中島信吾『沢村貞子 波瀾の人生』岩波書店、1997年
図書館の書庫で見つけました。
著者は朝日新聞の記者として「ひと」の欄の原稿の取材で沢村貞子さんに逢い、夫の大橋恭彦さんともどもごくごく数年お付き合いし、その縁でこの本をまとめたようです。
ご夫妻とのやさしい、おもいやりのある交流が全体のトーンになっています。小見出しの入れ方、文字の大きさ、余白のとりかた、沢村さんの文章の引用の仕方にまで、筆者の気持ちが行き届いています。
「Ⅰ 蝉しぐれ」「Ⅱ 葉山のふたり」「Ⅲ 夫を語る」「Ⅳ 女優 沢村貞子」「Ⅴ 晩秋の海」。
教師をめざし、日本女子大師範家政学部に入学するも、尊敬する先生のたったひとつの言動に失望し、大学をやめ俳優の道に。
しばしばアカの俳優との嫌疑で、留置場に。しかし、その後は押しも押されぬ大女優。大橋さんと出逢い、彼に尽くして、最後は相模湾を毎日みて過ごして亡くなりました。
夫の遺骨とともに散骨を希望し、そうしたそうです。
図書館の書庫で見つけました。
著者は朝日新聞の記者として「ひと」の欄の原稿の取材で沢村貞子さんに逢い、夫の大橋恭彦さんともどもごくごく数年お付き合いし、その縁でこの本をまとめたようです。
ご夫妻とのやさしい、おもいやりのある交流が全体のトーンになっています。小見出しの入れ方、文字の大きさ、余白のとりかた、沢村さんの文章の引用の仕方にまで、筆者の気持ちが行き届いています。
「Ⅰ 蝉しぐれ」「Ⅱ 葉山のふたり」「Ⅲ 夫を語る」「Ⅳ 女優 沢村貞子」「Ⅴ 晩秋の海」。
教師をめざし、日本女子大師範家政学部に入学するも、尊敬する先生のたったひとつの言動に失望し、大学をやめ俳優の道に。
しばしばアカの俳優との嫌疑で、留置場に。しかし、その後は押しも押されぬ大女優。大橋さんと出逢い、彼に尽くして、最後は相模湾を毎日みて過ごして亡くなりました。
夫の遺骨とともに散骨を希望し、そうしたそうです。
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