黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『我が家のお稲荷さま。』柴村仁(メディアワークス)

2007-06-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
代々水気を祀ってきた由緒ある家柄である、三槌家……陰の気を持つ女性のみが、その水の司祭を務めることができる。
しかしその血を引く最後の司祭・美夜子はすでに亡く、彼女の2人の息子、高上昇と透を残すのみ。しかも彼らは、そんな母の実家の事情は聞かされていない、普通の子供たち。
ところが弟・透が妖怪に狙われているらしいことがわかり、対抗する手段として、その昔三槌家が封印した大霊狐・空幻の力を借りることに……『第壱章』、
高上家で一緒に暮らすことになったクー(空幻)と護り女・コウ。しかし現代の常識のない彼女たちは……『第弐章』、
土地の神に挨拶する為、羽柴神社に挨拶に出かけたクーだったが、一帯を司る恵比寿神(コンビニオーナー兼)に、喧嘩を売られ……『第参章』、
恵比寿から、美夜子の魂が今もさまよっていると聞かされたクーは、彼女の為に禁忌とされる御霊送りを行うことに……『第四章』。

妙にほのぼのムード漂うお話。
主人公であろうと思われる(多分/笑)兄弟は、影が薄いので、今後に期待(笑)。

<07/6/22>