小学校5年生くらい
彼ら少年たちは
だいたい三人ぐらいで
夏休み
荒尾山に登る
標高500mくらい
水筒とナイフとライターを持って
彼らは鳥もちを塗り
しばらくして
獲物となった
モズ
ヒヨドリ
を捕まえ
首をャLッと折り
枯木を集め
火を焚いて
モズやヒヨドリを焼いて
持参してきた
塩
しょうゆで
食べる
川にいって
岩の間の魚を素手で
獲る
火を焚いて
魚を食う
「弁当なんていらん」
と
大人になった
彼が言う
彼ら少年たちは
荒尾山を歩く
蔓をたどり
山芋を掘って
その場で食う
秋になると
アケビを食べる
前の日に
木に砂糖水を塗り
翌朝
クワガタを獲りにゆく
スズメバチが一匹
甘い汁を吸っていようものなら
うしろからそっと近づいて
靴の裏で思いっきり叩き潰す
そうやって
彼らはクワガタを獲る
彼は自然児
今でもその息吹がある
もちろん
街に住んでいるから
トリモチも塗らないし
火も焚かないけれど
狂気とは程遠い
原始の音
原始から吹き寄せる 風
リアル
それは
食べる
寝る
歩く
笑う
すべてing
動詞こそがリアル
「自然」という言葉ができ
その後に
「不自然」という言葉ができた
「天然」の然という字
空が青いぞ
雲が白いぞ
セミが鳴いてるぞ
ジージ ジジッ
sirkutreeの風
彼ら少年たちは
だいたい三人ぐらいで
夏休み
荒尾山に登る
標高500mくらい
水筒とナイフとライターを持って
彼らは鳥もちを塗り
しばらくして
獲物となった
モズ
ヒヨドリ
を捕まえ
首をャLッと折り
枯木を集め
火を焚いて
モズやヒヨドリを焼いて
持参してきた
塩
しょうゆで
食べる
川にいって
岩の間の魚を素手で
獲る
火を焚いて
魚を食う
「弁当なんていらん」
と
大人になった
彼が言う
彼ら少年たちは
荒尾山を歩く
蔓をたどり
山芋を掘って
その場で食う
秋になると
アケビを食べる
前の日に
木に砂糖水を塗り
翌朝
クワガタを獲りにゆく
スズメバチが一匹
甘い汁を吸っていようものなら
うしろからそっと近づいて
靴の裏で思いっきり叩き潰す
そうやって
彼らはクワガタを獲る
彼は自然児
今でもその息吹がある
もちろん
街に住んでいるから
トリモチも塗らないし
火も焚かないけれど
狂気とは程遠い
原始の音
原始から吹き寄せる 風
リアル
それは
食べる
寝る
歩く
笑う
すべてing
動詞こそがリアル
「自然」という言葉ができ
その後に
「不自然」という言葉ができた
「天然」の然という字
空が青いぞ
雲が白いぞ
セミが鳴いてるぞ
ジージ ジジッ
sirkutreeの風