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御坊市が防犯カメラを6カ所に設置し運用開始 〈2015年4月9日〉

2015年04月09日 08時30分00秒 | 記事

防犯カメラの運用開始(写真は紀陽銀行御坊支店前)


 御坊市は、犯罪の未然防止など市民の安全・安心対策で市内6カ所に防犯カメラを設置し、今月1日から運用を始めた。全国的に犯罪捜査等で効果を発揮しており、御坊警察署との協議で通行量の多い場所等を選定。27年度も4カ所に設置し、必要に応じて台数を増やすことを検討。将来的には防災対策で河川や海を監視するカメラ設置も考えている。市内では中町1丁目商店街、本町商店街が防犯カメラを設置済みだが、行政で設置するのは初めて。

 全国的に防犯対策で駅前など人通りの多い場所への防犯カメラの設置が進んでおり、犯罪の未然防止や事件捜査等に役立っていることから市も市民の安心・安全対策で26年度、27年度の2カ年かけて導入することを決めた。交通事故の多発個所や街頭犯罪が多いなど人が多く集まる場所を中心に御坊警察署との協議で犯罪捜査等も加味して計10カ所を選び、26年度は6カ所に設置し、27年度は4カ所に設置する。事業費は2カ年で940万円。
 26年度は、オークワロマンシティ御坊店前交差点▽JR御坊駅前ロータリー▽小松原南交差点(天理教湯川分教会前)▽湯川中学校前交差点(紀央館高校付近)▽紀陽銀行御坊支店前交差点(御坊小学校南西付近)▽御坊セレモニーホール西側交差点(18メートル道路)に設置し、運用を開始している。27年度は、御坊インターチェンジ交差点▽国道42号天田橋北詰交差点▽和歌山高専前国道42号交差点▽御坊大橋西詰交差点に設置する。
 防犯カメラは交差点全体を監視でき、24時間撮影で7日間の記録を保存。7日間ごとに上書き更新し、犯罪発生時など必要に応じて映像を取り出す。ネットワーク化を図り、市役所で常時監視することも検討したが、費用がかかるため、取り止めた。将来的に設置台数を増やすことを検討するほか、南海トラフ巨大地震や東海・東南海・南海3連動地震の津波対策も想定して海や河川を監視するカメラ設置も検討する。
 市内では中町1丁目商店街振興組合が中町1丁目商店街に2台、本町商店街振興組合が本町商店街に6台設置し、夜間の街頭犯罪未然防止など安全対策を強化している。


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