子どもの日です。家人は小学低学年のときに父が1,2回鯉のぼりを揚げてくれたことくらいかな。昔の鯉のぼりですから6mくらいの竹竿に約3mの長さの真鯉と緋鯉をぶら下げていたがその当時の新しい鯉のぼりにつきもののパーツ「5色の吹き流し」や「風車(矢車)」、「天球(回転球)」などもなく、昔風で単純で何か貧相であったので家人は揚げることを望まなかったが、今から思うと昔風だからこそ鯉のぼりの鯉だけを見れば立派なもののように思えたと言う。竹竿の上方に滑車が付いており、夜になると布鯉は下ろし、いちいち外していたらしい。今のように揚げっぱなしではなく、その手間を思うと親が子を思う気持ちが子には通じていなかったと申し訳なく思うようですが、このことに限らずいろんな面でも言え、これも順送りで自分が親になって初めて分かることなのでしょうね。私の家では柏餅を作っていたことくらいかな。でも柏(なお、「柏」の木は針葉樹であり、実際に柏餅の葉として使われているのはブナ科の「槲〔かしわ〕」の木です)の葉っぱではなく代用としてサルトリイバラ(=山帰来〔さんきらい〕)の葉っぱで包んでいました。だから山帰来の葉を近くの里山へ取りに行ってました。今はそういう手間なことはしないのでしょうね。段々と手抜きになり、その分だけ薄っぺらい行事になってきたように思います。
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◆筍の肉巻き ◆鯛と新玉ねぎのサラダ ◆かぶと春巻き ◆スープ ◆ご飯
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