黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『QED~ventus~ 熊野の残照』高田崇史(講談社)

2005-08-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
和歌山県・紀伊半島に位置する、古来からの信仰深い土地『熊野』。浄不浄を嫌わず、黄泉との謂れもある熊野三山……熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社……の神々には意外な逸話が隠されていた。
学校薬剤師会での親睦旅行に参加した薬剤師・神山禮子は、そこで奈々と桑原のコンビと行動をともにする。
人と深く関わることを避けてきた彼女には、故郷を捨てた過去があり……。

今回は珍しく視点が奈々ではなく、他人から見た二人というのがちょっとおかしかったり(笑)。
そして作中で沙織につっこまれているように珍しく人が死んでません(回想では死んでますが)。……もしかしたらこれから次回作に繋がって、そこで事件が……とか想像してみたり(……いや途中で合流したときの熊つ崎のセリフが、そんな前振りっぽいかな、と)。
ちなみに今回は8割以上タタルの薀蓄で埋まってます(笑)。

<05/8/28>