紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

美浜町支援施策案 臨時交付金(第2次)で商品券1万円 赤ちゃんに10万5千円を給付 〈2020年7月17日〉

2020年07月17日 08時30分00秒 | 記事

町から2次補正分臨時交付金を活用したコロナ対策案を聞く

ダンボールパーテーションの組み立て方を実習する町議ら


 美浜町は、国が第2次補正予算で総額2兆円を追加した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につき、町への交付限度額1億8879万2000円を活用したコロナ支援施策案を取りまとめ、15日、役場で開いた町議会全員協議会で議員らに説明した。
 主な施策案と予算額は▽全町民に1人あたり商品券1万円を配布する「みはま応援商品券事業」に7605万4000円(事務費含む)▽国民1人につき10万円の特別定額給付金の対象とならない新生児を対象に、赤ちゃん1人につき10万5千円を給付する「赤ちゃん誕生臨時特別給付金」として262万5000円。
 教育面では▽小中学校で児童生徒1人につき1台の学習者用端末を持たせるGIGAスクール構想における、学習者用端末用の学習支援ソフトや学習用ドリルの購入設定1311万円▽図書消毒機の購入85万8000円▽学校における感染症対策と子どもたちの学習保障の取り組みに対する支援に、町内2小学校1中学校へ各100万円。
 事業者支援として、町独自で新規に▽国の持続化給付金の対象外で、売上高が前年同月比30%以上50%未満減少している事業者に10万円を支給する「事業継続支援給付金」1200万円▽農業者・漁業者支援策として農林水産省の経営継続補助金への上乗せ措置「経営継続補助金」(10分の1以内、上限13万3000円)465万5000円▽中小企業庁の小規模事業者持続化補助金への上乗せ措置「中小企業・小規模企業振興補助金[持続化]」(10分の1以内、国補助金の区分に応じ上限7万5000円~15万円)199万5000円。ほか、5月21日に創設し、現在も申請受付中の事業継続応援給付金(5月補正で2400万円を計上)は、すでに119件の申請を受け付け2349万7000円を支給し、予算残額が50万3000円となったことから、追加予算2400円を計上する。
 これら施策案は、17日告示、21日開会の臨時議会に提案する。

コロナ対応避難所運営

町議ら研修

 全員協議会終了後、町議らは、町地域福祉センターで、新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営について研修。町の防災企画課職員から、ダンボールパーテーションやテント式間仕切りの組み立てと解体法を実習した。
「今までの避難所は、避難者が集会場に集まってテレビを見ている感じでしたが、コロナ対策で、今後は3密を避け、体育館や体育センターなど広い施設を使っていく」と、大星好史課長。職員らは、感染防止策を講じた先月改定の町の避難所運営マニュアルにある、避難所受付時の検温や、避難者の体調チェックなどの内容について説明し、パーテーションの組み立て方を実演。議員らはそれを真似て実習し、その広さや使い勝手を確認した。
 谷重幸議長は「ためになった。いざというときに役立てたい」と話した。


 その他の主なニュース

入田和樹選手がライオンケミカル㈱とタッグ

日高川町 県内初のイタドリ新商品販売

16日 つばさ保育園(御坊市)、プール開き

 献血運動推進にロマンシティ(厚労相)と紀央館高校(県知事)に感謝状