茂木大輔『オーケストラ楽器別人間学』新潮社、2002年。
どういう人がどういう楽器を選ぶか?(第1章:楽器選択運命論)。 いかなる楽器がいかなる性格をつくるか?(第2章:楽器別人格形成論)。第3章では、有名人がどの楽器に合うかをみたてています。趣旨がよくわかります。
第2章は、楽器ごとに「音色」「合奏機能」「演奏感覚」が示されているので、参考になることが多いです。
「みのもんた」は指揮者、「石原慎太郎」は「ティンパニ」、松田聖子は「コンサートマスター」、「爆笑問題」の二人はヴァイオリンとピアノ。見立てが面白いです。
著者はオーボエ奏者ですが、なぜオーボエを選んだかというと、「細くて、円錐形で、美しく感じられたから」だそうです。それではさらに何故、トランペットやフルートでなかったというと、この2つはあまりにも多くの演奏家がいるからだそうです。著者は、「人知れず」努力することが好きなんだそうです。
そして、オーボエという楽器に性格を育てられたそうです。「弱腰で」ヘナヘナした芸風だったおれは、照れくさくとも堂々と発言しなければダメな場面があることを、オーボエの演奏上の課題を通じて教えられた、とあります。つまり、オーボエを吹くことで、自分の性格に変化をもとめられた」のだそうです(p.299)。
第2章は、楽器ごとに「音色」「合奏機能」「演奏感覚」が示されているので、参考になることが多いです。
「みのもんた」は指揮者、「石原慎太郎」は「ティンパニ」、松田聖子は「コンサートマスター」、「爆笑問題」の二人はヴァイオリンとピアノ。見立てが面白いです。
著者はオーボエ奏者ですが、なぜオーボエを選んだかというと、「細くて、円錐形で、美しく感じられたから」だそうです。それではさらに何故、トランペットやフルートでなかったというと、この2つはあまりにも多くの演奏家がいるからだそうです。著者は、「人知れず」努力することが好きなんだそうです。
そして、オーボエという楽器に性格を育てられたそうです。「弱腰で」ヘナヘナした芸風だったおれは、照れくさくとも堂々と発言しなければダメな場面があることを、オーボエの演奏上の課題を通じて教えられた、とあります。つまり、オーボエを吹くことで、自分の性格に変化をもとめられた」のだそうです(p.299)。