御坊市長要望に二階俊博幹事長「有利な緊防債適用」支援約束 〈2020年7月18日〉

2020年07月18日 08時30分00秒 | 記事


二階幹事長(中)に要望する三浦市長(右)


 三浦源吾御坊市長は16日、市長就任後初めて上京し、自民党本部を訪れ、二階俊博幹事長に新庁舎建設事業に有利な緊急防災・減災事業債を適用できるよう要望した。同事業債は高台(津波浸水区域外)移転の場合に適用されるが、市は津波浸水区域内の現在地建て替えでも津波対策などを十分に行うことで、適用条件の一つ「高台移転と同等の効果を見込める」をクリアできると、国に柔軟な対応を求め、二階幹事長は全面支援を約束した。適用できれば市の財政負担が約9億円節減できる。

 新庁舎建設事業は現在、公募型プロポーザル方式で一括発注する実施設計、建設、現庁舎解体の業者を選定中。今月30日にプレゼンテーションを行い、8月初旬に最優秀業者を発表し、9月定例議会の議決を経て本契約を結ぶ。実施設計は来年8月まで行い、同年9月に着工。竣工は令和5年7月、供用開始は10月予定。その後、現庁舎の解体、駐車場など外構整備を行い、全事業完了は令和6年10月を予定。
 総事業費55億9000万円のうち、実施設計、建設、現庁舎解体の事業費は53億円(上限)。財源として47億6000万円は市町村役場機能緊急保全事業債を予定しているが、この場合の交付税算入は10億7000万円(算入率22・5%)。これに対し、緊急防災・減災事業債は対象は28億円と少ないものの、交付税算入は19億6200万円(算入率70%)あり、差額の8億9200万円分、市の財政負担が軽減できる。
 この緊防債は高台移転時に適用されるが、適用条件の一つにある「高台移転と同等の効果が見込まれるものであり、想定される津波の高さなどを踏まえた津波浸水対策の実効性が担保される」に着眼し、市は(1)浸水区域外への移転も検討したが、用地確保が難しいなど現在地建て替えが最適との結論に達した(2)1階は南海トラフ巨大地震の津波想定3・5メートル以上とし、津波を受け流すピロティと浸水しても業務継続に影響が少ないエントランスで構成し、2階以上は浸水しない高さにする。
 (3)1階と2階の間は中間層免震構造として強度を確保。上層部に災害対策本部や自家用発電設備などを配置して災害時もライフラインが途絶せず、応急対策や復旧・復興拠点として機能できる(4)住民の一時避難場所を設け、可能な限り十分に備蓄できる倉庫を整備し、屋上には緊急ヘリに対応できるホバリングスペースを設ける-などを行うことで適用条件はクリアできるとし、地域の実情に応じた柔軟な対応を求めた。
 二階幹事長は「御坊市の発展は、私の頭から離れたことはない」と全面支援を約束し、担当の総務省幹部に電話をかけるなどサポート。その後、総務省を訪れ、担当課長への要望を終えた三浦市長は「二階先生からありがたいお話をいただき、本当に感謝しています。課長から『良く考え、改めて返事する』とのことなので、それを待ちたい。感触は非常に良かった」と話し、緊防債適用に大きな期待感を示した。


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美浜町支援施策案 臨時交付金(第2次)で商品券1万円 赤ちゃんに10万5千円を給付 〈2020年7月17日〉

2020年07月17日 08時30分00秒 | 記事

町から2次補正分臨時交付金を活用したコロナ対策案を聞く

ダンボールパーテーションの組み立て方を実習する町議ら


 美浜町は、国が第2次補正予算で総額2兆円を追加した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につき、町への交付限度額1億8879万2000円を活用したコロナ支援施策案を取りまとめ、15日、役場で開いた町議会全員協議会で議員らに説明した。
 主な施策案と予算額は▽全町民に1人あたり商品券1万円を配布する「みはま応援商品券事業」に7605万4000円(事務費含む)▽国民1人につき10万円の特別定額給付金の対象とならない新生児を対象に、赤ちゃん1人につき10万5千円を給付する「赤ちゃん誕生臨時特別給付金」として262万5000円。
 教育面では▽小中学校で児童生徒1人につき1台の学習者用端末を持たせるGIGAスクール構想における、学習者用端末用の学習支援ソフトや学習用ドリルの購入設定1311万円▽図書消毒機の購入85万8000円▽学校における感染症対策と子どもたちの学習保障の取り組みに対する支援に、町内2小学校1中学校へ各100万円。
 事業者支援として、町独自で新規に▽国の持続化給付金の対象外で、売上高が前年同月比30%以上50%未満減少している事業者に10万円を支給する「事業継続支援給付金」1200万円▽農業者・漁業者支援策として農林水産省の経営継続補助金への上乗せ措置「経営継続補助金」(10分の1以内、上限13万3000円)465万5000円▽中小企業庁の小規模事業者持続化補助金への上乗せ措置「中小企業・小規模企業振興補助金[持続化]」(10分の1以内、国補助金の区分に応じ上限7万5000円~15万円)199万5000円。ほか、5月21日に創設し、現在も申請受付中の事業継続応援給付金(5月補正で2400万円を計上)は、すでに119件の申請を受け付け2349万7000円を支給し、予算残額が50万3000円となったことから、追加予算2400円を計上する。
 これら施策案は、17日告示、21日開会の臨時議会に提案する。

コロナ対応避難所運営

町議ら研修

 全員協議会終了後、町議らは、町地域福祉センターで、新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営について研修。町の防災企画課職員から、ダンボールパーテーションやテント式間仕切りの組み立てと解体法を実習した。
「今までの避難所は、避難者が集会場に集まってテレビを見ている感じでしたが、コロナ対策で、今後は3密を避け、体育館や体育センターなど広い施設を使っていく」と、大星好史課長。職員らは、感染防止策を講じた先月改定の町の避難所運営マニュアルにある、避難所受付時の検温や、避難者の体調チェックなどの内容について説明し、パーテーションの組み立て方を実演。議員らはそれを真似て実習し、その広さや使い勝手を確認した。
 谷重幸議長は「ためになった。いざというときに役立てたい」と話した。


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墓掃除をふるさと納税返礼品に シルバー人材センターが一役買う 〈2020年7月16日〉

2020年07月16日 08時30分00秒 | 記事

 地域のお助けマン的な存在のシルバー人材センターの生活支援サービスを、ふるさと納税返礼品メニューに取り上げる日高地方の自治体が増え始めている。日高川町は昨年度から、日高町は今年度から導入し、通称・思いやり型と呼ばれるスタイルで墓掃除をメニューに導入。遠方に住む人が活用するケースで周知できれば、納税額増に一役買えそうだ。

 同センターは豊富な知識・経験・技能を持つシルバー世代が仕事や社会奉仕活動等を通じて、生きがいのある生活を送り、高齢者の能力を生かした活力ある地域社会に貢献することを目的に自治体単位で設立されている。健康で働く機会が欲しいという会員に、臨時的で、短期的、軽易で高齢者に向いた安全な仕事となるが、草刈りと伐採、せん定、農作業などさまざま。地域の助っ人として活躍している。
 その中のひとつ墓地の清掃をサポートする事業は「ご先祖様への感謝」の気持ちを表したくても「仕事に追われて時間にゆとりがない」や「遠方なのでなかなか帰省できない」「高齢で高台にある墓地に行くこと自体がきつい」等の事情があって、墓の世話が難しい人に代わって引き受ける。
 1回ごとの値段や年4回など設定はあるが、日高川町では墓地の除草や清掃、墓石の水洗い、日高町は、それに加えて献花(枯れた後の処理も含む)がある。美浜町ではシルバー人材センターではないが、社会福祉法人太陽福祉会太陽作業所が請け負って、ふるさと納税返礼品メニューにあげている。
 日高町は今月中にもふるさと納税ポータルサイトでメニューに掲載予定で日高川町と美浜町では今のところ、ふるさと納税での利用はないが、日高町や日高川町では、納税とは関係なく活用するケースも以前からあり、すでに助かっているとの声も。全国的には墓掃除のほか、庭の草刈りや空き家管理などさまざまメニュー取り上げられており、日高地方でもメニューが増える可能性もあるかも知れない。高齢化、核家族化が進む中、経験が豊富なシルバー人材センターの需要は今後、高まりそうで納税アップの一助となりそうだ。


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14日 小竹八幡神社(御坊市)で恒例の夏祭り行われる

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2020年5月 データバンク

2020年07月16日 08時29分59秒 | データバンク

1日
令和2年春の叙勲に日高地方から7人御坊市市建設業協同組合が市に新型コロナ感染予防のマスク4000枚寄贈

2日
日高川町が新型コロナで売り上げ半減の事業者に独自の支援金給付へ日高振興局の広報家チームが「ゆるキャラ」を使い、インスタグラムでハンカチマスクのつくり方を紹介紀州日高漁協衣奈浦支所の水産加工場でアカモクの加工開始美浜町商工会が町にコロナ支援策を要望

3日
御坊市長選に出馬予定の三浦源吾氏が選挙公約まとめる日高川町中津地区でアヤメ満開日高町立温泉館「みちしおの湯」の令和元年度入館者が過去最低の3万7085人和歌山陸上競技会の2019年度栄賞に日高地方から4人

7日
県が新型コロナ支援策で県外ナンバーの車を利用している県内在住者に県内在住の確認証交付印南町のアイエムティー(株)が町に新型コロナ感染予防のマスク5万枚寄贈建て替えた日高川町役場美山支所で業務開始日高川でアユ漁解禁

8日
御坊市の(株)レジェが新型コロナ感染予防でマスク製造・販売開始印南町が県下最速で国民全員への一律10万円支給開始玉井幸吉・日高町教育長退任

9日
印南町で小玉スイカ「ひとりじめ7」の収穫始まる美浜町でキュウリの収穫最盛期日高医師会新会長に中島彰一氏=中島医院=

10日
御坊市の町内会防犯灯LED化進む印南町の西山農園で母の日のカーネーション収穫体験

11日
和高専で今年度授業(遠隔授業)開始日高郡町村会長に松本秀司日高町長、副会長に久留米啓史日高川町長御坊署が同居する母親の遺体を自宅敷地内の倉庫に放置したとして市内男性を逮捕御坊市の(株)関西プロジェクトが管内6町に万能清掃クリーナー寄贈

12日
紀州新聞と日高新報がタッグを組み、御坊日高飲食店応援プロジェクトを展開日高町教育長に森順氏着任由良町臨時議会で議長に玉置一郎氏、副議長に中村真一氏御坊市の会社ら4社が、わかば保育園に携帯用消毒液寄贈美浜町が第一次地方創生臨時交付金の使い道発表

13日
新型コロナの影響で高速印南サービスエリアの日高観光物産センターの4月売り上げ大きく落ち込む自由律俳句「青い地球」第42回新風賞に、はまゆう吟社会員の平田キヨヱさん=御坊市熊野=日高川町臨時議会で議長に山本啓司氏、副議長に入口誠氏

15日
日高町のふるさと納税が大幅に増加美浜町商工会がテイクアウトの店を応援日高郡町議会議長会長に谷重幸(美浜町)副会長に芝充彦(日高町)両氏

16日
日高川町上田原で今年のササユリ初出荷県が70業種の休業要請を解除

17日
御坊市長選で新人の三浦源吾氏が無投票で初当選御坊市のそめみち染物旗店が販促のぼり無償提供

18日
管内小中学校で授業再開畑中雅央由良町長が退任日高町の子育て支援センター「クエっこランド」リニューアル

19日
山名実・由良町長が初登庁和佐小に子どもの読書活動優秀実践校の文科相表彰伝達御坊市が第一次地方創生臨時交付金の使い道発表由良町の(株)駒井ハルテック和歌山工場が町にマスク1000枚寄贈

20日
日高、紀央館両高で半日分散登校開始御坊ライオンズクラブが日高医師会にマスク5000枚寄贈新型コロナの影響で夏の全国高校野球選手権大会中止発表

21日
御坊市内の建築関係4社がひだか病院にマスク4000枚、市消防本部に1000枚寄贈セブン-イレブン・ジャパンが県内の子ども食堂や生活困窮世帯に缶詰寄贈一般財団法人興仁会が日高川町の小中学校に図書寄贈日高川町建設業協同組合の有志でつくる日高川町を良くする会が町にマスク1万枚寄贈

22日
御坊市消防団が女性消防団員の募集開始御坊中央ライオンズクラブがひだか病院、和歌山病院にマスク計1万枚寄贈由良町の道の駅・白崎海洋公園再開由良町が地方創生臨時交付金の使い道を発表

23日
由良港で県の防波堤整備事業進む

24日
日高川町玄子でホタル乱舞日高地域消費生活相談窓口に4月以降、新型コロナ関連の相談増加南海電鉄和歌山市駅を中心とした複合施設「キーノ和歌山」商業ゾーンに(株)サンクリエーション=御坊市=と(株)小松=美浜町=が出店

25日
印南町の切目川漁協がアユ放流日高町建設業組合が町にマスク2500枚寄贈

26日
利用再開のかわべテニス公園にぎわうNPO法人ヴィダ・リブレ=美浜町=が日高圏域ひこもり者支援事業を展開

27日
NPO法人フードバンク和歌山=御坊市=が6月から御坊こども食堂再開

28日
日高川町のバイオセンター中津がバイオ技術を使ってゴンパチの優良株量産に成功日高川でウナギ漁盛ん紀州なれずし「八ッ房」=御坊市=が5月末で閉店

29日
日高町立温泉館「みちしおの湯」が6月から再開県暖地園芸センターで新施設完成南高梅の収穫始まる日高川町が地方創生臨時交付金の使い道発表御坊市にゆかりのある企業3社が御坊小に携帯用消毒液寄贈印南町のファミリーマート切目口店が町にマスク2400枚寄贈

30日
御坊市の野口花しょうぶ園開園日本少年野球連盟の全国理事に県下から初めて和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガース会長の山崎幸二氏就任美浜町の浜ノ瀬地区津波避難施設愛称に「延命タワー」

31日
新型コロナの影響で御坊市花火大会、27回目で初の中止


サクラサーカスが23日から印南町で公演スタート 〈2020年7月15日〉

2020年07月15日 08時30分00秒 | 記事


ポスターでサーカス公演をPR


 印南町に移住したサーカス一家が旗揚げした「SAKURA(さくら) CIRCUS(サーカス)」が23日から、同町宮ノ前地内に設営している興行用の大テントで公演をスタートする。公演は10月11日まで、グラウンドオープンとして公演初日の23日は、いろいろお世話になった印南町の人への感謝を込めて町在住者に限り入場無料とする。サーカスの公演は印南町では初めてで管内でも珍しく話題を集めそうだ。

 一家はコロンビア人のマルチネス・アランさん(42)、日本人の小深田尚枝さん(36)夫婦に、19歳を筆頭に5男6女の子ども11人の大家族。7年前に購入した印南の土地にトレーラハウスを並べ、子ども達も町内のこども園や小中学校に通うなど本格移住し印南での生活をスタート。昨年12月に所属していたサーカス団「ハッピードリームサーカス」を退団、今年に入って「さくらサーカス」を設立し、町内企業から借りた宮ノ前地内の空き地に興行用の大テントを設営、公演に向けて準備を進めていた。
 一家は読売テレビの「深イイ話」で取り上げられたほか、2年前からNHKのドキュメンタリー番組が密着取材を続けているなど全国的に知られたサーカス一家。マルチネスさんは綱渡り世界記録保持者の超一流パフォーマー。子ども達も幼少期からステージに立ち、海外のサーカス団で腕を磨き、アクロバティックなパフォーマンスなどを得意とする。今年1月にモナコで開催された世界的に有名なサーカス芸人が集う「モンテカルロ国際サーカス・フェスティバル」に、小深田嵐アランマルチネス君=中学2年=、アランダビットマルチネスさん(19)が「マルチネスブラザーズ」として出場し、寝そべる兄の足の裏に乗って風車のように嵐君が回る大技イカリオスを披露し、最高賞の金賞を日本人で初めて受賞。スペインや中国、アメリカ、ロシアの大会でも金賞を獲得するなど演技は世界トップレベル。
 公演は1時間30分程度で、金賞を受賞したイカリオス、球体の鉄格子の中をバイクでグルグル回る「ウォール・オブ・デス」、回転する車輪の上で宙を舞うようにジャンプなどする大車輪、ギネス記録を持つ綱渡りなどアクロバティックな演技を中心に楽しませる。
 公演は平日1、2回、土・日・祝日は2~3回行う。7月23日、24日は午後1時30分の1回公演。マスク着用、入場前に検温、席を開けるソーシャルディスタンス、換気を行うなど新型コロナウイルス対策を講じることにしている。
 入場料はA席がこども(3歳~中学生)1200円(前売券1000円)、大人(高校生以上)1800円(1500円)、BOX席はこども2000円(1800円)、大人2500円(2200円)。前売り券は販売中で、チケット購入、問い合わせはさくらサーカス印南公演事務局(電話050・8880・6545)へ。
 さくらサーカス代表のマルチネスさんは「新型コロナウイルスで落ち込んだ暗い雰囲気を世界でもここでしか見られないアクロバティックなトップレベルのパフォーマンスで楽しませ元気づけたい。満足してもらえる演技を見せる自信はあります」とPR、来場を呼びかけている。


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御坊保健所で「HACCP(ハサップ)」義務化に備え講習会


きのくに信金旗争奪ジュニアバレー、南部女子A優勝 〈2020年7月14日〉

2020年07月14日 08時30分00秒 | 記事


Aリーグ優勝の南部女子A

Aリーグ準優勝の内原

Bリーグ優勝の川辺ひかりB


 郡市ジュニアバレーボール連盟主催、第27回きのくに信用金庫理事長旗争奪バレー大会兼第42回夏季大会は12日、上南部小、上南部中、南部小体育館で開き、Aリーグは南部女子Aが優勝、内原が準優勝、3位は稲原、Bリーグは川辺ひかりBが優勝。新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で臨時休校となり、招待試合や春季大会が延期や中止となり、今大会が今季の開幕試合となった。大会では、消毒液の設置やマスクの着用、ハイタッチや握手をしないなどさまざまな感染症予防対策を講じた。

 Aリーグは15チーム、Bリーグは5チームが参加。Aリーグは3、4チームずつの4ブロックでリーグ戦を行い、各リーグ上位2チームの稲原、川辺流星 南部女子A、南部女子B、南部男子A、印南はまゆうA、美浜ひまわり、内原の8チームが決勝トーナメントに進出。南部女子Aは初戦に南部女子Bを2-0で下すと、2回戦稲原、決勝で内原、いずれもストレートで破り、優勝した。Bリーグは各チームが2試合のリーグ戦を行い、勝敗、セット率で川辺ひかりBが優勝した。
 南部女子Aの石上貴一監督は「選手は、大会が行われることに感謝し、仲間とバレーができる喜びを感じていた。結果は後から付いてくる。プレッシャーもあり、ミスはあったが、優勝できてよかった。よく頑張ってくれた」と話した。
 優秀賞は、庄司妃華さん(南部女子A)と白井稟子さん(内原)、敢闘賞には、平野倫皐さん(稲原)、辻本莉子さん(南部女子B)、坂本颯佑君(南部男子A)、竹谷都希さん(印南はまゆうA)、道康平君(美浜ひまわり)、新屋穂夏さん(川辺流星)が選ばれた。
 Aリーグ優勝、準優勝、3位と、Bリーグ優勝、準優勝のチームメンバーは次のみなさん。
【南部女子A】監督=石上貴一▽コーチ=石井尚之▽選手=庄司妃華(主将)、築山奈那世、中田夕貴、塩路里葉、火縄友基、岩崎優月
【内原】監督=西岡みゆき▽コーチ=串本美恵▽マネージャー=中馬未来▽選手=石方開城(主将)、白井稟子、串本琉夏、梶本歩夢、宮井莉子、串本聖奈、白井望登、梶本怜愛、河村葵
【稲原】監督=塩路英司▽コーチ=杉本正秀▽マネージャー=岡崎みち▽選手=野村咲、丸木かりん(主将)、古田愛純、平野倫皐、中垣希洸、原那奈夏、栩野瑞樹、夏見侑芽、中家麻里安
【川辺ひかりB】監督=前田みき子▽コーチ=玉置和央▽マネージャー=玉置味央▽選手=玉置陽色(主将)、松尾隆世、小林凜香、酒田樹姫、前田康介、亀井蓮士、成田桃夏
【南部女子C】監督=湯川智明▽コーチ=小林万里子▽選手=木下青葉、内中春雪、小谷玲奈(主将)、東美心、長坂咲和、谷妃香音、宮城空愛、中早未空、冨山凜、熊代早晏、山根三奈、宮城萩香。


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日高広域観光協議会 管内周遊で地域応援 モバイルさんぽ 「七つの扉解除して景品当てよう」 〈2020年7月12日〉

2020年07月12日 08時30分00秒 | 記事


観光総合サイトにアクセスして応募を


 日高広域観光振興協議会(会長・金崎昭仁日高町観光協会長)は、新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済や観光を応援し、元気づけようと、8月から管内7市町の観光施設や飲食店、土産店などを周遊し、地元特産品、ペア宿泊券が当たる抽選に参加する「モバイルさんぽ」を始める。施設・店舗は100カ所を目標に準備しており、事務局の日高振興局企画産業課は「管内を周遊し、豪華景品を当てて下さい」と多くの参加を呼びかけている。

 協議会は昨年9月に観光総合サイト(ホームページ)「紀中を巡る~Hidaka History」を開設し、滞在費用別に分けた観光モデルコースをはじめ食事処、観光スポット、特産品、宿泊施設、各種体験など日高地方の魅力が詰まった各種情報を発信しているが、まだ認知度が低いため、より多くの人にサイトを知ってもらい、新型コロナで影響を受けた地域を元気づけようと、新規事業で「モバイルさんぽ」を実施する。
 協議会のサイト内に泉、宝、古(いにしえ)森、海、饗(きょう)川の「七つの扉」を用意。日高地方の観光施設や飲食店、土産店などにQRコードを記載した三角柱を置き、スマホでコードを読み取り、協議会のサイトにアクセスし、パスワードを入力して対象の扉を解除。申し込みフォームに必要事項を明記し、申し込むと、景品が当たる抽選に参加できる。
 扉は対象の施設・店1カ所訪れれば解除できる。七つの扉ごとに景品を用意しており、扉ごとに応募できる。景品は泉が紀州南高梅(MARUNI)宝が雲水釣鐘まんじゅう(雲水)古が釣鐘まんじゅう(あんちん)森が紀州五代梅の心(東農園)海がtomato-ume(JA紀州)饗がかきまでご飯の素(いなみの料理広め隊)川が梅珠手箱(ウメタ)で、それぞれ2人に当たる。また、七つの扉すべて解除すればコンプリート賞として管内のホテルペア宿泊券(5組10人)を用意している。
 施設・店舗は100カ所を目標に準備中。周遊してもらう仕掛けとして御坊市の野口オートキャンプ場や日高川町の道の駅産品中津なら川の扉、由良町の白崎海洋公園や御坊市のEEパークなら海の扉、日高川町の道成寺や美浜町のカナダミュージアムなら古の扉、日高川町のかわべ天文公園や御坊市の御坊総合運動公園なら森の扉といったように扉のテーマにあうように施設・店(一覧はサイトに記載)を分けている。
 扉ごとの抽選参加は8月中旬~10月末、11月~12月末、来年1月~2月末の3回あり、それぞれの期間中に施設・店を回れば応募できる。コンプリート賞の応募期間は8月中旬~来年2月末。振興局企画産業課は期間中、4200人の応募を目標にしている。「日高地方を周遊し、地元にお金を落としていただければ。多くの皆さんのご参加をお待ちしています」と呼びかけている。


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11日から、由良えびね山草愛好会の第36回夏季山野草展示会開催

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御坊応援寄付金(返礼品なし)13日導入 CFも検討中 ふるさと納税拡充 〈2020年7月10日〉

2020年07月11日 08時30分00秒 | 記事


ふるさと納税に御坊応援寄付金を導入


 御坊市は、インターネットを活用した「ふるさと納税」を拡充して寄付額を増やそうと、新たに13日から返礼品なしの寄付「ふるさと御坊応援寄付金」を導入する。返礼品なしの寄付は市内在住者も手軽に利用できるため、三浦源吾市長が提案。当面は委託ポータルサイト6サイトのうち1サイトのみの導入で、様子を見ながら他のサイト拡充も検討する。不特定多数の人から資金を調達するクラウドファンディングの活用は引き続き検討している。

 三浦市長は、市長選に際してコロナ支援策に活用する基金を創設して寄付を呼びかける考えを示していたが、和歌山県も導入するなど全国自治体に広がっているふるさと納税の返礼品なしの寄付を導入することに変更し、企画課に検討を指示していた。ふるさと納税なら各地にいる御坊出身者をはじめ全国のリピーターらに御坊の応援をアピールできるのに加え、市内在住者も手軽に利用できるため「寄付が増えるのでは」と期待している。
 委託している大手ポータルサイト6サイトのうち「ふるさとチョイス」で13日から導入する。メニューに「ふるさと御坊応援寄付金」を設け、寄付しやすいように一口2000円、5000円、1万円の3パターンから選択できるようにする。市企画課は「いただいた寄付金は教育環境の整備、福祉の充実、コロナ感染症対策などに活用させていただきます」としている。
 返礼品なしの寄付とともに三浦市長が提案したインターネットを介して不特定多数の人から資金を調達するクラウドファンディングをふるさと納税に導入することについても引き続き検討している。これを活用するには具体的な使い道を明示しなければならないため、着手中の新庁舎建設事業、全国から人気を集める野口オートキャンプ場への活用案が出ている。
 ふるさと納税は平成28年度以降、毎年度2倍以上伸びる「倍々ゲーム」のペースを維持し、昨年度寄付額が5億9459万423円で前年度比2・4倍。寄付件数は4万7512件で前年度比2・6倍。今年度も4~5月の2カ月で1億2万円の寄付があり、前年同期比2・9倍増と順調な滑り出しで、初の10億円越えが期待される。新規寄付者を増やすため、7月から委託サイトを1サイト増やし、9月からも1サイト追加し、計7サイトとする。


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8月1日 日高Uターンフェア開催

御坊市 花火の筒活用した新型コロナ対策応援募金箱を設置

由良町 福祉タクシー券の対象を80歳以上の個人に拡大

GIGAスクール構想コロナで全国的に加速、御坊市でも今年度中に「タブレット一人一台」


日高地方中体連 8月1日から9競技、規模縮小 中学生活最後の夏の大会決定  〈2020年7月10日〉

2020年07月10日 08時30分00秒 | 記事

 日高地方中学校体育連盟(会長・崎山武司南部中校長)は、夏の総合体育大会を9競技で8月1日から開催することを8日に発表した。各種目で全国につながる夏の中体連は、全国大会の中止に伴って、県中体連は秋に開催する駅伝競走大会を除き、戦後初めて全競技の県大会を中止することを決めていた。新型コロナ感染症対策で団体戦の中止など規模は縮小されるが、日高地方大会の開催で3年生が中学生活最後の舞台が用意された。

 新型コロナ感染症の緊急事態宣言解除後、休校措置が解除されて6月1日に全面的に授業を再開。その後、管内の中学校でもクラブ活動を本格的に再開した。県中体連が県大会中止決定後、日高地方では各競技の専門部会が競技方法などを校長会に提案するなどし、教育長会の承認を得ながら中体連が規模縮小や新型ココロナウイルス感染予防対策を徹底した上での開催を決定した。
 出来る限り1年生の出場を避け、テニスや卓球競技では団体戦は行わない個人戦、バレーは15点制で競技時間の短縮、野球は80分間の制限時間を設けた上で1日2試合で試合間隔を空けて他校の選手や保護者などとの接触を少なくするなど大会規模を縮小する。崎山会長は「規模を縮小しての大会となるが、関係機関の協力を得ながら、3年生の区切りとなる大会が開催できることは本当に良かった」と話し、指導教諭の一人は「日高地方大会の開催に望みを持って3年生も練習を続けてきたので、3年生も喜んでいる」と開催決定を喜んだ。
 各競技とも大会前1週間の検温や発熱者や体調不良者の不参加、競技中以外の生徒はマスク着用、各会場に養護教諭の配置などの感染予防対策がとられる。
 日程と会場は次の通り。
 野球=8月1日、2日、8日、9日・共和球場、清川球場▽バレーボール=同1日、2日・印南町体育センター▽バスケットボール=同1日・南部中▽ソフトテニス=同1、2日・湯川中、かわべテニス公園▽卓球=同・御坊市立体育館▽陸上競技=同1日・南山陸上競技場▽剣道=同・美浜町体育センター▽柔道=同・御坊市立武道館▽バドミントン=同・由良中。


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御坊青年会議所七夕まつり、コロナ終息の願いを短冊に託す 〈2020年7月9日〉

2020年07月09日 08時30分00秒 | 記事


笹飾りを届けた家族連れ

専用ポストに投函をと堀口委員長


 新型コロナウイルス感染拡大により、イベントに影響が出る中、7日、今年の七夕を迎えた。毎年、多くの人でにぎわう御坊青年会議所(中村英貴理事長)の七夕まつりも笹飾りの受け付けだけでイベントは中止。それでも多くの笹飾りが御坊市の小竹八幡神社に届き、同ウイルス感染の終息、世界平和など人々は願いを短冊に託して祈った。

 七夕まつりは、例年、子どもから大人まで楽しめるイベントが盛りだくさんで、日高地方から多くの人が集まり、地域に親しまれる催し。2年前は大雨でイベントを中止したことはあったが、今回のような事態は初めて。密集するためイベントは止めたが、笹飾りは例年午後4時ごろから7時ごろまで対応していたのを、正午から午後7時と時間を拡大して受け付けた。
 小竹八幡神社境内に約25平方メートルの笹飾り受け付け場所を設置。さすがに例年通りの数とはいかなかったが、雨の中、約2000本の笹飾りが集まり、短冊には「早く新型コロナウイルスが終息しますように」「旅行に行きたい」「ライブに行きたい」「おいしいものを食べに行きたい」などと書かれ「世界平和」「すべての人がいつまでも笑顔でいられますように」と願いが込められていた。
 日高町の小川泰弘さん(44)は「イベントが中止になって残念だが、早く終息してほしいと思った。来年は家族で楽しみたい」と念願。同会議所地域共創委員会の堀口貴司委員長は「当初は笹飾りの中止も考えたが、せめて願いを届ける場を提供できればと思い、受付だけはさせてもらった。子どもからお年寄りまで幅広く、多くの人が笹飾りを届けていただき、ありがたい」と話した。七夕まつりは午後7時30分からの笹祓い式で締めくくった。

タイムレター手作り専用ポスト
御坊商工会館玄関ロビーに設置
 七夕まつりのサブイベント「『10年後のあなたへの手紙』タイムレター2020」の一般受付のための専用ポストを御坊青年会議所メンバーが手作りした。
 タイムレターは未来の自分や家族らに向けて希望や夢を書いて届けてもらおうと、日高地方(みなべ町を除く)の小学生を対象に、A4用紙で3枚程度同封できる専用封筒を配って15日まで募っており、各校に専用箱を設置している。
 同時に一般用も一部で募集していたが、その専用ポストに高さ1メートル、直径40センチの塩ビパイプを使って作成。ポストのように投函口を設け、雰囲気を出すため笹や織姫と彦星、天の川などを描いている。
 同会議所事務局が入る御坊商工会館の正面玄関ロビーに同ポストを設置。一般はまだ専用封筒が若干数が残っており、問い合わせは、同会議所事務所(電話22・5434)へ。


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