黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『毒草師』高田崇史(幻冬舎)

2007-06-01 | 読了本(小説、エッセイ等)
鬼田山家の先々代当主・俊春が撲殺した、一つ目の子山羊。以来、この家では“一つ目の鬼を見た”と言い残し、内側から鍵をかけて離れに閉じ籠る人間が相次いだ。そして誰もが、そこから忽然と姿を消してしまうのだった。
今年の1月、先代当主・壮治郎の後妻・久乃が、密室からの失踪しているのに続き、長男・柊也が、自室で何者かに毒殺された。そしてその場には“オ”という文字に似たダイイング・メッセージが残されていた。
医療関係雑誌『ファーマ・メディカ』の編集者をしている西田真規は、編集部で世話になっている医師が鬼田山家の主治医を務めている関係で、その事件を調べることになるが、西田の部屋の隣に住む、自らを“毒草師”だと名乗る奇妙な男・御名形史紋は、何故か彼に伊勢物語を読んだことがあるかと問う……

QEDシリーズにも登場している御名形さんが活躍(?)の作品。
御名形さんのキャラがやはりかなり強烈ですが、受難な西田くんとはなかなか良い感じ(笑)。
是非こちらもシリーズとして続いて欲しいです♪

<07/6/1>

† 新刊情報(07/06前半) †

2007-06-01 | 新刊情報
6/1
椹野道流『貴族探偵エドワード 琥珀の扉をひらくもの』角川書店(文庫:ビーンズ)

谷瑞恵『伯爵と妖精 花嫁修業は薔薇迷宮で』集英社(文庫:コバルト)

蒼井上鷹『俺が俺に殺されて』祥伝社

6/8
三木聡ほか『帰ってきた時効警察』角川書店

6/9
霧舎巧『私立霧舎学園ミステリ白書 十月は二人三脚の消去法推理』講談社(ノベルス)

篠田真由美『一角獣の繭 建築探偵桜井京介の事件簿』講談社(ノベルス)

6/10
御堂彰彦『付喪堂骨董店2 “不思議”取り扱います』メディアワークス(文庫)

6/11
有川浩『塩の街』メディアワークス

6/15
近藤史恵『モップの魔女は呪文を知ってる』実業之日本社(ノベルス)

瀬尾まいこ『幸福な食卓』講談社(文庫)