kotoba日記                     小久保圭介

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友情

2017年08月17日 | 生活
「誠心誠意」なんて
友達がメールで
書くものだから
こっちはグッとくる
友達とは
いつも会うばかりが
友達じゃない

困っている時
助けてくれる
これが
友情

ありがとう

胸が震えて

『午後の曳航』の話から
『野火』の話をする

風は吹いている

「今日、いた?」
そんなふうに言われる
だからといって
傷つくわけじゃない
昔から
子供の時から
「今日、いた?」
なんて
ずっと
何十回も言われ続けてきた
「いたよ」
と答えるしかないのだけれど
言った相手は気まずそうにする
そして取り繕う あやまる
そんな必要はどこにもないのに
わたし
ほぼ
誰にも敵意を持っていない
だから
誰も注意しない
記憶にないけれど
もしかしたら
おいてきぼりも
あったかもしれない
いや
おそらくあっただろう
だからとて
悲しいさみしいわけではない
ぽつんとしていて
「あ、いた!」
と周囲が言って
それを聞いていたに違いない

そんなふうに年月は経ってきたのだ
考えようによっては
気配を消している
それは素敵なこと
黙っていても
存在のうるさい人なんかより
ずっといいはず

木漏れ日の中で風

風が見えたら
面白い

以前
一度だけ
風を見たことがある
一度だけ

友と
一時間半
ずっと
コーヒーを飲みながら



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