日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

有名過ぎて尾行ができない

2024-05-01 05:30:00 | 読書
クイーム・マクドネルの『有名過ぎて尾行ができない』を読みました。





ポールは、アイルランドのダブリンに住む青年です。恋人の看護士のブリジット、元警官のバニーと3人で探偵事務所を始める計画がありましたが、頼りのバニーは行方不明になってしまい、恋人のブリジットとは喧嘩中で連絡が取れない八方塞がり状態でした。そこへ謎の美女が探偵業を依頼して来ました。愛人の浮気調査をして欲しいというのです。何とその愛人というのが、その頃アイルランド中の話題の主、不動産業者のハーディガンだったのです。




探偵業のイロハも知らないポールは友人のフィルに頼んで車を出してもらい、ハーディガンの尾行を試みます。その間元刑事のバニーの行方を探し続けます。すると、ハーディガンと組んで不動産開発を担っていた業者のブレイクが殺害されるという事件が起こります。不動産開発に伴う様々な不正が暴かれて裁判になっている最中の事件でした。ポールは何とか恋人のブリジットにも協力してもらってバニーの行方を探します。バニーの車からは、アイルランドで人気のスポーツ、ハーディングのスティックが出て来ました。

ユーモア系、ハプニング系のミステリーでした。僕はエイドリアン・マッキンティの本が好きでアイルランドには親しんでいましたが、まだまだ知らない事が多いですね。面白かったです。



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