黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『損料屋喜八郎始末控え』山本一力(文藝春秋)

2005-08-06 | 読了本(小説、エッセイ等)
上司の不始末の責めを負って、同心の職を辞した喜八郎。その後損料屋として暮らしていたが、恩のある先代の遺言として頼まれていた札差・米屋の幕引きの手伝いをすることに。米屋が抱えた負債を減らし、商売をやめずに済むよう計画を巡らす喜八郎……『万両駕籠』、喜八郎たちに痛い目に合わされた伊勢屋は、彼等を騙そうと一芝居打つ『騙り御前』、江戸屋の女将・秀弥から板前の清次郎の様子がおかしいと相談された喜八郎は……『いわし祝言』、棄捐令により逆に逼迫した武士の生活。また、金策に切羽つまった笠倉屋はとんでもない計画を企て……『吹かずとも』の4編。

真面目に時代物です(……いやこの本の前に読んだのが、米村さんの『退屈姫君伝』なので/笑)。
私的にちょっと時代小説ブームに突入中(笑)。

<05/8/6>