千の天使がバスケットボールする

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中国人のスパイが増殖中

2005-10-03 22:10:02 | Nonsense
「知られざる中国『清華大学』の実力」でスパイ活動の話がでたが、ご承知のように人を信じやすくて素直な国民性の日本は、彼らにとってはスパイ天国である。盗まれた技術・商品は、そのままそっくり偽物天国の中国で転用されている。たとえば中国市場の音楽ソフトの実に85%は、海賊版。「HONGDA」の悪いジョークのようなロゴをつけたバイクが、堂々と走っている。こうした偽物による被害が日本で2兆円、米国に至っては21兆円に至る。このようにスパイによる諜報活動の成果は、中国経済を”りっぱ”に支えてもいる。しかもクレヨンしんちゃん事件のように、盗まれていた技術による製品を中国で売ったり、工場で生産しようとすると、すでに盗んだ企業が現地で特許申請をしているために、本家本元を特許違反と逆告発してくる。盗人猛々しいというのは、こういうことか。

日本だけでなく、欧米には実態のない中国系のペーパーカンパニーが、3000以上あるという。社員という肩書きのスパイは、軍事、科学技術を収集する任務を遂行する。たとえば、アキバ系ファッションに身を包み、家電売り場に出没し、デジカメやスケッチブックを手に持ってやってくる。「愛国精神」に溢れる彼らは、珍しい電気製品を見つけるとすぐに写真をとったり、スケッチしてインターネットで本国に流す。或いは留学生が、電化製品を購入して、分解して本国に送ったりする。世界に誇るブランド力のない弱点と、長期的な技術開発はてっとり早く正規に買うか、あるいは盗んで、もうけたお金は不動産売買にまわすという商売人気質がそうさせるのか。いずれにしろFBIが、処理する中国人関与スパイ事件は、毎年2~3割増えているという。そしてフランスで自動車メーカーで働く中国人女性が情報を違法に収集したと拘留されたり、ドイツ製リニアモーターカーの施設に入り、動力関連の技術を盗むという事件もあいついでいる。こうして4000以上もあるといわれる諜報機関が集めた情報は、北京の科学技術情報センターに集められる。

そんな中国も最近路線変更をして、大使館機密工作費をひきさげ、ロビー活動に力を入れているらしい。貿易摩擦で反中姿勢をとる議会に、猛烈なアプローチをしかけているという。そのロビー活動には、反日運動も支援しているという。そのような対外活動も学んでいるというわけだ。

それにしても中国共産党は、過去徹底的な諜報活動を行ってきた。党員の情報がもれないよう相互監視システムを作っていた。これも実に恐ろしい社会だが、思想チェックも行い、国内の反体制分子や不満分子の監視は、今も徹底している。そうだったのである。この国におけるスパイ活動とは、何も他国の情報収集や技術を盗むことだけではない。仲間の情報も収集させられているのである。お互いに。