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創刊70周年記念第23回本社旗ゲートボール大会、郡市内外43チームで熱戦展開 〈2015年4月12日〉

2015年04月13日 08時30分00秒 | 記事

来賓らで始球式

選手宣誓する中村文哉さん


 本社主催、御坊市・日高郡両ゲートボール協会主管の創刊70周年記念第23回紀州新聞社旗日高地方ゲートボール大会=大会長・源地温勇紀州新聞社代表=は11日、「エンジョイ・スパーク」を合言葉に御坊市野口専用ゲートボール場で開き、郡市内外から43チームが参加。20歳から93歳までの幅広い世代が競技を楽しみ、親睦と交流の輪を広げた。

 大会は本社が主催、開会式は午前8時30分から行い、二階俊博代議士秘書の二階俊樹氏、坂本登県議会議長、冨安民浩県議、花田健吉県議、岡本敏秀日高振興局長、小谷芳正日高郡町村会長、田中昭彦日高郡町議会議長会長らを来賓に迎え、東裏登四郎・実行委員長が大会宣言。国旗、社旗掲揚のあと、前回優勝の美浜煙樹(美浜町)が優勝旗、2位の印南原A(印南町)が、3位の西富(御坊市)がそれぞれ盾を返還した。
 本社・山本俊一編集長が「高齢化社会という言葉が世の中に伝わってずいぶんと経つ。元気にやる気を持って体を動かせる。そんな長い健康寿命で、いつまでも元気でいられる時代をつくらねばならない。今日は勝負にこだわりながら、楽しめる一日を過ごしてほしい」とあいさつ。
 二階俊樹氏、坂本県議会議長、岡本振興局長らが「素敵なプレーを見せてほしい」「練習の成果を発揮してほしい」などと祝辞。
 選手を代表して、前回優勝の美浜煙樹の中村文哉さん(26)が「日ごろの練習の成果を存分に発揮し、一生懸命、親睦の輪を育み、プレーすることを誓います」と力強く宣誓した。
 来賓らが始球式を行い、熱戦を展開。今大会には46チームが12コートに分かれてエントリー予定だったが、3チームが棄権したことなどから調整して、7、9コートの6チーム、11、12コートの6チームでそれぞれ変則リンク戦を行い、上位2チームが決勝トーナメントへ。ほかのコートではリーグ戦により上位1チームが決勝トーナメントに進み、頂点を競った。選手らは「ゲート近くのボールを狙って」などと声を上げながら、元気いっぱいにプレー。コート外からも声援が送られた。

最年長は角さん(由良町)の93歳
最年少は小畑さん(御坊市)20歳

元気にプレーする角栄三郎さん

プレーを楽しみたいと小畑侑輝さん

 今大会の参加最年長出場者は大引クラブチーム(由良町)の角栄三郎さん(93)=由良町門前=。友人に誘われて始めて以来、ゲートボール歴は30年で、仲間からは技術がしっかりしていて元気、と評判で、ほとんどの本社旗大会に出場している。
 今回は、大引クラブの出場者が一人足りないことから、町内が一緒で普段から練習している仲間である角さんが入り参加。角さんは「毎年、楽しみにしています。チームメートと会話しながら、プレーするのが健康の秘訣。今日はチームに迷惑をかけないように頑張りたい」と話した。
 参加者最年少は、ニシトミチーム(御坊市)の小畑侑輝さん(20)。ゲートボールは高校1年生の夏、祖父・勝二さん(76)の練習に連れられてきたのがきっかけで始めた。仕事の合間に、月に2回ほど練習。「じいちゃんともときどき一緒に練習しています」。チームメートは年配の人ばかりだが「自分のやりたいようにやっています」とプレーを楽しんでいる。本社杯への参加は3度目。

ひとこと

 ◯美浜煙樹チームの中村文哉さんはゲートボールのために生まれてきた男。県下、いや近畿圏内でも一番うまいんちゃうかな。試合になるとめっちゃ厳しい。俺の師匠です(ニシトミチーム・小畑侑輝さん)
 ◯チームメートの岡本弘子さんは91歳やけど、いつも練習に出てきて元気やわあ(河南チーム・鈴木米子さん)
 ◯ゲートボールは始めてもう20年ほどになるかな。雨の日と日曜日、医者に行く日意外は毎日練習しています(河南チーム・岡本弘子さん)


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