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君はいつも本を持っている
暇さえあれば
歩きながらでも読む
君は海に行ったことがない
だからいつか山を超えたいと思う
母は君にとって楔だった
背中に突き刺さった
父は君にとって神だった
静けさを君に与えた
父が死んだ時
牧師に会った
「重い石ではない」
母が死んだ時
牧師が言った
「軽い石ではない」
通りを過ぎると
図書館がある
君はそこで
たくさんの本を読んだ
つまらない本でも
得ることができた
夢で海の音を聞いた
君は出かける用意ができた
ルートを確認して
手持ちの金をャPットに入れ
電車に乗った
一人で
気持ちが空に向かい
すでに海を見ているようだった