瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

桜橋~神田川を下る旅~その14

2021年06月14日 17時26分01秒 | 旅の覚書
毎度お馴染み、神田川下りの旅。
秋までに書き終わる為に、何とか週二ペースで参ります――って事で、前回「桜橋~神田川を下る旅~その13」の続きです。
今回は上流から数えて80番目の菖蒲橋~89番目の万亀橋までの区間、撮影日は大体(汗)2020年3月末頃になります。

源流から数えて80番目の橋…「菖蒲橋」
読みは「あやめ」橋です。
例の如く、周辺に菖蒲は咲いてませんが、菖蒲は池や川近くを好んで咲く花、昔は咲いてたのかもしれません。
菖蒲橋より上流から数えて93番目の小滝橋までは、中野区と新宿区の境に架かります。
その為、川の整備の仕方がコロコロ変わるのが面白い。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、菖蒲橋上より上流側を向いた風景…欄干のデザインは菖蒲の茎をモチーフにしたのでしょうか?結構お洒落です。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、菖蒲橋上より下流側を向いた風景…高層ビルが間近に迫って参りました!
橋名に入ってる菖蒲は咲いてませんが、代わりにこの橋の付近では、春になると桜やハナモモが咲き揃います。
↓菖蒲橋から相生橋間遊歩道に現れた桃源郷。
 

 

 
↑菖蒲橋から相生橋間は、中野区立「あやめポケットパーク」、新宿区立「はごろも児童遊園」、中野区立「若の芽ポケットパーク」、中野区立「神田川はなひろば」、中野区立「あいおいポケットパーク」と、川沿いに小さな公園が5つ続いており、歩くのに非常に楽しい区域です。
地図で確認するに、ハナモモが咲いてるのは、中野区立「神田川はなひろば」と呼ばれる区域らしい。
濃い桃色をしたハナモモが、小路にトンネルを作っており、美しい眺めです。


源流から数えて81番目の橋…「相生橋」
橋の上を相生通りが走ります。
橋を渡った先には高層マンションが建ってるのですが、あまりに高層な為、橋を入れての撮影は無理でした。(汗)
新宿区指定「水とみどりの散歩道」スタート地点になっている橋で、ここより上流から数えて112番目の豊橋付近までの5.4㎞区間、自転車でも通れる様に整備されています。
100m毎に里程標が立っていたり、案内看板も設置されてたりと、流石は新宿区、金有るな~なんて感心致します。(笑)
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、相生橋上より上流側を向いた風景…右岸、橋の袂に1本、コヒガンザクラが植えられてる辺りが、中野区立「あいおいポケットパーク」と呼ばれる小公園です。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、相生橋上より下流側を向いた風景…こちら側の右岸にも新宿区立「神田川ポケットパーク」と呼ばれる小公園が在るのですが、訪ねた時は周辺工事をしておりいまいちな眺めでした。
前回、前々回訪れた時は、この辺りで野良猫を見掛けたのですが、今回は出会えず終わり残念です。


源流から数えて82番目の橋…「豊水橋」
橋を渡った先には、やはり高層マンションが建っているのですが、高層過ぎて橋と一緒に写真を収める事は叶いませんでした…。
マンション周りには緑がいっぱい植えられていて、まるで公園の様です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、豊水橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、豊水橋上より下流側を向いた風景。
以前は片側だけだった遊歩道が、両側に造られていました。
将来的に川に沿って桜が植えられて、綺麗な並木道に変わりそうな気配が漂ってます。


源流から数えて83番目の橋…「淀橋」
青梅街道が上を通る大きな橋、「新宿区」と表示された方向へ目を向けると巨大なビルが建ち並び、如何にも東京の中枢って雰囲気が漂っています。
未だに癖で「副都心ビル」とか呼んじゃうけど、今は新宿に都庁舎が建ってるんだから、もう「副」じゃないですわな。
橋名の由来にはこれまた中野長者が関わっていて、自分の財産の隠し場所を知る者を長者が川に投げ込んでた伝説から、「姿見ずの橋」なんて不吉な名前が付いてる事を聞いた徳川家光が、「縁起が悪い。京の都を流れる淀川に雰囲気が似てるから、『淀橋』に改名せよ」つった為、「淀橋」と呼ばれる様になったとか。(諸説有)
この「淀橋」が後に付近の地名にもなったとの事。
現在「西新宿」と呼ばれている一帯が、昔「淀橋」と呼ばれていました。
明治31年~昭和40年まで淀橋地区には浄水場が在り、その広大な跡地を利用して建てたのが、新宿副都心ビル群なのです。
そして淀橋と言えば忘れちゃいけない「ヨドバシカメラ」、元は淀橋地区に拠点を置くカメラ屋さんだった事から、付けた名前だそうです。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、淀橋上より上流側を向いた風景…見ての通り現在工事中、作業台が鳩の休憩場になってました。
前回、前々回訪ねた時も工事中でした、かなり大掛かりな工事のもようです。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、淀橋上より下流側を向いた風景…淀橋の名前に相応しい重厚なデザインの欄干です。

↑淀橋~栄橋間遊歩道、ここから下流へず~~っと桜並木が続きます。(末広橋が架かる辺りで一旦途切れます)


源流から数えて84番目の橋…「栄橋」
この写真からは解らないでしょうが、川の流れに対し斜めに架かる橋です。
上流から数えて二番目の「栄橋」でもあります。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、栄橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、栄橋上より下流側を向いた風景。
久し振りに上流・下流どちらを向いても桜並木が続く眺め。


源流から数えて85番目の橋…「伏見橋」
橋の上の車道部と歩道部を分ける目印が、魚の頭の形をしている事に注目。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、伏見橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、伏見橋上より下流側を向いた風景…こちらの写真の方が解り易いか、欄干にも川を泳ぐ魚(鯉?)の細工が為されてて、理由は解らないけど魚付いてる橋です。

↑伏見橋~末広橋間の遊歩道には、リスの飾りが付いた可愛い車止めも在ります。
遊歩道と言う事で、随所に遊び心が見られますね。


源流から数えて86番目の橋…「末広橋」
橋の上を大久保通りが走る為、車の交通量は多いです。

↑末広橋上より上流側を向いた風景…新宿ビル群から少し離れました。
末広橋上流側、左岸の橋詰めに造られた園地には、神田川を散策する際に必ず寄りたいスポットが在ります。

☆末広橋側の立ち寄りスポット…「神田川歌碑」
 
「貴方は♪ も~お♪ 忘れたかしら…♪」のフレーズでお馴染み、「神田川」の歌詞を刻んだ碑が、側に建っているのです。
更に、この園地は「桃園川緑道」と呼ばれる小路の終点にもなっています。
桃園川は昔、杉並区及び中野区を流れ、この地点で神田川と合流していた川ですが、現在は全区間暗渠化され、下水道に利用されています。
道がやたらくねくね曲がってるのは、川の流れに蓋をしたからなのですね。
嘗て八代将軍徳川吉宗が植えた桃園の地を流れていた事から、「桃園川」の名が付いたそうですが、可愛らしい名前に似合わず有名な暴れ川で、しょっちゅう氾濫して付近の住民を苦しませてたそうです。

☆末広橋側の立ち寄りスポット…中野区立「桃園川緑道
 

 
道に沿って花壇や遊具が設置されており、明るい雰囲気。
側に建つ学校では丁度、卒業式を行っていました。
ずっと歩いて行きたい雰囲気でしたが、このまま歩いて行くと杉並区に再び戻ってしまうので、適当な所で切り上げ末広橋下流側に向かいました。(汗)

↑末広橋上より下流側を向いた風景…ここだけ桜並木が途切れて寂しい眺めですが、直ぐに次の橋から再開するのでご安心ください。


源流から数えて87番目の橋…「柏橋」
この橋も川の流れに対し斜めに架かる橋です。
付近は昔「柏木」の地名で呼ばれていたらしく、そこからこの橋名が付けられた様です。
 
↑柏橋上より上流側を向いた風景…新宿のビルが大分離れました。
 
↑柏橋上より下流側を向いた風景…橋の欄干には柏の葉をモチーフにしたと思しき飾りがデザインに組み込まれてました。

↓柏橋~新開橋間遊歩道にて撮影した写真…区間には謎の人魚像(新型コロナ流行に合わせ、マスク着用してました)や、可愛い雀が留まった車止め等が設置されており、歩く人の目を楽しませてくれます。
 



 
源流から数えて88番目の橋…「新開橋」
桜並木は片側のみず~~っと続くんですが、これは新宿区側のみだからです。
中野区側には桜並木無いんですよ…区の予算の違いでしょうか?哀しい…。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、新開橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、新開橋上より下流側を向いた風景。
橋の欄干には、ツツジでしょうか?…花の細工が組み込まれています。

 
源流から数えて89番目の橋…「万亀橋」
欄干を良く見ると亀の透かしが入ってる…凝った細工だと思います。

↑万亀橋上より上流側を向いた風景…片側だけでも桜がずっと続いてて綺麗。
 
↑万亀橋上より下流側を向いた風景…前方架かる鉄橋を中央線&総武線が走って行きます。
その後ろに建つ高層マンション、上から見下ろすとこの辺り実に絶景でしょうな~羨ましい。
 
↑次に架かる大東橋に向かい、中央·総武線鉄橋下を潜った所で、次回へ――今度こそ両岸咲き揃う桜並木にご期待ください。

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桜橋~神田川を下る旅~その13

2021年06月13日 18時25分41秒 | 旅の覚書
毎度、週末は神田川下りの旅…そう決めてるわけじゃないけど、何となくそうなってます。
週末くらいしか纏まった時間取れないのよ。(涙)
愚痴はさて置き、前回「桜橋~神田川を下る旅~その12」の続きで、今回は源流から数えて70番目の中野新橋~79番目の宝橋までの区間を採り上げます。
撮影日は2020年3月末頃…実はここから最下流まで、自分の勤務・生活圏に入る為、訪れた日はマチマチになります。
大半は去年3月末頃の撮影だけど、ぶっちゃけ今年の春に撮った写真も有り…スマホで撮ったから判ってしまうかと。(汗)

源流から数えて70番目の橋…「中野新橋」
朱色に塗られた欄干が特徴的な橋。
擬宝珠(偽)を戴いた親柱がまるで神橋。
かつて界隈は芸者屋・料理屋が並ぶ花街だった歴史を伝えるデザインです。
橋を渡った先には地下鉄「中野新橋」駅が在り、朝夕の出勤時間は車と人の往来が盛んです。

↑中野新橋上より上流側を向いた風景…青空が清々しい、日を改め、午前中に訪れました。(笑)
 
↑中野新橋上より下流側を向いた風景…真新しい遊歩道が、川の流れに沿って、両側に造られています。
左岸の桜が植えられてる辺りは、中野区立「なかしん広場」と呼ばれる小さな公園。
前方見える新宿副都心ビルに向かって、神田川下り再スタートです!


源流から数えて71番目の橋…「桜橋」
前にも書いた気がしますが、「桜橋」と言う名の割に、橋の近くに桜の樹は1本も植えてありません。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、桜橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、桜橋上より下流側を向いた風景。
「桜」要素を敢えて探すなら、桜色に塗られた欄干ぐらい。
上流側、前方に中野新橋が架かってるのが見える――この区間は狭い間隔で橋が架かってる為、前後の橋が目視可能なのです。

↑桜橋~花見橋間遊歩道。
桜は無いけど、季節の花の鉢植えが並んだ道は綺麗。
住民の方の心配りが、散歩者の目を楽しませてくれます。


源流から数えて72番目の橋…「花見橋」
橋名は体を表さずで、前の橋同様、周辺に花見要素は特に見付かりません。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、花見橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、花見橋上より下流側を向いた風景。
…しかしこの区間に架かる橋は、各々欄干のデザインが異なっていて、それをウォッチするのが結構楽しいです。
区間の橋を一斉に架け替える際、欄干の細工を各々変えようと提案した方、名前は存じませんがグッジョブ!


源流から数えて73番目の橋…「月見橋」
桜、花見、月見と、風流な橋名が続きます。
今の所、高層の建物が周辺に無い為、名前の通り橋の上で月見を楽しめそう。
月の運行によっては、林立する新宿ビル群の上に浮かぶ満月なんてのも、望めるかも。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、月見橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、月見橋上より下流側を向いた風景。
…欄干のデザインの一部である丸は、月をイメージしてるのでしょうか?
気付けば川にU字溝が戻ってる…架け替え工事が終了した上流から数えて67番目の柳橋付近の流れと比べるに、この辺りは治水工事前なんじゃないかと。


源流から数えて74番目の橋…「中ノ橋」
以前からだけど、親柱の橋名が削れてしまってる…せっかく綺麗な書体なのに…早く修復してあげて。

↑中ノ橋上より上流側を向いた風景…月見橋と同じ空色の欄干ながら、細工は異なっています。
こちらのデザインもなかなか粋。
 
↑中ノ橋上より下流側を向いた風景…右岸、桜の樹が植えられてる橋の袂の小さな広場は、「なかのはしポケットパーク」。
極めて短い距離ですが、久々の神田川沿いに咲く桜並木です。
更にこの中ノ橋から皐月橋間を歩いていて目に付くのが謎の鳥居――

☆中ノ橋~皐月橋間立ち寄りスポット…「八津御嶽神社分社
ビルの中に本殿が在る珍しい神社です。
本宮は山梨県南巨摩郡南部町に在るそう、神社という事で参拝可能ですし、有料で御朱印も貰えます。
 

 
↑皐月橋の袂に立つ小さな「二宮金次郎像」、頭を三回撫でて学力向上を祈願しましょう。
最近は「歩きスマホを誘発する」との謎の難癖が付けられ、二宮金次郎像も座った姿勢で造られるとか…生き難い世の中になりました。


源流から数えて75番目の橋…「皐月橋」
煉瓦風の親柱に、凝った細工の緑欄干、緑繁る皐月の名に相応しいデザイン。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、皐月橋上より上流側を向いた風景…左岸になかのはしポケットパークの桜、右岸に八津御嶽神社分社の鳥居を眺める構図。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、皐月橋上より下流側を向いた風景…ここまで来ると、新宿に建つ東京都庁舎がくっきり観えます。


源流から数えて76番目の橋…「桔梗橋」
毎度、橋名は体を表さずで、周辺に桔梗は咲いておりません。
せめて欄干を桔梗バイオレットに染めるセンスが見たかった…!
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、桔梗橋上より上流側を向いた風景…とは言え、欄干のデザインは見ての通り凝った物です。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、桔梗橋上より下流側を向いた風景…この橋より下流以降、遊歩道途中でハナモモや桜を見掛ける様になる。


源流から数えて77番目の橋…「東郷橋」
橋名の由来は付近の旧町名「東郷町」より。
 
↑東郷橋より上流側を向いた風景…橋の袂には枝振りの良い桜の樹が植えられています。
 
↑東郷橋より下流側を向いた風景…高層ビルが迫り、喧騒が伝わって来ますが、未だ中野区内です。


源流から数えて78番目の橋…「長者橋」
山手通りが走る大きな橋、下流側に行くには横断歩道を渡る必要が有るのですが、そこまで距離が有り、且つ信号がなかなか変わらないので時間を取られます。
橋の上に首都高速中央環状線「山手トンネル」出入口が在る事から、車両の通行量はメチャクチャ多い。
真下には都営大江戸線の線路が通ってるそうで、地下も地上も都心を動かす動脈といったところ。
橋名の由来は2019年の記事でも紹介しましたが、「中野長者」伝説から来ているそうです。
詳しくはこの橋の南側に在る中野長者所縁の「多宝山成願寺」HPを御覧ください。
…また寺に寄り忘れた。(汗)
 
↑長者橋上より上流側を向いた風景――右岸、橋の袂には、中野区立「長者橋公園」が在ります。
公園と言うより、休憩所って雰囲気で、座るスペースが在る程度ですが。
公園内には未だ若い枝垂れ桜が間隔を空けて数本植えてあります。

↑長者橋上より下流側を向いた風景…高層ビル群の巨大さに圧倒されます。


源流から数えて79番目の橋…「宝橋」
この橋名も、中野長者と言うか、熊野神社所縁らしいです。
しつこい様ですが(汗)、詳細は2019年記事をご参照ください。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、宝橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、宝橋上より下流側を向いた風景。
格子柄を組み込んだ欄干細工がモダンです。

↑宝橋~菖蒲橋間遊歩道……チラホラ桜の樹が目に付く様になって来ました。
両岸とも中野区に架かるのは宝橋まで。
次回、長い距離に渡り続く桜並木が復活しますよ!

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桜橋~神田川を下る旅~その12

2021年06月07日 21時20分05秒 | 旅の覚書
もう夏ねえ…夏至も近いし…なのに未だ春の記事続けてて済みませぬ。(汗)
早いとこ神田川散策を終わらせようって事で二日連続更新、前回「桜橋~神田川を下る旅~その11」の続きです。
尚、撮影日は第1回緊急事態宣言前の2020年3月14日頃…って言い訳すれば、免罪符になるわけでもない。(汗)

源流から数えて61番目の橋…「栄橋」
橋の上を方南通りが走る為、車両の交通量は多いです。

↑栄橋上より上流側を向いた風景。
前方の角田橋から向かうと、坂を登る形になります。
道路を敷く事を考え、栄橋は河床より高い位置に架けられたもよう。
 
↑栄橋上より下流側を向いた風景、川を挟んで右の広々した敷地には、数台の鉄道車両がズラッと並ぶ――ここは「東京メトロ中野車両基地」です。
主に丸ノ内線、銀座線の車両も偶に観られるとか。
鉄道ファンは歩道橋に上って写真を撮るのだそうです。
ちなみに写真は無いですが、車両基地の反対側には、広々とした公園、中野区立「広町みらい公園」が在ります。

ここから次の和田見橋まで少し距離が離れてる上、川沿いに歩ける道が一旦無くなります。
神田川を上流から歩くルートの場合、川沿いに歩き、突き当たった所で左折した後、直ぐに右折して直進、善福寺川に架かる和田廣橋を渡り、善福寺川と神田川の合流地点に出て、神田川沿いの道に戻ります。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、善福寺川に架かる「和田廣橋」。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は「和田廣橋」の下流側、善福寺川と神田川の合流地点。
善福寺川は神田川支流の1つで、杉並区の善福寺池を起点に、杉並区の北西から南東に流れた後、ここで神田川と合流します。
右の写真を参考にすると、Y字に分かれた流れの内、手前が善福寺川で、奥が神田川になります。

↓この辺り、川沿いに愉快な生き物型の金属看板が続いていて、目を惹きます。
 
↑こんな風に川に沿って一定間隔に、生き物のシルエットの形をした金属看板が立ってるのです。
 
↑カラス?ツバメ?
 
↑カワウ?カモメ?
 
↑白鳥?ヤマセミ?
 
↑サギ?鳩?
 
↑鴨?…これは蝶だな!
 
↑蝉にテントウムシ。
 
↑バッタ…鯉?
 
↑鯛…?イワナ?
 
↑鯰…蛇…ニジマスとか…?右は解る、亀だ!
…という具合に、神田川に戻るまで、道を歩きながら生き物当てクイズが楽しめます。(笑)


源流から数えて62番目の橋…「和田見橋」
杉並区と中野区の境に架かる橋です。
親柱など周囲に橋名を表記した物が一切無い為、地図で確認しなけりゃ気付けないかもしれない。
自分の場合は工事看板で知りました。
外観の綺麗さで察せる通り、最近架け直したばかりです。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、和田見橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、和田見橋上より下流側を向いた風景。
下流側の右岸には、杉並警察署と図書館が在ります。


源流から数えて63番目の橋…「富士見橋」
この橋も杉並区と中野区の境に架かる橋です。
橋の側には地下鉄「中野富士見町」駅が在ります。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、富士見橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、富士見橋上より下流側を向いた風景。
…この先、上流から数えて67番目の柳橋まで、また川沿いの道が途切れる為、迂回して行く事になる。
とは言え川沿いではなくとも、道は川に並行して通ってるので、角へ突き当たる度に右折すれば、目当ての橋に当たります。


源流から数えて64番目の橋…「高砂橋」
ここから先、宝橋までは、両岸とも中野区に入ります。
コンクリートの欄干の上に鉄柵が継ぎ足してあるのが特徴的。
鉄柵は比較的新しい物だったので、近年リニューアルしたのかも。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、高砂橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、高砂橋上より下流側を向いた風景。
上流・下流とも桜が1本だけ咲いてました。
下流側、遠くに陽炎の如く姿を現した新宿副都心のビル群…新宿の街もそろそろ近いです。


源流から数えて65番目の橋…「壽橋」
橋名に旧漢字の「壽」が使われてる、古式ゆかしい橋。
橋の袂のパブ喫茶は、看板が半分取れてて、店名が解らなくなってる。(汗)
ちなみに店名は「ラ・セーヌ」です。(2019年4月に上げた記事参照)
未だ営業してるのか、こんな時期だから心配…新型コロナ流行に関わらず、閉店してるかもしれないけど。(汗)
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、壽橋上より上流側を向いた風景…夕陽が射し込んで眩しい。(汗)
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、壽橋上より下流側を向いた風景。
欄干が四角推を重ねた様な独特な模様になってます。


源流から数えて66番目の橋…「本郷橋」
「本郷」と言う橋名は旧町名からだそう。
いつ見ても荒んだ親柱に涙が誘われる。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、本郷橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、本郷橋上より下流側を向いた風景。
現在、橋の周辺を工事しているので、今度訪れる時には架け替えられてるかもしれない。
下流側には写真の通り、工事の為の作業台が設置されていました。


源流から数えて67番目の橋…「柳橋」
上流から数えて2カ所目の「柳橋」、但しこちらは漢字表記です。
最近架け替えが終わり、綺麗になりました!

↑柳橋上より上流側を向いた風景…工事の為に設置された作業台が見えます。
 
↑こちらは柳橋上より下流側を向いた風景…新しい遊歩道が敷かれてる!!
つい最近まで、上流から数えて63番目の富士見橋~70番目の中野新橋間は遊歩道が敷かれておらず、川沿いに歩く事が出来なかったのです。
この調子で行くと、63番目の富士見橋~70番目の中野新橋まで、遊歩道で繋がる日は近いかもしれません。
良く観たら川の流れもこの橋の下流から変わってます。
U字溝じゃなくなってる。


源流から数えて68番目の橋…「千代田橋」
この橋名も旧地名から名付けたらしい。
こちらも近年架け替えたばかりで、新しくて綺麗。
同時期に架け替えが行われた為、外観がみんな同じで、特徴は薄いですが。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、千代田橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、千代田橋上より下流側を向いた風景。
下流側、赤く塗られた中野新橋が見えて来ました。
新宿副都心ビル群も大分近付いて大きく観えます。


源流から数えて69番目の橋…「氷川橋」
名前の元は橋の北に在る「本郷氷川神社」だそう。
やはり最近架け替えられて、綺麗になりました。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、氷川橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、氷川橋上より下流側を向いた風景。
下流側、中野新橋が目の前に見えたところで、続きは次回…流石にこれ以上は、日が落ちて歩けない。(汗)

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桜橋~神田川を下る旅~その11

2021年06月06日 18時02分29秒 | 旅の覚書
毎週日曜は神田川記事更新の日…に決めてるわけではないですが、何となくそうなりつつありますね。(汗)
出来る事ならパーッと短期集中して終わらせたいけど、根性無いから終わらせられないのです。
なので週一ペースでもコツコツと…前回「桜橋~神田川を下る旅~その10」の続きで御座います。
尚、撮影日は第1回緊急事態宣言前の2020年3月14日頃になります。(流石にしつこいか)

源流から数えて50番目の橋…「一本橋」
名前から推察するに、昔は木の丸太橋だったのでしょうか?
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、一本橋上より上流側を向いた風景…写真に入ってませんが、橋の袂に杉並区立「和泉児童遊園」と言う公園が在ります。(一番前の桜が立ってる辺りです)
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、一本橋上より下流側を向いた風景。
更に下流方面へ少し歩くと、右岸に杉並区立「一本橋公園」、左岸に杉並区立「和泉緑地」が在ります。
杉並エリアは川沿いに多く公園を造ってるなって印象。


源流から数えて51番目の橋…「和泉橋」
町名をそのまま橋の名に付けた橋。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、和泉橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、和泉橋上より下流側を向いた風景…だんだん日が陰って参りました。(汗)
周辺は同名の集合住宅が集合してます。
公園が多いのは住宅地だからですね、和泉橋~弁天橋間の左岸側には、杉並区立「べんてんばし公園」が在ります。


源流から数えて52番目の橋…「弁天橋」
同じく橋の周辺は団地になっています。
特に目を惹くのが川に面して建つ白い団地で、建物を取り巻く様に広がる美しい庭園が印象的。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、弁天橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、弁天橋上より下流側を向いた風景…写真の中の白い建物が、上で挙げた団地です。
この辺りは近年大規模に整備したらしく、橋から真新しさを感じました。

☆弁天橋~方南第一橋間に在るスポット…「弁天橋東緑地」と「親水テラス」
 
弁天橋周辺に広がる緑地は、Google地図によると「弁天橋東緑地」と呼ばれてるそうです。
団地前にイングリッシュ風のガーデンが拡がってて、とっても綺麗…2019年に上げた記事でも紹介しているので、宜しければ合わせて御覧ください。
あの庭園の蛙像、「かんがえる像」って名前が付いてたのですね、地図で検索して初めて知りました。
親水テラスは庭園前に設けられていて、通常は降りられないよう鍵がかかってます。


源流から数えて53番目の橋…「方南第一橋」
同じく住宅地の中に架かる橋。
橋の側に立つ団子屋の幟が目を惹きます。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、方南第一橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、方南第一橋上より下流側を向いた風景。
川が右に左に蛇行する様子が見て取れますね。
2018年、2019年と散策してる途中、団子屋の存在が気になるものの寄れず、2020年に初めて来店しました。

☆方南第一橋側に在る立ち寄りスポット…団子屋「そらまめ本舗」(→https://www.suginamigaku.org/2014/10/soramame-honpo.html)
 
お爺さんが作る懐かしい和菓子を売る店という雰囲気。
ここから更に歩く事を考えると買うの悩んだのですが、自分が大好きな関東風桜餅を売ってたので、手荷物になる事覚悟で買っちゃいました。
家族へのお土産も含め、関東風桜餅3個、漉し餡団子2本、刻み海苔醤油団子3本を購入、素朴な味で美味しかったです。
関東なのに最近は近所で売る桜餅も関西風に侵食されて、関東風桜餅は地味に絶滅危惧種なのです。


源流から数えて54番目の橋…「方南橋」
環状7号線が通る橋の上は、車の往来が非常に激しい。
橋の上流側右岸には、環状7号線地下広域調節池の管理を担当する、「神田川取水施設」が建っています。
橋の上流方面に地下調整池に続く呑口が在るとの事で、地図を確認すると解り易いのですが、施設近くの川幅が拡がっております。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、方南橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、方南橋上より下流側を向いた風景。
「環七地下調節池見学ツアー」なんて実施してるのね。(→https://www.tmpc.or.jp/06_info/dourokengaku/report_270224.html)


源流から数えて55番目の橋…「上水橋」
昭和に入るまで神田川の上流は「神田上水」の名で呼ばれてたそうで、橋名の由来は多分そこから…ちなみに「神田上水」の名で呼ばれてたのは、源流から江戸川橋が架かる辺りまでの流域との事です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、上水橋上より上流側を向いた風景…前方、環状7号線が通る方南橋より、一段低くなってる事が解るかと。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、上水橋上より下流側を向いた風景…上流側と下流側で見える景色にえらい差を感じる。


源流から数えて56番目の橋…「たつみ橋」
両岸が杉並区に架かるのはこの橋まで…ここから先、川の整備方の違いにご注目ください。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、たつみ橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、たつみ橋上より下流側を向いた風景。
たつみ橋から向田橋までの間は少し距離が離れてます。

↑たつみ橋~向田橋間で、川の整備の仕方がガラッと変わる事が解る箇所。
ここが杉並区と中野区の境に当たるようです。
中野区民には申し訳無いが、杉並区に比べ、中野区内の神田川周辺の風景はいまいち…中野区の方が物価は安く、暮らし易そうではあるんですが。


源流から数えて57番目の橋…「向田橋」
2018年に架け直し工事をしたお陰で、未だ綺麗な外観を保っています。
2018年、2019年と続けて訪れた際、橋の外見が変わってビックリした思い出。(2019年に上げた記事参照
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、向田橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、向田橋上より下流側を向いた風景…ドラッグストアの看板が目立ちます。


源流から数えて58番目の橋…「神田橋」
中野区に架かる「神田橋」、上流から数えると3カ所目です。
橋の袂にスーパーのサミットが在る為、買い物客の姿が目立ちます。
人通りの多さに配慮してか、橋の幅は広く取られ、斜めに架かっています。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、神田橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、神田橋上より下流側を向いた風景。
上流を向けばマツモトキヨシ、下流を向けばサミット、生活感に溢れてますね。


源流から数えて59番目の橋…「角田橋」
この橋も向田橋と同時期に架け直した為、外観が綺麗なままです。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、角田橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、角田橋上より下流側を向いた風景。
…上流側、白い花弁の桜が欄干前に咲いており、美しい眺め。(大島桜?)
周辺は柳などの緑に溢れているのですが、川沿いに続く桜並木等は無い為、1本でも開花した桜の樹が在ると目立つのですよ。


源流から数えて60番目の橋…「睦橋」
東京都立中野特別支援学校の施設橋です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、睦橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、睦橋上より下流側を向いた風景。
金網が邪魔してますが、下流側、橋の前方に見事な枝振りの桜が植えてあって、美しい眺めです。
もっと明るい時間に訪れてたら、綺麗な写真が撮れてたでしょう。(汗)

…日が落ちる時間が迫り、気が急きますが、この続きはまた次回…。

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桜橋~神田川を下る旅~その10

2021年05月31日 18時30分08秒 | 旅の覚書
毎度、神田川下りの記事――地域限定のお話で済みませぬ。
けど季節は巡って春が過ぎ、夏が来て、早く終わらせないと秋(飽き)が来ちゃう。(汗)
てな訳で前回「桜橋~神田川を下る旅~その9」の続きで御座います。
尚、撮影日は第1回緊急事態宣言前の2020年3月14日頃という事を強調させて頂く。(汗)

源流から数えて39番目の橋…「かんな橋」
写真の通り、大規模な工事をしていました。
工事看板の説明によると、ここに下高井戸地下調節池が出来るらしい。
近年、線状降水帯や大型台風に見舞われ水害が続いてる事も有り、川から溢れた水を一時貯留する為の地下タンクを築造してる訳ですね。
橋の写真を撮ってる側からすればガッカリ風景ですが、地域の安全を守る為だから仕方ない。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、かんな橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、かんな橋上より下流側を向いた風景。
工事前の「かんな橋」の風景は、2019年に上げた記事に……その頃から周辺工事していましたが。(汗)

☆かんな橋~永福橋間の立ち寄りスポット…杉並区立「永福中央公園」

小さな児童公園ながら、カスケード式の噴水が在ったりして、洒落た雰囲気。
訪れた日は残念ながら噴水の水枯れてましたが…夏にならないとスイッチ入れないのかな?


源流から数えて40番目の橋…「永福橋」
名前の由来はこの橋の北側に在る永福寺。
地図を見ると永福橋の周辺はやたら寺院が多いのです。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、永福橋上より上流側を向いた風景――先に説明した通り、下高井戸地下調節池築造工事で、川沿いに続く桜並木を観る事が叶いませんでした。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、永福橋上より下流側を向いた風景。

↓永福橋~ひまわり橋間の遊歩道には、カルタっぽいデザインのタイル絵が、一定間隔で貼られています。


  

 

 

  

 
↑「か」、「ん」、「だ」、「が」、「わ」、「の」、「お」、「も」、「い」、「で」――「神田川の思い出」か!!!(ここはスマホで観た方が解り易いです)
散策する人の目を楽しませる良い演出だと思う。
尚、遊歩道の一段上は車道になっており、橋の側の信号角にはファミマが建っています。
散策の途中で何か入用な場合はご利用ください。(ファミマの回し者ではありません)


源流から数えて41番目の橋…「ひまわり橋」
…「イタリアビーチバレーボールチーム事前キャンプ地」の看板が物悲しい。
今年、五輪は無事開催出来るのでしょうか?
批判が相当有るの知ってるけど、自分的には五輪開催を楽しみにしてる。
ここまで来たら腹括って無観客開催で良いじゃない、つかそれしか手が無いじゃない。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、ひまわり橋上より上流側を向いた風景…前方の永福橋が架かる辺り、周辺より一段土地が高い事が見て取れるかと。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、ひまわり橋上より下流側を向いた風景…左へ緩やかにカーブして参ります。


源流から数えて42番目の橋…「永高橋」
名前の由来は橋の側に建ってた永福高校ですが、現在その高校は無く、跡地は社会福祉施設として利用されてるもようです。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、永高橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、永高橋上より下流側を向いた風景。
橋の欄干には水辺で遊ぶ二羽の鴨のデザインがはめ込まれています。
ここら辺、架け替え時が同じなのか、同じデザインの橋が続きます。
という事は、また一斉に架け替えられるんだろう、恐らく近い時期に。
下流側、右岸は建物が無く、視界が開けてました。
地図を確認すると「杉並区立どんぐり緑地」と呼ばれる場所で、都立永福学園前に広がる公園の様です。


源流から数えて43番目の橋…「明風橋」
橋の袂は鬱蒼とした森になっています。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、明風橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、明風橋上より下流側を向いた風景。
橋の上流側、さながら八幡の藪知らずの如く鬱蒼と茂る竹林が目立つ。
地図で確認すると一軒家に思えるのですが…一体どんな方が住まわれているのでしょう?(意外と有名な画家の邸宅だったりして)


↑明風橋~蔵下橋間に架かる京王井の頭線鉄橋。
上流から数えて25番目に架かる正用下橋で別れて以来の再会です!
しかしこの再会はサヨナラを暗示するサイン、神田川下りの旅で井の頭線と顔を合わす事は、もう二度と無いのでした…。


源流から数えて44番目の橋…「蔵下橋」
京王井の頭線鉄橋の直ぐ側に架かる橋です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、蔵下橋上より上流側を向いた風景…目前を井の頭線が轟音立てて走って行きます。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、蔵下橋上より下流側を向いた風景…川床に根を下ろした植物が繁って小島を形成しとります。
ここから下流方面へは結構な登り坂になってます。


源流から数えて45番目の橋…「神泉橋」
固形墨の様なデザインの親柱が重厚な雰囲気です。
橋の上を井の頭通りが走っている為、車の交通量が多い、という事で車道と歩道を柵できっちり分けてあります。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、神泉橋上より上流側を向いた風景…前方架かる蔵下橋との高低差に注目頂きたい。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、神泉橋上より下流側を向いた風景…また工事にぶつかりました!
「環七地下調節池の完成により下流側の治水に対する安全性が高まった為、上流側の護岸整備を進めている」との事です。


源流から数えて46番目の橋…「栄泉橋」
同じく護岸工事により、渡れはしても、この有様。
…地域の安全を守る為だから仕方ないね。
しかし2018年、2019年、2020年と、彼是3回に渡り神田川を散策してるけど、未だに「栄泉橋」を観た事無いんですよ。
珍しい木造欄干造りで、周辺は桜並木が美しいとの噂…実際、工事してる囲いの隙間から、川沿いに続く桜並木が見えており、早く工事が終わって橋の全貌を観たいものだな~と心底から思いました。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、栄泉橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、栄泉橋上より下流側を向いた風景。
…工事の囲いが取れる日が待ち遠しい。

源流から数えて47番目の「宮前橋」は、護岸工事のため撮影はおろか渡る事も出来ませんでした。
そんな訳で一旦抜かして次の橋へ――

↑――向かう前に気になったのが、栄泉橋~宮前橋間に建っていた、この真新しい二体の地蔵尊。
地図で確認した所、付近に建つ龍光寺大師堂関わりのものだとか。
ちなみに橋名の由来になった宮とは、嘗て付近に在ったと記録が残る春日神社の事らしい。


源流から数えて48番目の橋…「中井橋」
護岸工事により川沿いの遊歩道が通行不可だった為、中井橋まで迂回して来ました。
工事看板に記載された日付を確認するに、予定通りなら既に終わってる筈ですね。
来年春こそは宮前橋を観るという念願が叶うだろうか?
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、中井橋上より上流側を向いた風景…付近には日本大学鶴ヶ丘高校のグラウンドが在り、時折ボールを打つ音が響きます。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、中井橋上より下流側を向いた風景…再開する桜並木、橋の袂には杉並区立「和泉二丁目公園」が在ります。


源流から数えて49番目の橋…「番屋橋」
男性の背後からトラックが迫り、思いがけず面白い瞬間が撮れてしまった(と自画自賛)。
名前の由来は昔この辺りに番屋が在った…とかだろうか??
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、番屋橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、番屋橋上より下流側を向いた風景。
どちらを向いても綺麗な桜並木が続きます。

↓番屋橋~一本橋間の遊歩道を覆う桜トンネル。

…現在は工事で途切れてしまってますが、本来は高井戸駅側の佃橋から方南橋まで、桜並木が断続的に続くコースなのです。
「上流から歩いた場合の神田川第三お花見コース」は、工事さえ終われば杉並区を抜ける間際までという事で…工事終了を待ちましょう。

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桜橋~神田川を下る旅~その9

2021年05月30日 18時07分24秒 | 旅の覚書
すっかり週一更新スピードになって参りましたが(汗)、前回「桜橋~神田川を下る旅~その8」の続きです。
今回は神田川上流のハイライト、30番目の鎌倉橋から38番目の神田橋まで――桜の共演を観賞出来るコースです。
尚、撮影日は2020年3月14日頃で、第1回緊急事態宣言前な事を強調しておきたい。(←言い訳)


源流から数えて30番目の橋…「鎌倉橋」
橋の名の由来は、鎌倉時代に幕府と各地を結んだ「鎌倉街道」で、傍には「鎌倉街道の碑」が建てられています。(記事見出し写真参照↑)
地図で確認すると、鎌倉橋が架かる通りは現在も「鎌倉街道」の名で呼ばれており、実際にずーーっと歩いて行くと鎌倉に着く様です。
ルート検索したところ、鎌倉橋から鎌倉市には徒歩で9時間52分かかると出ました……時間を具体的に出されると試したくなる。(笑)
但し、「鎌倉街道」の呼び名が有名になったのは江戸時代の頃で、鎌倉時代に記録された諸文献にその名前は出て来ないらしい。
江戸の武士は家康の影響で鎌倉幕府を崇拝してたから、鎌倉幕府に纏わる美談が事実として記録された節が有るのです。
「鎌倉街道の碑」の後ろには↓の様な説明を記した掲示板が立ってました。

「神田川に架かるこの鎌倉橋について、『武蔵名勝図会』には、『上高井戸の界にあり。古えの鎌倉街道にて……今は農夫、樵者の往来道となりて、野径の如し』とあります。
 鎌倉街道は、東国御家人と鎌倉を結ぶ道で、鎌倉~室町時代に繁栄しましたが、江戸時代以降、次第に衰え、後半期には前述の『野径の如し』と言われる様に、一部分を残すだけとなりました。
 また、この付近には、鎌倉時代に陣屋櫓が作られ、後に太田道灌の支配地になってからは、家臣某が任に当たっていた、という伝承が残されています。
 橋名の由来については、同書多摩郡之部高井戸宿の条に『鎌倉街道ゆえ、鎌倉橋と言う』と記されている事から、鎌倉橋と名付けられたという説があり、また一説には、長禄元年(1457)、太田道灌が江戸城を築く際、工事の安全を願い、家臣に命じて下高井戸八幡神社を建立させ、武士の信仰の厚い鎌倉八幡宮の神霊を勧請した折に、鎮座地に近いこの橋を鎌倉橋と名付けたと言われています。
 また、延宝二年(1674)四月の『武州多摩郡下高井戸村御縄打帳』には、『鎌倉橋北側』『鎌倉橋南側』という小字名が見えています。
 この事から見ても、江戸時代初期には、既に『鎌倉橋』という字名が付いていたと言えるでしょう。
 尚、『豊多摩郡誌』は、大正初期の鎌倉橋について、『木造、延長三間、幅員一間』と当時の様子を伝えています。
      平成十二年三月               杉並区教育委員会」

…つまり鎌倉幕府が敷いた古道かは確かでないけど、江戸時代初期にはその名で呼ばれてたらしい。
太田道灌も関東の各所に名前が出て来て、逆に何処までが真実か解明するのが難しい。
偉人は色んな所で名前使われて大変だね。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、鎌倉橋上より上流側を向いた風景…上流側は橋の手前まで桜並木が続いています。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、鎌倉橋上より下流側を向いた風景…途中から川の流れが左にカーブしています。

 
↑源流から数えて31番目の橋…「梢橋」
まるでペンシルの様な親柱に、あみだ籤柄の欄干、中央部は丸く膨れてテラスになってる等、独特なデザインの橋です。
この付近に架かる橋は各々異なるデザインで写真を撮るのも楽しい。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、梢橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、梢橋上より下流側を向いた風景。
梢橋~藤和橋~八幡橋間は川沿いに緑地が造られており、花を観賞するのに非常に適したスポットです。
 
↑川に面して建てられた東屋、遊歩道の裏手には涼し気な竹林の小路も在る。
何と言っても見事なのが枝垂れ桜で、神田川ではこの緑地に数本植えられてるのみです。

 
↑源流から数えて32番目の橋…「藤和橋」
こちらの橋もアール・ヌーヴォー調で素敵なデザイン、モチーフは橋名に入れられてる「藤」の蔓でしょうか?
しかし橋の付近に咲いてるのは藤ではなく、主に枝垂れ桜です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、藤和橋上より上流側を向いた風景、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、藤和橋上より下流側を向いた風景…藤は欄干の細工に取り入れられていました。
特に八重桜が集合している藤和橋~八幡橋間の緑地は「藤和緑地」と呼ばれています。

☆藤和橋~八幡橋間の立ち寄りスポット…「藤和緑地」
 

 


↑枝垂桜に紅白のハナモモ、ソメイヨシノ等々、様々な花が咲き乱れる春の絶景スポット。
以前は緑地の側に「とうわCafe」なる小さな喫茶店が営業してたのですが、残念ながら2019年6月末に閉店してしまいました。(その後、新型コロナが流行した事を考えると、閉店するタイミングとしては絶好だったかもしれない…)
「とうわCafe」については2019年に上げた記事を御覧ください。


↑源流から数えて33番目の橋…「八幡橋」
橋名の由来は、藤和緑地の方へ橋を渡った先に在る「下高井戸八幡神社」です。
神社の写真は何時か訪れた時にアップします。(汗)
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、八幡橋上より上流側を向いた風景…枝垂桜が続く幻想的な風景が川面に映ってます。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、八幡橋上より下流側を向いた風景…欄干にデザインされた稲穂は、五穀豊穣を祈願する八幡神社を象徴したものかと。
 
↑八幡橋~次の睦橋へと続く遊歩道、枝垂桜が無くなり、ソメイヨシノの並木が復活します。
橋の袂には杉並区民ボランティア「花咲かせ隊」が植えた花々が可憐に咲いてました。
神田川沿いに立ってた掲示板によると、八幡橋~睦橋間の川床で太古の地層が発見されたらしい。
「平成12(2000)年の秋、区内在住の地質研究者の方が、八幡橋~睦橋の間の河床に、延長約200mに渡り、自然の地層が現れている事に注目し、そこに生痕化石(生物が活動した痕跡)がある事を発見しました。
 その後、調査分析をした結果、凡そ10万年~1万年前の地層(杉並累層)である事が解りました。」(←掲示板より抜粋)
…説明文を読んでる内に「チバニアン」を思い出した。(あちらほど世界的大発見ではないけど)
日本の地下には火山帯が幾つも在る事考えると、掘れば何かしら世紀の地質学的大発見が飛び出すんだろうな~。


↑源流から数えて34番目の橋…「睦橋」
真新しい橋で、比較的近年に架け直された事が解ります。
以前は漢字名ではなく、「むつみ橋」と平仮名表記されてたようです。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、睦橋上より上流側を向いた風景、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、睦橋上より下流側を向いた風景…下流に向かいグッと右へ折れ曲がってるのですが、この写真だと桜の枝で隠れて見えませんね。(汗)


源流から数えて35番目の橋…「弥生橋」
打って変わって古びた橋名プレート…架け直す日は近いかもしれない。
橋の両端が拡がっていますが、歩行者専用橋です。
この橋までは橋詰めに公園となっている為、川沿いの道は車立ち入り禁止ですが、この先下流は一時的に車道と重なります。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、弥生橋上より上流側を向いた風景、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、弥生橋上より下流側を向いた風景…桜並木と公園が途切れて、途中から車道が重なってるの確認出来るでしょうか?


源流から数えて36番目の橋…「向陽橋」
かなり傾斜してる橋、横からだと滑り台の様に見えます。
坂を下りた車が橋に入って来る瞬間は結構スリリング、車の運転手も川に落ちないよう、慎重にブレーキ踏んでると思われます。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、向陽橋上より上流側を向いた風景、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、向陽橋上より下流側を向いた風景…周囲の橋を見る限り、この橋が架かる地点だけ、対岸と高低差が有るもよう。
この橋の両端こそ拡げる必要が有るのでは?
桜並木が一旦途切れ、視界が開けます。

 
源流から数えて37番目の橋…「幸福橋」
橋名プレートが薄れてて、幸が薄そうな橋。
橋の真ん中でカメラを構える人が居て、何を撮ってるのかなと思ったらでした。
4羽の鳩がモデル姿勢で間を空けて並んでる。
ちょっと前に「ソーシャルディスタンスを守る猫達」の画像が評判を呼んだけど、その後この彼が「ソーシャルディスタンスを守る鳩達」の画像でバズったかは知らぬ。
幸福橋に留まってた幸せの象徴「鳩」…運が良ければ貴方も出会えるでしょう。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、幸福橋上より上流側を向いた風景…前方に架かる向陽橋の傾斜度に注目。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、幸福橋上より下流側を向いた風景…遊歩道と共に、途切れてた桜並木が復活します。
 
↑幸福橋~神田橋間の遊歩道、桜の枝がトンネルを形作ってます。


源流から数えて38番目の橋…「神田橋」
上からも下からも数えて2つ目の神田橋、橋を通るのは荒玉水道道路。
嘗て世田谷区の砧~杉並区梅里迄埋設された地下水道管「荒玉水道」に沿って敷かれた道路です。
水色の柵で歩道と車道を分けた真新しい橋でした。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、神田橋上より上流側を向いた風景…復活した桜並木ですが、またここで途切れます。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、神田橋上より下流側を向いた風景…写真右側に広い公園が見えます。

☆神田橋側の立ち寄りスポット…杉並区立「下高井戸おおぞら公園
平成29年4月に開園した新しい公園。
約3haと広い敷地は避難地も兼ねてるのだとか。
公園を囲む様に若い桜の樹が植えられ、ピンク色の花を咲かせていました…河津桜だろうか?
 

 
↑公園の原っぱに張られた多数のテントが――コロナ禍で頻繁に目にする風景だ。(笑)
↓そんなキャンプ族をお得意様に、珈琲や揚げパン等を売る移動販売車も数台…良い商売になってる様子で。(笑)
 


↑公園は次の「かんな橋」に到るまで川沿いに続きます…といった所でまた次回!

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桜橋~神田川を下る旅~その8

2021年05月23日 21時51分19秒 | 旅の覚書
関東は梅雨入り宣言未だだけど、この長雨が梅雨じゃなければ何なのさっつう。
せめて皆既月食を観測予定の26日夜だけは全国的に晴れて欲しい。
それはさて置き久々の「桜橋~神田川を下る旅~」の続き――くどい様ですが、撮影日は第1回緊急事態宣言発令前の2020年3月14日頃です。(汗)

源流から数えて22番目の橋…「あづま橋」↑

↑京王井の頭線「高井戸駅」裏(南側)出入口に向かい、斜めに架かる橋です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、は、あづま橋上より上流側を向いた風景、桜は疎らに咲いてます。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、あづま橋上より下流側を向いた風景――高みから見下ろす杉並清掃工場の巨大煙突。
地図で杉並清掃工場の位置を調べたら、次の次に架かる高井戸橋の側に在りました。


源流から数えて23番目の橋…「佃橋」
橋の上に京王井の頭線「高井戸駅」のホームが横たわります。
その下を環状8号線が縦断、人(&自転車)·車·電車が行き交う超アクティブな橋です。

↑佃橋上より上流側を向いた風景。
橋下から噴出する水は、なんと玉川上水の余水。
桜橋~神田川を下る旅~その4」にて登場した川の水の一部が、ここで神田川と混じり合う。
かつての江戸六上水の内の2本が合流する事を考えると感慨深いです。

↑佃橋の上を環状8号線が通る為、下流側には歩道橋を渡らないと行けません。
歩道橋を渡る時、自然と目に入るのが高井戸駅のホーム、なんせ歩道橋の真横に在るんで。
ホームからだと人が線路歩いてる様に一瞬、錯覚してしまう。
歩道橋歩いてる時、ホームのベンチに座ってる人と目が合う、という距離感の近さなのです。(歩道橋から観た駅ホーム写真は2019年に上げた記事を御覧ください)
ちなみに写真右端にチラッとミスドの看板が写ってるの見えますか?
在るんですよ、高井戸駅の直ぐ側に、ミスドが!!
神田川散歩をする際は、ここで休憩をよく入れます。(この年は新型コロナ流行を気にして、ドーナツと飲み物をテイクアウトしました)

☆佃橋側の立ち寄りスポット…「ミスタードーナツ高井戸ショップ」
 
↑佃橋を基点に説明すると上流側、歩道橋の後ろに建ってます。
今回寄ったら新型コロナ対策で早くも自動釣銭機を導入してました。
国が緊急事態宣言を発令する前から、積極的に安全対策に努めるとは飲食店の鑑。
都内のミスドの多くは既に自動釣銭機を導入してますが、中でもこの高井戸ショップが最も早かったかもしれません。
…ただリニューアルと共にアイスの販売を止めてしまったのは残念、31アイスクリームばりに多種類のフレーバー揃えたアイス美味しかったのに。
新型コロナ流行を切っ掛けに、ミスドはアイスから全面的に撤退してしまいました…悲しい。

↑歩道橋渡った後、佃橋上より下流側を向いた風景。
写真は開花前の物で、満開時は目の前を桜の壁で覆われ、川向うが見えなくなります。
ここから38番目に架かる神田橋まで桜並木が断続的に続く、「上流から歩いた場合の神田川第三お花見コース」です。


源流から数えて24番目の橋…「高井戸橋」
タイル貼りの床板と桜の花をモチーフにした欄干飾りが特徴的、橋の両端は進入し易い様に拡がっています。
駅近という好立地から人通りは相当多い、桜のシーズンは花見客が通りの真ん中で宴会開いたりしてますが、流石に去年は見掛けませんでした。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、高井戸橋上より上流側を向いた風景。
桜並木に隠れて見え難いですが、橋の右横を京王井の頭線が走っています。(PC画面で観て右側≪スマホ画面の場合は下≫の写真)
杉並区民ボランティア「花咲かせ隊」が植えた春の花も見頃を迎え、桜との競演を披露していました。

↑高井戸橋上より下流側を向いた風景、こちらも見事な枝振りが続きます。


源流から数えて25番目の橋…「正用下橋」
同じく橋の両端が拡がってますが、こちらは主に車の進入を考えての仕様、橋の傍にはカーブミラーが取り付けられています。
橋を渡った先には踏切が在る為、交通の安全に気を遣ってるなって印象。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、正用下橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、正用下橋上より下流側を向いた風景。
上流・下流側とも、この橋の所で一旦、桜並木が途切れます。

↑正用下橋を渡った先に在る京王井の頭線踏切。
これより先、井の頭線は神田川から大きく逸れて、上流から44番目の蔵下橋まで会う事は有りません。
長く連れ添った相棒よ、再開の日まで、さらば…!


源流から数えて26番目の橋…「池袋橋」
付近には昔、池が在ったらしい。
「池袋」とは「湿地」を意味する言葉で、山手線ターミナルの1つである池袋も、昔は草ぼうぼう繁る沼地だったそう。
そんな池袋は昔、怪談の名所(例1例2)として名高く――なんて余談はさて置き、川床を覗くと昔の風景を想像させる湿地帯の植物が繁ってます。
前々回に挙げた黄菖蒲も、この池袋橋辺りまで繁ってるそうな。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、池袋橋より上流側を向いた風景、桜並木からにょっきり伸びる杉並清掃工場の巨大煙突。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、池袋橋より下流側を向いた風景、途切れていた桜並木がこの橋の手前より再開します。
 

 
↑上の写真4枚は池袋橋~乙女橋間遊歩道にて撮影した物、今回紹介する桜並木の中では最も長距離に及びます。
PC画面で観て左側の写真2枚は下流を向いて、右側の写真2枚は上流を向いて撮りました。
…スマホで観た場合は1、3枚目が上流側を、2、4枚目が下流側を向いた写真になりますか。
乙女橋~池袋橋間には「杉並区乙女橋緑地」と呼ばれる公園が川に沿って造られてまして、園内に設置されたテーブルと椅子でお花見を楽しむ事が出来ます。
小さな花壇も造られていて、居心地の良い空間です。


源流から数えて27番目の橋…「乙女橋」
昔、川の袂に美しい乙女が立っていて~なんて妄想が広がる橋名ですが、元々は「お留め場」から来る「お留め橋」だったそうです。
江戸時代、橋の左岸側一帯は徳川家の鷹狩場に定められていて、庶民は自由に通行する事も出来なかったそうな…そこから「お留め橋」の名が付けられたと付近の掲示板には書かれていました。
慶応3(1868)年に鷹狩制度が廃止され、その際に「おとめ」の音を当て嵌め、今の「乙女橋」の名に変わったらしい。
いや~なんか夢壊れましたわ。(笑)
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、乙女橋上より上流側を向いた風景、桜並木はこの橋の上流側まで続いています。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、乙女橋上より下流側を向いた風景、そしてこの橋の下流側でまた一旦途切れます。


源流から数えて28番目の橋…「堂ノ下橋」
関係が有るかは解りませんが、この橋を渡った先、杉並区立「三井の森公園」内に、「柏の宮稲荷神社」が建っています。(写真は撮り忘れました;汗)
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、堂ノ下橋の上より上流側を向いた風景、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、堂ノ下橋の上より下流側を向いた風景、
杉並清掃工場の煙突が大分遠くに離れましたね~。

☆堂ノ下橋~塚山橋間の立ち寄りスポット…杉並区立「堂ノ下児童遊園

↑児童向けの小さな公園ですが、出入口の階段脇に鴨の親子像が建っており可愛いです。


源流から数えて29番目の橋…「塚山橋」
神田川右岸に広がる「塚山公園」へと架かる橋。
橋の左岸側には滴型した謎のモニュメントが建ってます。
石造を模した欄干が一際目立つ、塚山公園の施設橋です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、塚山橋上より上流側を向いた風景。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、塚山橋上より下流側を向いた風景、欄干に施された細工を良く見ると、松明っぽいですね。

☆塚山橋側の立ち寄りスポット…杉並区立「塚山公園

↑昭和7(1932)年頃、この付近一帯で縄文時代中期の遺跡が発掘されたのを契機に、保存を目的とした公園が造られたそうです。
「塚山」の名が表す通り、橋の左岸側はこんもりとした小山。
公園へは階段上がって入ります。
 
↑「塚山公園」出入口脇に建ってた銅像と公園内地図。
想像よりかなり広くてビックリ、野球場まで在るとは。
 
↑史料館の前に再現された、縄文時代の竪穴住居。
中には自由に入れるようになっていますが、訪れた日は運悪く清掃中でした。
掲示板の説明によると、縄文人は神田川の豊富な水を利用し、エゴマやリョクトウやヒョウタン等の有用植物を栽培していたと考えられるそうです。
 
↑公園内の掲示板「塚山遺跡について」


 
↑園内には池に東屋、遊具が設置された児童公園も有って、遺跡の他にも楽しみの多いアミューズメントパークです。

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桜橋~神田川を下る旅~その7

2021年05月18日 00時21分09秒 | 旅の覚書
今回は神田川を下る旅〜その6の続き…狭い地域限定の話題で済みませんが、「アド街」のマイナー街回を観る感覚でお読みください。(汗)
最近の「アド街」は視聴率を意識してか、マイナーな街をあまり採り上げなくなったけど。
尚、撮影日は2020年3月14日頃です。(緊急事態宣言前に取材した事を強調するテレビテロップの様に;)

源流から数えて12番目の橋…「都橋」
京王井の頭線「久我山駅」前に架かる歩行者専用橋です。
欄干が覆ってあるのを見て、工事が近いと考えてたのですが、その後3年放置されたままなので、地味に気になってます。
一体、何が理由で覆いをしてるのか…謎が解ける日は来るのでしょうか?
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、都橋の上より上流側を向いた風景になります。
左岸と右岸で高低差がかなり有るのが見て取れるかと。
左岸には「久我山中央緑地」と呼ばれる公園が広がっており、右岸の団地住民の憩いの場になってるもよう。
久我山中央緑地は前回紹介した「宮下橋公園」と遊歩道を通じて繋がっています。
そのため現地を歩いてると、川沿いに続く1つの公園に見えます。

PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、都橋の上より下流側を向いた風景、
川床側の繁みには前回触れた黄色い花…黄菖蒲の様な、違う様な…何と言う花か気になります。

 
源流から数えて13番目の橋…「久我山橋」
都橋と同じく京王井の頭線「久我山駅」前に架かる橋。
人見街道と岩通通りが交差するこちらは車と人の往来が活発で非常に賑やかです。

↑「久我山」駅南口最寄り…周辺は昔ながらの店が建ち並ぶ商店街になってます。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、久我山橋上より上流側を向いた風景、
主婦の味方のスーパー「サミット」の看板が目立ちます。
買い物や通勤の途中で一息入れられる様にか、橋にはテラスと席が設けられてます。

PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、久我山橋上より下流側を向いた風景、
川床が水上花壇の様に独特な形状をしている、初夏の花が満開になる季節は更に美しい眺めかも。


源流から数えて14番目の橋…「清水橋」
清水橋から京王電鉄専用橋間は右岸側の道が途切れる為、上流から下る場合は左岸側のルートを選びましょう。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、清水橋上より上流側を向いた風景、
久我山駅周辺の賑わいを遠目で感じる風景です。

PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、清水橋上より下流側を向いた風景、
右岸は次第に鬱蒼とした竹林に変わります。
一方の左岸は京王電鉄富士見ヶ丘検車区になります。
 
↑カラフルな車両が目に付く清水橋~京王電鉄専用橋間の遊歩道。
2019年記事でも書きましたが、井の頭線の車両は全部で7色、レインボーカラーでコーディネートされています。
これは無機質な印象を持たれがちなステンレス車両を、色のバリエーションでイメージ和らげようとした為だとか。

↑清水橋~京王電鉄専用橋間遊歩道にて、下流を向き撮った写真。
2つの橋間ながら、枝振りの良い桜が続く並木道です。
 
↑こちらは反対に上流を向いて撮った写真。
桜だけでなく、遊歩道の両脇に続く花壇も綺麗。
清水橋~京王電鉄専用橋までの短距離ではあるけど、「上流から歩いた場合の神田川第二お花見コース」に推したい。
ちなみに今回紹介するコースで桜並木はここだけ…他はポツポツ植えられてる程度です。


源流から数えて15番目の橋…「京王電鉄専用橋」
京王電鉄富士見ヶ丘検車区に社員が出入りするため架けられた橋です。
欄干がガードレールなのが面白い。
本当は無名の橋なのですが、あまりに個性的で紹介せずにいられませんでした。
大目に見てください。(汗)
尚、橋名は私が神田川を巡る際に参考にしたサイト様に準じてます。(→http://www.kanda-gawa.com/guide/top.html)
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、京王電鉄専用橋上より上流側を向いた風景、
桜が満開時の橋からの眺めは最高。
陽当たりが良い場所なのか、ここだけ開花の進みが極端に早かったです。

PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、京王電鉄専用橋上より下流側を向いた風景、
小山から見下ろした様な眺めです。
京王電鉄専用橋は周辺で最高地に架かる為、まるで見晴台に立ってる気分になります。

↑京王電鉄専用橋~月見橋間遊歩道より下流を向いて撮った写真、途中一本桜が植えられた緑地が在ります。
左岸には2020年6月に一部開園したばかりの「都立高井戸公園」――自分が訪れた際には未だ造園途中でしたが――が広がります。
今度訪れたら清水橋~京王電鉄専用橋まで両岸ともに遊歩道が続いてるかもしれない。


源流から数えて16番目の橋…「月見橋」
井の頭線「富士見ヶ丘駅」側に架かる橋です。
橋の上を富士見ヶ丘通りが渡る為、久我山橋程ではないですが、人や車の往来が盛んです。
車道と歩道を分ける境界に並ぶプランター花壇は、学校名と生徒の愛称を記した札から察するに、近隣に在る中学校の生徒達が育てたものの様です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、月見橋上より上流側を向いた風景、緑地に植えられた一本桜が目に入ります。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、月見橋上より下流側を向いた風景、右に左にぐにゃぐにゃ曲がって下る川の流れが面白い。

これより先暫くは住宅地で、桜並木も無い為、さくさく参ります。

源流から数えて17番目の橋…「高砂橋」
車の進入を考え、橋の両端が大きく拡がっています。
上から観ると砂時計の様な形をしていて面白いかと。
橋の周辺には車持ちの家が目立ちました。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、高砂橋上より上流側を向いた風景、
ここからも川床近くに黄色い花が咲いてるのを発見。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、高砂橋上より下流側を向いた風景、
川床の置き石は環境への配慮から人工的に設置された物なのでしょう。


源流から数えて18番目の橋…「あかね橋」
車道と歩道が整備された真新しい橋、付近は団地になっています。
後ろに見える白い煙突は杉並清掃工場の物です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、あかね橋上より上流側を向いた風景、
目の前に架かるのは高砂橋、両橋間の狭さが解るかと。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、あかね橋上より下流側を向いた風景、
川の流れが左へ大きくカーブする様子が見て取れます。

⭐あかね橋の側に在る立ち寄りスポット…「杉並区立あかね橋公園
訪れた日は開花しておらず写ってませんが、公園内には種類の異なる桜が数本植えられています。
遊具やベンチも設置され、住民の憩いの場所になってるもよう。
反対側の岸に広がるのは「むつみ橋緑地」、どちらもあかね橋からむつみ橋まで川沿いに続きます。


源流から数えて19番目の橋…「むつみ橋」
団地の前に架かる橋、片端だけではありますが、この橋も車が進入し易い様に拡がったデザインになっています。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、むつみ橋上より上流側を向いた風景、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、むつみ橋上より下流側を向いた風景、
橋の欄干沿いに花壇が設けられてますが、咲いてる花はどう見ても雑草です。

↑むつみ橋~錦橋間遊歩道より、上流向いて撮った写真。
ハナモモに早咲きの桜に椿と様々な花が咲き続く道なので、走るには楽しいコースです。


源流から数えて20番目の橋…「錦橋」
幅が非常に狭いのは住民が通る為の歩行者専用橋だから。
成人男性3人が並んで渡れるかどうか…横並びに歩くのは止めよう。
車が通れないようわざと幅が狭くしてあるんだろうけど、周辺の住宅の多さを考えると通勤・通学時間は過密度かなり高いに違いない。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、錦橋上より上流側を向いた風景、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、錦橋上より下流側を向いた風景、
下流側、日陰になってるせいか、橋の前の桜は未だ咲いてませんでした。
 
↑ソメイヨシノより早く咲く桜は咲いてたんですがねって事で、写真は錦橋~やなぎ橋間遊歩道で見掛けた早咲きの桜です。

 
源流から数えて21番目の橋…「やなぎ橋」
「あかね」、「むつみ」、「やなぎ」と、この辺り平仮名の橋名が多いですね。
右隣の写真は、橋のたもとに在る小さな児童公園「やなぎ橋公園」。
上流から歩いて来た場合、右岸側に在ります。
公園のトイレの隣には濃いピンク色の花(ヒガンザクラ?)が咲いていて綺麗なのですが、この年は散った後に訪れた様で咲いてませんでした。
橋は真新しい物で、車道と歩道が綺麗に整備されてます。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、やなぎ橋上より上流側を向いた風景、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、やなぎ橋上より下流側を向いた風景、
杉並清掃工場の煙突が目の前に迫っている。
そろそろ高井戸駅が近いです――って所で次回に続きます。

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桜橋~神田川を下る旅~その6

2021年05月11日 20時50分49秒 | 旅の覚書
初夏になっても春散歩、秋が来る前には終わらせたい。(汗)
そもそも去年の3月14日頃に訪れて撮った写真だし。(汗)
1年前の春の記録ではありますが、コロナ禍でおいそれと出掛けられない今、ウェブ上で散策気分に浸って貰えれば幸いです…というわけで前回に引き続き、神田川を下る旅で御座います。

井の頭恩賜公園から三鷹台駅が在る丸山橋前までは、神田川沿いに遊歩道が敷かれています。
遊歩道の隣を走る京王井の頭線が、長閑な風景を演出している。
神田川を下る旅の間、井の頭線は初期の道連れ。
水門橋から数えて26番目の池袋橋まで、付いたり離れたりの焦れったい関係が続きます。


源流から数えて5番目の橋…「あしはら橋」
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、あしはら橋上より上流側を向いての景色、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、あしはら橋上より下流側を向いての景色になります。
「あしはら(葦原)」の名前の通り、葦の様な草が川床に繁生しています。
葦より背丈が低いですが…なんて植物でしょうね?
スマホで撮影したなら直ぐに調べられたけど、この時は普通のデジカメ撮影だから。
 
↑あしはら橋~丸山橋まで、隣を走る井の頭線を眺めながら、てくてく歩きます。
 


↑訪れた日は桜は咲き始め、代わりに花桃が満開で綺麗でした。
 


↑あしはら橋~丸山橋間に整備された親水テラス。
親水テラスは住民が水に親しめる様に造られた公共施設。
平常は安全を考慮し鍵掛けて封鎖してる所が多いですが、ここの親水テラスは川床近くまで降りる事が出来ました。
水深が浅いため危険は少ないとの判断からでしょうか?
…とは言え階段を下りる事は出来ても、川に入れないよう封鎖はされています。
未だ流れは穏やか、水草がびっしり繁り、まるで湿原の様です。
テラス内にはベンチが設置されており、お弁当食べながら休憩する事も出来ます。(但し付近にゴミ箱は無いので、ゴミは要持ち帰り)
 
源流から数えて6番目の橋…「丸山橋」
隣は京王電鉄井の頭線駅「三鷹台」。
橋の上には踏切が設置されており、遮断機が降りた際は御覧の通り、人と車が溜まります。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、丸山橋上より上流側を向いての景色、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、丸山橋上より下流側を向いての景色になります。
丸山橋まで来た所で、京王線鉄橋に遮断され、遊歩道が一旦途切れます。
迂回する際は、駅の右の通りを進み、直ぐに左へ曲がれば、再開した遊歩道に戻れます。
駅左に進んでも行けるけど坂を上るので、比較すると右に進む方が楽です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、遊歩道を遮断する京王井の頭線鉄橋。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、井の頭線鉄橋を後ろに、神田橋へと続く遊歩道を観た構図。
 

 
↑隅っこ桜や背の高いベンチ、満開の花桃等、丸山橋~神田橋まで続く遊歩道にて、目を楽しませてくれたものたち。
綺麗に整備された遊歩道は散歩していて心地良い。

 
源流から数えて7番目の橋…「神田橋」
橋の側には木瓜(ボケ)の花が咲いてました。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、神田橋上より上流側を向いての景色、
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、神田橋上より下流側を向いての景色になります。
この神田橋付近から、川を覆う様に咲く桜並木が目立ち始めます。
神田川の桜並木は、ここから断続的に、江戸川橋辺りまで続きます。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、神田橋~みすぎ橋間の遊歩道にて、上流側を向いての景色。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、神田橋~みすぎ橋間の遊歩道にて、下流側を向いての景色。
上流側の方、桜の前方に辛夷(コブシ)が咲いてるの解るでしょうか?
例年はコブシの方が桜より早く咲き、コブシが散った後に桜が咲くのですが、近年は桜の開花時期が早まった為に、桜とコブシが一緒に咲いてる光景を目にします。
花見するには華やかで嬉しいのですが、地球温暖化のニュースを聞いたりすると、喜んでいられないのかな〜なんて思ったりする。


源流から数えて8番目の橋…「みすぎ橋」
ここから杉並区に入ります。(右岸のみですが)
みすぎ橋から緑橋まで、川沿いに「緑橋緑地」と言う遊歩道を兼ねた公園が続きます。
橋幅が狭い為、バイク・車は通れません。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、みすぎ橋より上流側を向いての景色。
川床が迷路みたいになってるのは、水量調整を考えてでしょうか?
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、みすぎ橋より下流側を向いての景色。
一旦途切れた桜並木が、みすぎ橋から再開してる事が解るかと。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、みすぎ橋~緑橋間の遊歩道途中で見付けた河川距離標――上に留まった2匹の雀が可愛い。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、みすぎ橋~緑橋に続く桜並木を、上流方面向いて撮ったもの…未だ3分咲きってとこでしょうか?

源流から数えて9番目の橋…「緑橋」
ここから両岸とも杉並区に入ります。
橋は川に対し斜めに架かり、その両端は交通し易い様に幅が広がってます。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、緑橋より上流側を向いての景色。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、緑橋より下流側を向いての景色。
白菖蒲と川面を泳ぐ鴨の欄干細工に粋を感じる。
 
↑緑橋~宮下橋間の遊歩道で見掛けた仲良し鳩、後ろに仲良し老夫婦が重なるのが自分的ツボ。


源流から数えて10番目の橋…「宮下橋」
車道と歩道の両方が整備された橋です。
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、宮下橋より上流側を向いての景色。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、宮下橋より下流側を向いての景色。
こちらの欄干に細工されてるのは、「川のせせらぎと菖蒲」です。

神田川の第一お花見コースは、神田橋からこの宮下橋まで続く遊歩道。
上流は川幅が狭い為、桜の枝が対岸まですっぽり覆う。
満開時は桜がトンネルの様に続いて美しい眺めでありましょう。(実は未だ観た事無い)

⭐宮下橋付近の立ち寄りスポット…「宮下橋公園
川沿いに長く展開する公園で、遊歩道を連絡線に、この先「久我山中央緑地」まで続きます。

源流から数えて11番目の橋…「宮下人道橋」
こちらは歩行者専用の橋で、幅が狭くなってます
 
↑PC画面で観て左側(スマホ画面の場合は上)の写真は、宮下人道橋より上流側を向いての景色。
前方に架かるのは1つ前の宮下橋、桜並木は一旦そこで途切れます。
PC画面で観て右側(スマホ画面の場合は下)の写真は、宮下人道橋より下流側を向いての景色。
写真右側、ピンク色の桜が立つ辺りは、「宮下橋公園」内の児童向け広場です。
 


↑河津桜っぽいピンク色の桜が咲いた児童広場では、数人の子供達がカラフルな遊具で遊んでおりました。
テーブルを備えたベンチでは、お弁当を持参した花見客の姿も。
 
↑宮下人道橋~都橋間遊歩道にて、下流側を向き撮影した写真。
川床付近に黄色い花が沢山咲いていて綺麗でした。
何て言う花かは不明…少し先の掲示板に、「高砂橋周辺の河床には黄菖蒲が植えられています。毎年5月頃には一斉に咲き溢れ、川の風物詩になっています」と書いてあったので、ひょっとしたら黄菖蒲かもしれないと思ったけど、菖蒲にしては花が小さい気がする。
訪れたのは3月だから、咲く時期として早過ぎるし……結局解りません。(汗)
もっと早くスマホに切り替えるんだった!

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桜橋~神田川を下る旅~その5

2021年05月10日 00時20分29秒 | 旅の覚書
「桜橋~神田川を下る旅~」なんてシリーズ名付けときながら、4回に渡るまでちーーーっとも神田川を下らずに済みません。(汗)
これぞ正にくだらない旅――くだらない上に詰まんない駄洒落こいて済みません。
神田川を下らずに第5回まで来てしまいましたが、いよいよ源流を出発し川の最下流を目指します。
前回で「井の頭恩賜公園」編は終了、今回より漸く本編スタート(汗)――ちなみに撮影日は去年の3月14日頃です。


源流から数えて1番目の橋…「水門橋」
神田川の始まりに架かる橋です。
橋名が刻まれた標の側には、下記の案内文が記された立て札が在ります。

「ここが神田川の源流です
 神田川は善福寺川、妙正寺川と合流して隅田川に注いでいます」

妙正寺川は今年の春に下ってきました。
その内、写真をここにアップする予定です。
善福寺川は未だ…次は善福寺川沿いに道を踏破せねば。
 
↑PC画面で観て左側の写真は、水門橋上より井の頭公園方面を向いた景色。
前方に見える池は「ひょうたん池」、その後方に広がるのは「井の頭池」です。
2013年から3回に渡り行われた、井の頭池の掻い掘りの成果が出て、池の水は底が見えるまで澄んでいました。

反対向いて撮ったのが右側の写真、ここから川の流れが始まります。
大きな石がゴロゴロ積み重なり、さながら天然の小川ですが、橋の真下を覗くと水量を調整するバルブと管が見えます。

 
源流から数えて2番目の橋…「よしきり橋」
こちらも素朴な木製に見えながら、実はコンクリート製の橋だそう。
付近に橋名の表示は無いですが、神田川の橋を地図で確認すると、「よしきり橋」の名で表示されます。
橋の上を走る京王井の頭線が、川辺の景色に趣きを足しています。
…後出しになりますが、神田川に架かる橋を数えるにあたり、原則として固有の名前を持つ人道橋に限ります。
そう言いながら、多少の例外は有るかもしれません。(汗)
 
↑左(スマホで観た場合は上)の写真は、よしきり橋上より上流側を向いた景色。
右(スマホで観た場合は下)の写真は、よしきり橋上より下流側を向いた景色。
どちらの眺めも田舎の原風景を想起させ、和みます。
和むと言えば、2018、2019年に訪れた際、この橋の側に小さなお地蔵様が建っていたのに、2020年春に訪ねた時は無くなっていました。
――お引越し!?まさか取り壊された!?(汗)
自分の見落としではないと思う…橋を通る人皆、「あれ?ここに立ってたお地蔵様は?」って口々に話してたから。
まさかコロナの災厄は場所を動かされたお地蔵様の祟り……なんてのは悪い冗談ですが(汗)、お地蔵様の現在の居場所が気になります。
ご存知な方いらっしゃいましたら情報プリーズ!

 
↑京王線鉄橋の下を潜って、下流に向かい、次の橋へ。
鉄橋から離れると、遊歩道は赤土に変わります。
 
↑公園敷地内を流れる川には柵が無い為、子供達が自由に水遊びを楽しめます。
 
↑この辺り、公園の地図を確認したら、「三角広場」と呼ばれる場所だそう。(写ってるのは「夕やけ橋」)↗
土手に上がるとピクニックが出来るくらい広々とした場所になっていて、家族連れで遊びに来た人達がピクニックシートを敷き、お弁当を食べていました。
対岸で二胡の様な楽器を弾いてる人も見掛けました。
広いから楽器を弾いても煩く思われず練習し易いのでしょう。
池の周りに比べ桜の本数はかなり少ないですが、春の花があちこちに咲いており、人混みを避けて花見するにも良い場所です。


源流から数えて3番目の橋…「夕やけ橋」
夕焼け小焼けで日が暮れて♪…で始まる童謡を思い出させる橋名。
しかし調べたら、井の頭公園近くの三鷹駅前に建つ歌碑には、「赤とんぼ」の歌詞が刻まれてるらしい。
作詞者の三木露風が三鷹に住んでた事から、三鷹市では夕方を知らせる音楽が「赤とんぼ」らしいのです。
も少し下流の杉並区だったら「夕焼け小焼け」だったんですが…惜しい。(←何がだ)
そういう訳で、この橋の前に立ったら、「夕焼~け小焼け~の♪ 赤と~ん~ぼ~♪」の方を思い浮かべるのが正解かも。
 
↑左は夕やけ橋上より、上流側を向いた景色。
水遊びする童の姿が微笑ましい。
石の上を歩いて対岸に渡れるのは、この辺りまででしょう。

右は夕やけ橋上より、下流側を向いた景色。
護岸が徐々に高くなってってるのが解ります。
神田川の自然なせせらぎを守る為、護岸は石を積み組まれています。


源流から数えて4番目の橋…「神田上水橋」
井の頭公園の出入口に架かる橋との事で、この橋を分岐点に、上流側は雑木が、下流側は家が建ち並びます。
 
↑2枚とも神田上水橋上より上流を向いた景色。
公園の敷地の側に建つアメリカンハウス調の白い家1階は、欧州から輸入した雑貨を売るショップになってました。
2階は普通の住居と思われ…新型コロナが流行する今、閉めてないか少し気になる。(何時か寄ってみたいと考えてた場所なので)

↑こっちは神田上水橋上より、下流を向いた景色。
川を挟んだ両脇には一戸建ての家が建ち並びます。
川床には湿地を好む草がぼうぼうに繁ってました。

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