黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ラインの虜囚』田中芳樹(講談社)

2005-08-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
フランス人の父とカナダの先住民の母との間に生まれた少女、コリンヌ。
両親と共にカナダで暮らしていたが、父が亡くなり、勘当されたその実家に住む祖父を訪ねて、フランスへ……。
しかし、面会した祖父は彼女を孫と認める条件として、ライン河ほとりに立つ塔に幽閉されている男が、すでに死んだはずのナポレオンであるという噂の真偽を確認するようにいう。
パリで知り合った3人……酔いどれ剣士モントラシェ、若き自称天才作家のアレク、海賊王ラフィットと共に一路ライン河を目指すコリンヌだったが、その行く手をさえぎる者達が現われ……。

田中さん的な毒は薄めなので、子供にも楽しく読めるかと(笑)。
何故、孫だと認めてもらうのに、そんな噂を確認しに行かなくっちゃいけないのか……というツッコミを入れたいなぁとちょっと思いながら読んでいたのですが、その理由は後半であきらかに(笑)。
どちらかというとミステリ色よりも、冒険小説の要素が強い感じです。

<05/8/22>