黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『にゃらんがゆく でしといっしょ』じゃらん編集部・編(PHP研究所) 

2013-02-13 | 読了本(小説、エッセイ等)
ある時は房総でドライブして海の幸に舌つづみ、ある時は葉山でビーチサンダル買って海を満喫、ある時は京都で神社にお参りして舞妓はんに遭遇、ある時は箱根で温泉宿を予約して「しっぽり」……日本全国のグルメや温泉満喫する猫・にゃらん。そんな彼に、でし登場。紅葉やハロウィン、クリスマス…と、季節を楽しむ写真集。

じゃらんの旅猫・にゃらんの写真集。文庫版で“でし”追加♪
もともとにゃらん好きでしたが(会社のPCのスクリーンセーバーは、ずっとにゃらんv)、でしが登場してから、格段に楽しいです♪
あっという間にすくすく育ってますが、まんまるな目がとてもらぶりーv

<13/2/13>

新潟サツマイモロール@リリ

2013-02-12 | スイーツ


 米粉を使ったロール生地で、生クリームとさつまいものペーストを巻いてあります。
 さつまいもは、オレンジ色なので、ベニキララを使ってるのかな?
 農園ビギンとのコラボ商品で、ナチュラルローソンで発売されるものだとか。



 長さ10cmくらい。箱が可愛い♪

 パティスリー リ・リ:新潟(上越)※新潟食の陣で購入。

『なんらかの事情』岸本佐知子(筑摩書房)

2013-02-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
一番遅いレジの列に並んでしまう才能において競うならば比類ないと感じる『才能』、
ダース・ベイダーの日常生活のあれこれについて思いを馳せる『ダース考』、
買ったばかりの服のボタンが取れたり裾がほつれたり、いろんなものの運に恵まれない『運』、
自動水洗だという便器。ガソリンがなくなると予告する車。自ら話出す物たちの進化系を思う『物言う物』、
いざという時の為の走馬灯の試運転『上映』、
「国はこれを不服として」「ない場合は」…聞くと何となくモヤモヤする言葉あれこれ『何らかの事情』、
金づちを使うたびに思い出すある人のエピソード『金づち』、
古いカーナビの示す道に従わない友人。アクアラインに入ると、カーナビは「海です」という『海ほたる』、
ひらがなの種族間で密かに繰り広げられる攻防と野望『やぼう』……等、日常の延長の妄想ワールド全開なエッセイ。

ねにもつタイプの続編。
相変わらず、日常から妄想にスライドしてゆく様がシュールで楽しいです。
電車とか人前で読んでると、思わず笑っちゃうので危険(笑)。

<13/2/12>

『星星の火 御算用日記』六道慧(光文社)

2013-02-11 | 読了本(小説、エッセイ等)
文化八年四月。幕府御算用者生田数之進の姉たち…冨美と三紗が暮らす長屋の木戸のあたりに、乳飲み子が捨てられていた。一緒に置かれていた守り刀や品の良い着物からして、何か事情がある様子。その子を自分が世話すると言い出した冨美。
そこへ、金魚屋を営む太助とおふでの夫婦が、数之進の千両智恵を頼りにやってきた。金魚問屋のしんちう屋に奉公に行ったが、主とうまくいかなかったらしい太助。そんな訳で、ちゃんとした知識も得ずにいきなり金魚屋を始めた彼らは、金魚の色揚げ(色をよくする方法)などを知りたいのだという。しばし時間をもらい調べるという約束をする。
昨年暮れ、江戸家老を始め、御用人と勘定頭三人の重職が相次いで不審な死を遂げ、さらに藩主太田紀伊守信親も病に倒れているらしい越後春海藩が、次の数之進たちの潜入先に決まった。その話を両目付鳥海左門の屋敷で聞いている最中、直訴に来たものの途中で何者かに襲われ、数之進の腕の中で力尽きた少年が、その春海藩の者であったことが分かり、不穏な空気を感じ取る数之進たち。
二日後。早乙女一角とともに江戸藩邸へ赴いた数之進。そこでは家老職を継いだ、まだ十代の穂高勝之助を中心とし、子供たちばかりで七人で二歳の若君・民治丸を守っていた……

シリーズ第九弾。冨美が子供を育てたり、金魚の相談を引き受けたり、五瀬さまからもらった楓の鉢植えが盗まれたりという騒動と、幼い若君を守る少年たちの奮闘やら偽御算用者を名乗る者の登場やら、老中松平信明との直接対決があったりと、いろいろ。
今回は国元が越後ということで、鮭とか錦鯉とか新潟的なモノににやりとしたり。

<13/2/11>

金柑のタルト@HAPPY SUGAR

2013-02-10 | スイーツ
 ダマンドの入ったタルトの上に、金柑のコンポートがみっしり。
 上にクリームと金柑が載ってます。
 金柑は生も煮たのも大好きですが、タルトに載せるなら、煮てある方が一体感があって食べやすいかも。 

 HAPPY SUGAR:新潟(村上)

『船を待つ日 小坂屋お嬢の江戸見廻り始末』村木嵐(中央公論新社)

2013-02-10 | 読了本(小説、エッセイ等)
時は将軍家綱の御世。日本橋に店を構える古物屋・小坂屋の一人娘・翠は、数え十五の娘盛り。こぼれるほどに瞳の大きな器量良しだが、近目ゆえにあちこちで落ちたり転んだりしており、不器用と評判。ひとりで歩いていると町の皆が注意してくれるほどだ。
そんなある日、小坂屋と同じ古物屋で、翠が昔からたびたび出入りして懐いている口之津屋の主・勘兵衛が、翠のために神君家康公ゆかりの品だという触れ込みの和蘭渡りの眼鏡をくれ、早速着けて歩き回るも、皆には不評。
元侍だった小坂屋鉄七郎の朋友である、江戸南町奉行所与力の父・北山外記の息子で、翠の弟同然に育った森之介の元に遊びに行った翠は、勘兵衛から江戸に着く船荷を数えることを頼まれたという。勘兵衛は島原からの「人買い船」を探しているらしい…

器量良しだけど目が悪くてどんくさいと思われている(実は結構頭は良い)女の子と、その弟分である侍の男の子とともに、島原から攫われた子たちを乗せてくる船を探すお話。
キャラクタ的にはそれぞれに魅力を感じさせつつも、生かしきれてないというか、ストーリー的にも収まりが悪いというか、いろいろ中途半端さ加減が目立つかな;

<13/2/10>