kotoba日記                     小久保圭介

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木の下の恩恵

2017年08月26日 | 生活
涼しき



その人は言った
「木を切っていたら蜂に刺された」
アシナガバチだったみたい
毒はないけど
ずいぶん目のまわりが腫れたという
その人はいろいろあった上に
蜂に刺されたものだから
「泣きっ面に鉢ですね」

わたし
つい笑いながら言った
「そうですよー」
とその人も笑った

世の中
文字通りのことって
あるんだな
って
ほがらかに時は過ぎ

あー
体が楽
今日は風があって
過ごしやすい
なんて気持ちいいこと

木の下で
お弁当を食べ
あおむけになってみると
枝に雀と鳩
葉は盛夏を過ぎ
痩せているけれど
鳥たちは集う
この木に

木の下で
眠ってしまうということ
公園に行けば
大地の力で
体が治るという
体が治るということは
心が治るということだ

木の下で
目を醒ますということ
わたしは立ち上がる
そして歩き出す


コメント
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