
かつて街の中心だったと思われる神殿が復元されている


ジュピター(ゼウス)、ジュノー(ヘラ)、ミネルヴァ(アテナ)の三神を祀ったとされている。

内陣のこの壁龕には↓

高さ六メートルのジュピター像があったのだろう。その頭だけが発見されてバルドー博物館に収蔵されているそうだ(今回倉庫入りしていて見られず)。
↓全体の復元図

おもしろいのは上の図で神殿の右側に位置するメルキュール(エルメス)の広場↑
↑小さな円が描かれているのが分かるだろうか↓

商業や旅行や(泥棒も)司る神であったので、東西南北それぞれの方向にある地域名と、そこから吹いてくる風の名前を記したウィンド・ローズと呼ばれる円が刻まれている↓

ローマ世界全体を見てもこういう例はめずらしいそうな

↓神殿の横壁には当時のドゥッガの人口を記した文字もあった


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丘の斜面上部に位置する神殿から少し階段を下りてコンコルディア(和合)神殿前へ↓…あとから読んだ最新の現地解説本によるとその前にある四角い広場との関連はないだろうとのこと

***さらに階段を下りて浴場設備へ

アーチ型の通路にもお湯が流れていたパイプの跡↓

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遺跡の中でいちばん大きな私邸↓

その床↓

↓公道に沿った壁には窓はなく、中庭に向かってだけ窓がひらかれていた典型的なローマの邸宅建築にみえる↓

↑公道の石畳はきっとうるさかったでのでしょう。荷車の轍が残っている。
この設備って何?↓あ、ローマ遺跡でよく見かける

公衆トイレの跡
娼館だったとされる建物の入口


↓下水の蓋

↓★ヌミディアの王子アテバンの墓は町の中心から少し離れた場所に見えた
