黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『夜の底は柔らかな幻 下』恩田陸(文藝春秋)

2013-02-08 | 読了本(小説、エッセイ等)
指名手配犯であり元夫である神山倖秀を追い、闇月の期間だけ入ることのできる山奥を目指す実邦は、善法刑事と合流するが、途中で少年に遭遇。彼は実邦が乗っていた列車での騒動の元となった、在色者の子供であった。一緒に山に入った祖父とはぐれた彼を保護し、さらにジャーナリストのジュンと名乗る、場違いなファッションの男も加わりさらに進むが、少年の思いがけぬ力を見せつけられ、戦慄する。
一方、実邦たちの恩師である屋島風塵を、国立精神衛生センターに訪ねた黒塚は、屋島に司法取引を申し出るが、その後屋島はセンターを脱走。山へと向かう。
そして葛城は精鋭の配下を引き連れ、山狩りを断行する……

皆が山に集結。どうなるどうなると思いつつ読み進め、残りページ数が減っていくのに、なかなか話がまとまっていかないけど……と、思っていたのですが。まさかオチ(というか思春期の少年か!>葛城/笑)で締めくくりな雰囲気。
まだまだいろいろ謎が多い感じなので、是非続編を!

<13/2/8>