黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『淡月の夢 魂葬屋奇談』九条菜月(中央公論新社)

2007-06-11 | 読了本(小説、エッセイ等)
壊れてしまった魂の欠片を集め、あるべき場所へと還す“魂葬屋”のユキと知り合った高校生・相原深波は、彼の計略にはまり、魂葬屋の仕事を助ける“助人”として認定されてしまう。
そんな訳で、平穏も束の間、再び仕事を手伝うはめになった深波。ユキの担当案件である朝倉章雄の欠片を、兄・北都の職場である警察署から回収する手伝いをすることに。
使い魔・紅葉を潜入させ、無事任務を完了したユキたちだったが、紅葉によると、もうひとつ別の欠片の気配も感じるという。
しかも、それはユキの元教え子である少女・立夏の担当案件、加藤信二のものらしい。
どうやら被害者二人は知り合いで、事件もつながっているらしい……。
陰ながら立夏の力になりたいというユキの為、深波も手を貸すことになったのだが……『淡月の夢』、
幼い使い魔・音々(外見は子猫)に、空を飛びたいとねだられた使い魔・伊知(外見は鴉)は……余話『月夜ノ鴉』を収録。

シリーズ第2作。
ツンデレな魂葬屋・立夏と彼女に執着する死神・時雨が新たに登場。
余話は、時雨の使い魔・音々と、同じく死神の連夜の使い魔・伊知のほのぼの話。音々がとても可愛らしいのですが、連夜が絵本を読んであげている所を想像するとかなり楽しい(笑)。

<07/6/11>