賞状やトロフィーを手にする紀州由良リトルシニアの皆さん
一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会主催の第21回日本リトルシニア全国選抜野球大会は、3月31日に終了。県代表の紀州由良リトルシニアは3位決定戦で世田谷西(関東)に1-8(5回コールド)で敗れたものの、初の4位。創部27年目で、これまでのベスト8を上回る好成績。関西勢で唯一、上位に残って熱戦を展開し大会を盛り上げた。
大会は全国から48チームが出場。2回戦で常総を5-2で破った紀州由良は3回戦で札幌新琴似(北海道)と対戦。後攻の紀州由良は序盤に4点を先取、中村-西山の継投で4-1で勝利。
準々決勝は東京神宮と対戦。紀州由良は2回表1死3塁から西山の左犠飛で先制。その裏4点を献上し、逆転を許したが、4回に2点を返し、5回に同点に追いついた。7回表1死満塁からパスボールで1点、なおも満塁から西山の左犠飛と相手守備が乱れた間に2点を追加。先発村岡が4回3分の1を投げ4失点で降板。2番手・西山が5回1死1、2塁から登板、1失点に抑え7-5で勝ち、目標の4強入りを果たした。
準決勝は強豪・佐倉(関東)と対戦。先発村岡が3回に本塁打を浴び先制点を許したが、4、5回は追加点を与えず。6回から中村が登板し2イニングを抑えた。
攻撃陣は、初回に西川が左越2塁打を放ったが後が続かず。2回は1死1、3塁から田中がスクイズを試みたが三走・村岡が三本間でタッチアウト。1点を追う6回は無死1、2塁から古井の中前打で二走・西川が本塁へ突入したがアウト。最終回も得点できず0-1で惜敗した。
大会最終日、3位決定戦にのぞんだ紀州由良は世田谷西と対戦。1回表に1死から西川の投手強襲安打、中村の中前打で1、2塁とし、古井の左前適時打で先制したが、投手陣が相手打線につかまり1-8でコールド負け。メダル獲得はならなかった。
個人表彰では好リリーフを見せた投手兼捕手の西山翔君(上南部中)が優秀選手賞、二塁手・高瀬宗一郎君(由良中)がベストナイン賞を受賞した。
原政治監督は「4位はよくやった。一戦一戦大切にしてきたことが良い結果につながった。試合を重ねるにつれ、選手たちもどんどん成長した。ここまで勝ち上がれたのはチームワークの良さ」と健闘をたたえた。
紀州由良リトルシニアのメンバーは次の皆さん。カッコは中学校名。
会長=山田泰久▽監督=原政治▽コーチ=原政隆、原啓介、橋本健吾▽事務局=西山孝三▽選手=村岡世渚(耐久)西山翔(上南部)中村翔太(湯川)高瀬宗一郎(由良)田中星太朗(御坊)西川晋太郎(保田)大江晴也(由良)古井大誠(日高附属)丸山寛登(上南部)原大晴(御坊)豊嶋元太(初島)竹中晃希(同)津田智久(湯川)宮崎栄貴(箕島)谷弘治(保田)谷山雄亮(耐久)石井吾蒼(保田)初井聖竜(日高)木戸葵海(湯川)湯川紘光(南部)國松真大(文成)原健心(御坊)山田尋誠(河南)谷勝己(保田)芝幸大(耐久)。
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