紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

参院選の由良登信(無)鶴保庸介(自)両候補管内入り 〈2016年6月28日〉

2016年06月28日 08時30分00秒 | 記事

 7月10日投開票の参院選和歌山選挙区に立候補している無所属新人で弁護士の由良登信氏(64)=共産・社民・生活推薦、御坊市=が25日、自民党現職で党参院政審会長の鶴保庸介氏(49)=当選3回・公明党推薦、岩出市=が27日に管内入りし、街頭演説や個人演説会で支持を訴えた。事実上、4選をめざす鶴保、野党統一候補の由良両氏の一騎打ちで、リードする鶴保氏を由良氏がどこまで追い上げるか。同選挙区には幸福実現党新人で党県副代表の西本篤氏(46)=和歌山市=も立候補している。

「アリが塊となり象を倒そう」
由良候補、地元御坊で熱弁

熱弁を振るい支持を訴える由良候補

 無所属新人で野党統一候補として立候補している弁護士の由良登信氏(64)=共産・社民・生活推薦、御坊市=は25日夜、御坊市民文化会館で個人演説会を開催。御坊市塩屋町天田出身の由良氏は「地元の願いと政治にかける思いを私が引き受け、国会で実現していきたい」と地域の人らに支持を訴えた。
 会場の大ホールには、支持者ら800人(主催者発表)が参集。有田川町の三味線奏者で、支持者でもある三木久美夫さんの演奏で幕開けし、高校時代の恩師で「はげます会」代表世話人の角田秀太郎氏と市民連合わかやま代表の豊田泰史氏が、壇上に立って由良氏応援を呼びかけた。
 続いて由良氏が、アニメ・アンパンマンのテーマ曲にのって「ゆらパンマンです」と登場し「御坊に戻って20年、地元です」と一声。過去に弁護士として公務災害認定を受けられるよう働いたときの依頼者からの支援の手紙や、去る22日の公示日出陣式の様子を「弱者の味方が出陣」と報じられたことを紹介し「アリが塊となって象を倒そう。私らは大きな敵と戦うが、みんなの力で倒せる」と熱弁を振るった。
 安倍政権を「国民に冷たい政治だと思う。大金持ちや大企業の見方の政治」と批判し「国民を苦しめる政治をなんとかしなればいけない。どうか由良を国会へ送り、アベノミクスを食い止め国民生活を豊かにする政治を」と弱者保護などを訴え、支持を呼びかけた。

実績強調、支援訴え
鶴保候補、公示後初の管内入り

由良町内で支援を訴える鶴保候補

 鶴保庸介候補は27日、公示後初めて日高入りし、午前中に由良町から日高町、美浜町、御坊市を回り、4カ所の街頭演説などで4選目への支援を呼びかけた。
 午前8時30分から由良町中央公民館前で行った街頭演説では、畑中町長が支援を呼びかけたあと、鶴保候補は、高速道路が田辺市まで4車線化が実現すれば、これを起爆剤に観光面で日高地方にも大きな期待が持てると訴え「私は、和歌山の生活を変えていくために、地域に活力を持ってもらうために様々なことをやってきた。自民党が政権を取り戻した時にインバウンド(外国人観光客)を1000万人に増やそうと、最初に手がけてやらせて頂いたのも私だった。和歌山が恩恵を受けるように、免税の対象品目を広げるなど、私が関わっている施策で和歌山に関わっていないものは1つもない」とこれまでの実績を強調した。
 4選目に向けて「皆さんからアイデアを頂いて変えていかなければならないことはいっぱいある。皆さんに約束したからには、しっかり頑張らせて頂く。ダメだったら次はないとの覚悟を持っている。地方が元気にならないと日本が元気にならない。皆さんの力を貸して頂き、中央で仕事をさせて頂きたい。この選挙に勝たせて頂いてしっかり仕事を頑張る。その時には知恵と力を貸して下さい。ともに戦ってほしい」と支援を訴えた。


その他の主なニュース

 印南町の町民プール「遊水館」プール開き、児童ら初泳ぎ楽しむ

 夏の高校野球組み合わせ決定 日高、日高中津が初戦で激突

 日高高校野球部OB会がヘルメット贈り後輩激励

 硬式野球県予選中学生の部で御坊ボーイズ2年ぶり優勝、全国へ