黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ツバサ 11』CLAMP(講談社)

2005-08-18 | 読了本(漫画)
「ピッフル国」で開かれる「ドラゴンフライレース」。
その優勝商品がさくらの羽根であることを知った小狼達はレース予選に挑む。
本選へ進めるのは20名という過酷な条件の中、奮闘する一行。さくらの為に、そして誰よりも強くある為に……小狼がドラゴンフライで天空を舞う。

久しぶりに、知世ちゃんらしい(CCさくらの時の)、知世ちゃんを見て、「……ふふv」と思ったり(笑)。

<05/8/18>

『レディー・ヴィクトリアン 16』もとなおこ(秋田書店)

2005-08-18 | 読了本(漫画)
ベルとノエルの恋を公にする為、ノエルと別れて別の恋をするという脚本を書いたレディー・エセル。
ところが本当に舞踏会でミハエル殿下に求愛され、うっとり。
またアージェントの『ガヴァネス・ローラ』の舞台化も決まり……。

殿下が……いい感じです(謎)。
続きが気になる終わり方なので、次巻が待ち遠しいです~~。

<05/8/18>


『ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件』北村薫(東京創元社)

2005-08-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
1977年、ミステリ作家でもある名探偵エラリー・クイーンが出版社の招きで来日し、公式日程をこなすかたわら東京に発生していた幼児連続殺害事件に興味を持つ。
同じ頃、大学のミステリ研究会に所属する小町奈々子のアルバイト先の書店に、五十円玉二十枚を千円札に両替してほしいと頼む男が、たびたび訪れていた。
奈々子はファンの集い<エラリー・クイーン氏を囲む会>に出席し、『シャム双子の謎』を披露する等大活躍。クイーン氏の知遇を得て、都内観光のガイドをすることに。
出かけた動物園で幼児誘拐の現場に行き合わせたことから、名探偵エラリーの慧眼が先の事件との関連を見出して……。

北村さんによるクイーン作品のパスティーシュ。まさにクイーン好きの為の一冊、といった感じです(苦笑)。
個人的に、本の体裁は単行本より文庫の方が、よりクイーンの国名シリーズっぽくてよいと思うのですが(笑)。

<05/8/17,18>

『よしきた、ジーヴス』P・G・ウッドハウス(国書刊行会)

2005-08-17 | 読了本(小説、エッセイ等)
バーティーがダリア叔母さんや従姉妹のアンジェラらとのカンヌからの滞在から帰ってくると、ジーヴスから、彼の留守中にイモリ好きの友人、ガッシー・フィンク=ノトルが訪ねてきた旨を聞かされる……ある女性に思いを寄せているが、それを伝えられずに悩んでいるという(相談されたのはバーティーではなく、ジーヴス)。
その相手がカンヌで一緒だったアンジェラの友人、マデライン・バセットだと知ったバーティー。
おりしもブリンクレイ・コートのダリア叔母さんから、彼女が理事を務める、マーケット・スノッズベリー・グラマー・スクールの表彰式に出るように強要されたバーティーは、自分の代わりにガッシーを送り込む。
ところが、ささいな事柄からアンジェラとその婚約者タッピー・グロソップが仲違いしたことから、結局バーティーもブリンクレイ・コートに出かけることに……。
いつもならばジーヴスの出番…となるところ、バーティーが意地を張り、自分で諸問題……ガッシーとマゼライン、アンジェラとタッピーの仲を取り持ち、叔母さんの金銭問題をも片付けようとしたことから、かえって混乱はますます進み、叔母さん宅の至高のコック・アナトールまで辞表を出す事態に!

『比類なき~』は連作短編でしたが、今回は長編。
バーティーがしでかした失敗により、事態がどんどん悪化(笑)。そしてそれをあざやかに解決するジーヴスの手腕が見事です(笑)。

<05/8/16,17>

『魔王城殺人事件』歌野晶午(講談社)

2005-08-16 | 読了本(小説、エッセイ等)
東京のはずれにある星野台小学校に通う『ぼく』こと、佐藤翔太は、クラスメイトの『KAZ』(宇田川香月)や『おっちゃん』(小川健太)と共に、探偵クラブ『51分署捜査1課』を結成している。
ある日、町はずれにある怪しげな噂のある屋敷『デオドロス城』(翔太らが命名)に忍び込み、探検を開始。そこでゾンビ女を目撃するが、彼女は庭の小屋の中で忽然と姿を消した。
その謎を探るべく、『桂木さん』と『タキゾノキヨミ』の女子2名を加えたメンバーで、再度屋敷に潜入。
同じ小屋で今度は乳母車に乗せられた男の死体を発見するが、今度はその死体も消失!
しかもその後、何故か大阪で発見されて!?

歌野さんの作品の割には、結構普通ですが、『ミステリーランド』の役割……子供達のミステリとのファーストインパクトとしては、まぁ、よかったのではないかと(笑)。
英語タイトルが、かなりヒントですね~(笑)。

<05/8/16>



『天の前庭』ほしおさなえ(東京創元社)

2005-08-15 | 読了本(小説、エッセイ等)
高校の工事現場で発見された白骨死体と日付の刻印されたボールペン。自動車事故で意識不明となり、そのまま9年間眠り続けた柚乃奇跡的に目覚めたとき、すべての記憶を失っていた。父は同じ事故で死亡、母は柚乃が子供の頃、ドッペルゲンガーを見たといった翌日に失踪していた。そして今、長い眠りから醒めた柚乃は、パソコンに残されたという記述を見つける。ドッペルゲンガー、タイムスリップ、友達と注文した日付入りボールペン……彼女の行き着く真実とは?

現実の危うい感じとか、二転三転するところとかは、ちょっとおもしろかったんですけどね~;
……ちょっと悪酔いしそうな、ぐるぐる感(笑)。

<05/8/15>


『メディエーター 呪われた転校生』ジェニー・キャロル(集英社)

2005-08-15 | 読了本(小説、エッセイ等)
霊の調停人、メディエーターとしての役目を持つ16歳のスザンナ。
ある日、彼女の部屋に女性の幽霊が現れ、レッドという人物に「自分が死んだのはあなたの所為ではない」と伝言して欲しいと頼まれる。
どうやら『レッド』と呼ばれているのは、不動産業を営むサディアス・ボーモントという男らしい……しかも、彼はスザンナがプールパーティーで一緒に踊ったタッドの父親。
いろいろと不穏な噂のある彼の元に、何とか乗り込んだスザンナだったのだが……。

またしても邦題が不可解;
『呪われた転校生』って……誰が転校生?(注:スザンナが転校してきたのは前巻だし、他には誰も転校してきてません/笑)

<05/8/14,15>



『対談集 妖怪大談義』京極夏彦(角川書店)

2005-08-14 | 読了本(小説、エッセイ等)
水木しげる、養老孟司、中沢新一、夢枕獏、アダム・カバット、宮部みゆき、山田野理夫……各ジャンルで活躍する15名と語る妖怪や怪異。

いろんな話が読めて、興味深かったです。
個人的に、唐沢なをきさんとの対談に出てくる『スイカの謎』が、かなり爆笑。
今頃気付きましたが、水木さんって、ご自分のことを『水木さん』と言われるんですね~。

<05/8/13,14>



『結晶物語 2』前田栄(新書館)

2005-08-13 | 読了本(小説、エッセイ等)
感情を結晶化することができる質屋の主人・凍雨と、その父で昼行灯な大妖怪・白夜、凍雨に弱みを握られ便利に使われている青年・黄龍のシリーズ第2巻。
白夜が病院で出会った鵺は、彼の友人である生き霊少女・沙耶を狙っているらしい。その鵺退治を依頼された黄龍だったのだが……『就眠儀式』、凍雨贔屓の和菓子屋の孫娘が行方不明だという。凍雨から捜索を依頼された黄龍。ところがそこに一通の招待状が。どうやら彼女を人質にしているのは、黄龍が持つ人魚刀を狙っている者らしく……『First Snow』、黄龍が出会った女性・カグヤは、一年の間で赤ん坊から大人の姿を繰り返す呪いをかけられているという『鳥神の呪い』の3編。

『First Snow』はプリンスの扱いが、中途半端だなぁと思ったら、次巻に続くんですね(笑)。
……個人的に、この巻に出てくる女の子たちが皆ムカつくんですけど(笑)。

<05/8/13>