日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

おしえて、お仕事!ふむふむ

2024-05-31 05:41:00 | 読書
三浦しをんのインタビュー本『おしえて、お仕事!ふむふむ』を読みました。




作家三浦しをんが、靴職人、義太夫三味線、フラワーデザイナー、動物園飼育係など、専門性の高いさまざまな職業についている女性たち16人にインタビューした記録です。三浦しをんといえば、『神去なあなあ日常』で林業に取り組む青年を描いたり、『舟を編む』で辞書編集者、『愛なき世界』で植物研究者などさまざまな職業に就いている人を描いて来ているので、こういう企画はぴったりだと思います。

靴職人のところでは、病気や障害、事故などで左右の足の長さが違う人がとても多くて、そういう人たちからオーダーが来るお話がありました。僕の教えた卒業生のS君も、靴メーカーでそういう靴を作る部署で働いていて、とてもやりがいを感じていたところ、その部署が無くなってしまったので、彼は靴の専門学校に入ってそういう人たちのために靴を作り始めました。とても志の高い行為だと思います。




びっくりしたのは、コーディネーターのところに、オカマイさんが登場した事です。彼女は高校時代から雑誌編集部に出入りして、主にグラビアアイドルのコーディネートをして来ました。その後大手芸能事務所に入社して、凄腕コーディネーターとして活躍していたのですが、レゲエミュージックにハマってジャマイカに移住してしまいました。僕は彼女の旅行本を読んでから、彼女のXもフォローしています。三浦しをんとは同年代で、高校も近かったので、共通の知人もいるようです.世界は狭いですね。





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