黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

マカロン・その8@アルデュール

2012-07-17 | スイーツ
 フロマージュフレイズ、ブラッドオレンジ、ソルティドッグの3種。
 フロマージュフレイズは、クリームチーズの中心に苺ジャム、ブラッドオレンジはブラッドオレンジのピール入り、ソルティドッグは、甘夏のマーマレードと、ゲランド塩、ウォッカ風味のホワイトチョコガナッシュ、だったかな?

 アルデュール:福岡 ※グランスタ(東京駅)で購入

『食道楽 上』村井弦齋(岩波書店)

2012-07-17 | 読了本(小説、エッセイ等)
大食漢の大原満は、浪人しつつも何とか大学を卒業した文学士。そんな彼は、田舎にいる従姉妹(本家の娘)・お代と結婚させられそうだという空気を感じており、その話を切り出される前に…本家には学費を援助してもらった恩があり断りにくい…何とか東京で自分の嫁を見つけたいと考えていた。
友人・小山の夫人に相談したところ、折りしも小山と大原共通の友人である、中川の妹・お登和が故郷の長崎から出てきているという話を聞く。
器量よしで料理上手だという噂の彼女に実際会った大原は、ひとめぼれ。何とか自分の嫁に迎えたいと考え、友人たちに協力を依頼する。最初あまり乗り気ではなかったが、兄や小山らに、大原の誠実な人柄が今の世で得がたいものだと説かれ、ついに了承する。
ところがその矢先、田舎の両親からとうとうお代との結婚話を知らせる手紙が届いて……

明治時代に書かれたグルメ小説…というか、衛生面などを考え外国文化を取り入れた食生活を勧めるべく、人々にわかりやすく説いた啓蒙小説、かな。
八割方、古今東西の料理のレシピや生活習慣の薀蓄により埋め尽くされていて……半分読んでも全く筋が進んでいない恐ろしさ(笑)。当時は、お酒や醤油、牛乳などにも混ぜ物をするケースが多かったらしく、その辺の判別方法や見分け方とかも延々書かれてます。
個人的に、明治時代からタピオカがあったことに若干驚き!

<12/7/16,17>