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御坊市6月定例議会が開会し、柏木市長(7期目)集大成へ所信表明 〈2016年6月18日〉

2016年06月18日 08時30分00秒 | 記事

柏木市長が7期目の所信表明



 御坊市6月定例議会が17日に開会し、5月22日執行の市長選を制し、現役市長では全国最多の7選を果たした柏木征夫市長(75)=薗=が、7期目の所信表明演説を行った。柏木市政集大成に向け、選挙公約の35項目を着実に実行することが「私に課せられた責務」とし、職員と一丸となって一層のスピード感を持ち「しがらみのない堅実で誠実な市政運営」「安心して子を産み育て、年を重ねていくことができる安全なまちづくり」にまい進する決意を述べた。

 柏木市長は「大変厳しい戦いではありましたが、多くの市民の皆様方のご支持を賜り、7期目の市政を任せていただくことになり、改めて責任の重大さを痛感しているところです」と述べた上で「集大成とも言うべき今7期目、これまでと変わらず『ぶれない、かたよらない、いばらない』を政治信条、『安心、安全、安定』をキーワードに常に議会制民主主義を尊重し、市民と身近に、互いに体温を感じられる距離で市政を進める真の地方分権、地方自治の確立に向けた取り組みを推進したい」と述べた。
 選挙で公約した35項目を「着実に一つひとつ実行していくことが私に課せられた責務と考え、職員とともに一丸となり、一層のスピード感を持ち『しがらみのない堅実で誠実な市政運営』を縦軸に市民との協働のもと、引き続き市民サービスの低下を招かない行財政改革に取り組み、市民の皆様の期待にお応えできるように『安心して子を産み育て、年を重ねていくことができる安全なまちづくり』』にまい進したい」と決意を述べた。
 具体的に「安心」では、まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進、18歳までの子ども医療費無料化拡充、小中学校への空調整備、ファミリーサポートセンターの開設、学童保育の対象年齢拡大、子育て世代の女性交流拠点の整備、全国先進地としての認知症支援体制の充実、健康診断の受診率向上などを挙げた。
「安全」では津波避難困難地域への津波避難タワー建設、御坊大橋耐震化、地区別津波避難マニュアル作成など防災・減災、防犯対策を重点に取り組む考えを示した。「安定」では御坊の魅力を全国に発信する「わがまち魅力発信事業」や周辺自治体との連携強化、全国自治体との交流促進、地場産業のトップセールス、商店街空き店舗の活用、コミュニティーバス等の導入検討などを挙げた。


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