4選へ決意を述べる鶴保氏
22日公示、7月10日投開票の参議院通常選挙で、和歌山選挙区(改選1)から4選をめざす自民党現職で党参院政審会長の鶴保庸介氏(49)=公明党推薦、岩出市=の総決起集会は3日、和歌山市の県民文化会館で開き、二階俊博党総務会長ら来賓をはじめ大勢の支持者が参集。鶴保氏は今の時代にあった法や制度改正の必要性を強調し「新しいことに果敢に挑戦し、時代を変えよう」と支援を訴え、圧倒的勝利に向けて結束を固めた。
鶴保氏は「皆さんにチャンスをいただき、育てていただいたお陰で今の私がある。いただいたご恩は何があっても必ずお返しさせていただく」と感謝した上で「今、地方は待ったなしの状態。これから私たちは何をすべきか、どの方向に進むべきなのか、真剣に考えなければいけない。空き屋対策しかりだが、黙っていては新しいものは何も生まれない。変えるためには私たちが自ら考え、行動すること、行政や政治に直接意見を言うことが大事だ。私たちの生活をもっと豊かにし、ふるさとを良くするために新しいことに果敢に挑戦したい。皆さんは私と一緒に考え、共に行動する仲間でいてほしい。私と共に時代を、そして和歌山、日本を変えていこう。選挙は水物。徹底的にとことん戦い抜く。皆さんも希望、危機感を持ち、一緒に戦ってほしい」と4選へ決意を述べた。
二階総務会長は「政治は一人ではできない。ふるさと、和歌山を良くするため、鶴保議員と力を合わせ、みんなで頑張ろう。圧倒的な勝利で国会へ送り出していただきたい」、溝手顕正参院党議員会長は「鶴保議員は間違いなく我々の期待に応えてくれる男になる。そのために圧勝させてやって下さい」、仁坂吉伸知事は「素晴らしい若武者だ。政治家として大成した。日本を支えるあっぱれな若武者、政治家ぶりを発揮できるよう応援しよう」と圧勝へ支援を呼びかけた。
比例代表で返り咲きを目指す自民党の大江康弘・前参議院議員(62)=和歌山市、当選2回=、公明党新人で党国際局次長の熊野正士氏(50)=大阪府大東市=もそれぞれ支援を求め、最後に頑張ろう三唱で気勢を上げた。
和歌山選挙区は鶴保氏のほか、無所属新人で弁護士の由良登信氏(63)=共産・社民・生活推薦、御坊市=、幸福実現党新人で党県副代表の西本篤氏(46)=和歌山市=の3人が立候補を予定。事実上は自公の鶴保氏、野党統一候補の由良氏の一騎打ちとなりそう。選挙権が18歳に引き下げられて初の国政選挙となる。
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