黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『イナイ×イナイ』森博嗣(講談社)

2007-05-15 | 読了本(小説、エッセイ等)
美術品鑑定業を生業とする椙田泰男の事務所に、黒衣の美人・佐竹千鶴が訪れた。
以前椙田のところで鑑定を依頼した際に、名刺にもうひとつの探偵業について書かれていたのを頼りに来たらしいが、あいにく椙田は留守。彼の代わりに、事務所の手伝いをしている芸大生・真鍋瞬市が話を聞くことに。
佐竹家は都内の一等地に邸宅を持つ資産家。財を成した父が亡くなり、現在その邸宅には父の後妻・絹子と、千鶴と双子の姉妹・千春が住んでいる。
千鶴には生後まもなく亡くなり、出生届も出されていない兄・鎮夫がいたが、亡くなっているはずの彼の姿を千鶴は見たことがあるという……しかも家の地下に閉じ込められて。千鶴はその鎮夫を見つけ出して欲しいのだというのだ。
その後、しばらく不在の椙田に代わり佐竹家を訪れることになった、真鍋と椙田の助手・小川令子は、そこで探偵・鷹知祐一朗と出会う。やがて、事件が起き……

新シリーズ・Xシリーズ第1作。時系列的には『η~』の何ヶ月か後位の設定のようです(萌絵が東京の大学にいるので)。
椙田さんの正体はいわずと知れた某氏(笑)ですが、今後正体がばれずに済むのかちょっと気になります(笑)。

<07/5/15>