江戸から遠く離れた小藩・田鶴藩。
無類の鷹好きな藩主・常寿が、鷹狩りの最中に何者かに襲われ、落馬した。
疾風のように現れた刺客は鷹を操り、剣も達者な謎の少年。
筆頭家老・吉倉伊左衛門の嫡男で、藩主の二男・圭寿の近習である伊月は、剣の腕に自信を持つ少年だったが、為すすべもなかった上に藩主より拝領の刀を折られるという失態を犯す。
その責任が父や家名に及ぶのを恐れ、切腹しようと考えた伊月だったが、そこに現われたのは先の少年だった。
<神波の燦>と名乗る彼に、結果的に命を救われることとなった伊月。神波というのは一族の名だという。
やがて父から、その一族と藩との関わり、そして自らの出生の秘密にも絡んでいることを知らされることに……
山里に暮らしていた異能の一族の少年と、家老の息子の運命が交わってゆく…という、何かこう……『№6』の時代小説版、みたいなお話(笑)。
圭寿も含め平穏だった日々が一変したところで一巻が終わり、次回はどうなるのか気になるところです。
<12/7/12>
無類の鷹好きな藩主・常寿が、鷹狩りの最中に何者かに襲われ、落馬した。
疾風のように現れた刺客は鷹を操り、剣も達者な謎の少年。
筆頭家老・吉倉伊左衛門の嫡男で、藩主の二男・圭寿の近習である伊月は、剣の腕に自信を持つ少年だったが、為すすべもなかった上に藩主より拝領の刀を折られるという失態を犯す。
その責任が父や家名に及ぶのを恐れ、切腹しようと考えた伊月だったが、そこに現われたのは先の少年だった。
<神波の燦>と名乗る彼に、結果的に命を救われることとなった伊月。神波というのは一族の名だという。
やがて父から、その一族と藩との関わり、そして自らの出生の秘密にも絡んでいることを知らされることに……
山里に暮らしていた異能の一族の少年と、家老の息子の運命が交わってゆく…という、何かこう……『№6』の時代小説版、みたいなお話(笑)。
圭寿も含め平穏だった日々が一変したところで一巻が終わり、次回はどうなるのか気になるところです。
<12/7/12>