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県議選きょう3日告示 御坊市、日高郡とも無投票へ 〈2015年4月3日〉

2015年04月03日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(29日)に伴う県議選(総定数42)は、きょう3日に告示される。御坊市選挙区(定数1)は自民党現職の中村裕一氏(55)=当選7回・公明党推薦、熊野=。日高郡同(同3)はいずれも自民党現職の冨安民浩氏(67)=同6回・同、日高町高家=、坂本登氏(68)=同4回・同、みなべ町南道=、花田健吉氏(56)=同3回・同、印南町印南原=以外に立候補の表明はなく、無投票が確定的。選挙戦になれば12日に投票を行い、即日開票される。

 立候補の届け出は午前8時30分から午後5時まで日高振興局別館2階で受け付け、各陣営とも届け出を済ませ、選挙七つ道具を受け取ったあと、それぞれの選挙事務所前で第一声を上げ、街宣車で選挙区内をあいさつ回りする。御坊市、日高郡とも現職以外に立候補者がいなければ、午後5時の締め切りと同時に無投票当選が決まる。有権者数(3月2日現在)は御坊市が2万377人、日高郡が4万5040人。

御坊市選挙区

 中村陣営 午前9時から薗745、伊勢屋倉庫(小竹八幡神社前)の選挙事務所で出陣式を行い、中村氏が第一声を放つ。その後、市内を回り、各所で街頭演説を行う予定。4年前は24年ぶりの選挙戦となり、無投票なら8年ぶり。
「御坊に活力!元気で安心な和歌山」をスローガンに▽県立医大薬学部などで地元大学進学率向上▽地震対策=河口水門・防潮堤・河川堤防のかさ上げ強化など▽産業振興=地元企業支援と企業誘致、農林漁業や商店街活性化、観光振興など▽県土の整備=高速4車線化促進、県道整備、西川水系の洪水対策など▽医療・福祉=子育て支援充実で人口増、高齢者や障害者の社会進出支援など▽教育の充実=県立中学・高校の入学定員確保など-を掲げている。

日高郡選挙区

 冨安陣営 国道42号沿いの日高町萩原917の1(電話63・1185)に事務所(寒川賢蔵後援会長)を開設している。
 3日は、午前7時30分に地元の内原王子神社で冨安氏や支援者らが必勝を祈願。立候補の届け出を済ませたあと、午前8時30分ごろから出陣式を行い、後援会代表のあいさつ、来賓祝辞のあと冨安氏が第一声。
 午前9時ごろに街宣に出発し、由良町を皮切りに午前10時30分ごろに日高川町に入り、寒川地内から午後2時ごろにみなべ町清川、午後3時ごろには印南町、午後4時ごろに日高川町西部から美浜町、日高町を回って「未来へ繋がる責任ある県政を」をスローガンに、当選6回、24年間の実績で培った実行力と実現力を訴える。
 坂本陣営 立候補の届け出をすませ、みなべ町南道266の1、坂本農園敷地内の後援会事務所(電話0739・72・2809)で午前8時45分から出陣式を行い、早川正志後援会長のあいさつ、小谷芳正町長の来賓祝辞などのあと、坂本氏が第一声を放って街宣に出る。
 午前9時頃からみなべ町内の旧南部川村に続いて旧南部町内を回った後、10時ごろに印南町入り。11時ごろに日高川町川辺地区、正午ごろに美浜町、午後1時30ごろに日高町、2時15分ごろに由良町、3時ごろに日高川町中津地区、4時ごろに日高川町美山地区を巡って、みなべ町に戻る。
 第1次産業振興、津波対策など防災、福祉医療充実、教育やスポーツ振興などの公約を掲げており、「元気な政治で活力あるふるさとを」をスローガンに支持を訴える。
 花田陣営 立候補の届け出を済ませたあと、午前9時から出陣式を行い、花田氏が第一声を放つ。
 地元印南町を皮切りにみなべ町、日高川町、由良町、日高町、美浜町を街宣し「すべての政策は日高地方に若者が定住できる環境を創生するために」をスローガンに掲げた(1)第一次産業の振興(関空への至近距離を生かし、アジア市場まで視野に置いた販路拡大の推進)(2)商工業の振興(企業誘致を図り安定した若者雇用の場を確保する(3)教育の充実(4)福祉の充実(5)社会資本整備と防災対策(高速道路の4車線化や紀伊半島一週を早期実現し、観光産業や地場産業の競争力を強化する)の公約を訴える。
 出陣式は印南町印南原の稲原中近くに開設している後援会事務所(朝間諭後援会長、電話44・7557)で行う。


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