【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

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ヴィオラとチェロのコンサート(ギャラリーいずみや;蓮田市)

2012-06-20 00:22:12 | 音楽/CDの紹介

              

 地元、蓮田市でクラシックの演奏会が開かれた(6月16日、13:30-15:00)。蓮田市在住のチェリスト加藤皓平さんが声をかけて東京在住の重松征爾さん(ヴィオラ)、横山桂さん(チェロ)が協力。チェロ2人、ヴィオラ1人の珍しい構成での演奏会が実現したということらしい。


 曲目は、以下のとおり。
・「乾杯の歌」(ヴェルディ)
・「大きな古時計」(H.C.ワーク)
・「水上の音楽主題による『アリオーソ』」(クンマー)
・2つのオブリガードめがねつき二重奏より第二楽章(ベートーヴェン)
・ブルターニュ地方の踊り(Echu eo ar mare)
・映画「おくりびと」から
 
  < 休   憩 >

・ヴィオラとコントラバスのためのデュエットより(K.ディッターズドルフ)
・3つのデュエットop.22-2(クンマー)
・トリオソナタe5 (テレマン)
・グリーンスリーヴス

 全体の進行と曲の説明は加藤さんがするのだが、なれないせいか、あまり手際よくない。しかし、かえってそれが手作りの演奏会のようで、演奏者と聴衆との距離が縮まった。解説のなかでは、「2つのオブリガードめがねつき二重奏より第二楽章」の楽譜にベートーヴェンとしては珍しく強弱記号の書き込みがないという逸話、またテレマンという作曲家がギネスブックに載るほど作品の数が多いことが紹介された。

 チェロとヴィオラの音色を近くで聴いたのは珍しいこと。とくに、ヴィオラの音色に惹かれた。意外と艶やかである。と思うと、くぐもった弦楽器独特の音色も信条にある。

 加藤さんは東京でも若手チェリストとして演奏家をひらき、嘱望されているようで、確かに演奏が始まるとその世界にスッとはいっていく。全体の進行のおりにみせる普段着の顔とは全然違う。演奏された曲は、必ずしも今回のような構成の楽器用に書かれたものではない。そのために、加藤さんが編曲をしたようだ。それも今回の演奏会の魅力的なところだった。

 アンコール曲は、エルガーの「愛の挨拶」。印象に残る演奏であった。今回のプログラムは普段あまり聴いたことがないものばかり。こういう親しみやすい曲を数曲入れてほしいものである。

  


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