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御坊応援寄付金(返礼品なし)13日導入 CFも検討中 ふるさと納税拡充 〈2020年7月10日〉

2020年07月11日 08時30分00秒 | 記事


ふるさと納税に御坊応援寄付金を導入


 御坊市は、インターネットを活用した「ふるさと納税」を拡充して寄付額を増やそうと、新たに13日から返礼品なしの寄付「ふるさと御坊応援寄付金」を導入する。返礼品なしの寄付は市内在住者も手軽に利用できるため、三浦源吾市長が提案。当面は委託ポータルサイト6サイトのうち1サイトのみの導入で、様子を見ながら他のサイト拡充も検討する。不特定多数の人から資金を調達するクラウドファンディングの活用は引き続き検討している。

 三浦市長は、市長選に際してコロナ支援策に活用する基金を創設して寄付を呼びかける考えを示していたが、和歌山県も導入するなど全国自治体に広がっているふるさと納税の返礼品なしの寄付を導入することに変更し、企画課に検討を指示していた。ふるさと納税なら各地にいる御坊出身者をはじめ全国のリピーターらに御坊の応援をアピールできるのに加え、市内在住者も手軽に利用できるため「寄付が増えるのでは」と期待している。
 委託している大手ポータルサイト6サイトのうち「ふるさとチョイス」で13日から導入する。メニューに「ふるさと御坊応援寄付金」を設け、寄付しやすいように一口2000円、5000円、1万円の3パターンから選択できるようにする。市企画課は「いただいた寄付金は教育環境の整備、福祉の充実、コロナ感染症対策などに活用させていただきます」としている。
 返礼品なしの寄付とともに三浦市長が提案したインターネットを介して不特定多数の人から資金を調達するクラウドファンディングをふるさと納税に導入することについても引き続き検討している。これを活用するには具体的な使い道を明示しなければならないため、着手中の新庁舎建設事業、全国から人気を集める野口オートキャンプ場への活用案が出ている。
 ふるさと納税は平成28年度以降、毎年度2倍以上伸びる「倍々ゲーム」のペースを維持し、昨年度寄付額が5億9459万423円で前年度比2・4倍。寄付件数は4万7512件で前年度比2・6倍。今年度も4~5月の2カ月で1億2万円の寄付があり、前年同期比2・9倍増と順調な滑り出しで、初の10億円越えが期待される。新規寄付者を増やすため、7月から委託サイトを1サイト増やし、9月からも1サイト追加し、計7サイトとする。


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