黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

お米のキャラメリゼ@トコノマ.

2012-07-02 | スイーツ
 米はぜ(という云い方は一般的かな?ポン菓子?)とスライスアーモンドを、きび砂糖でキャラメリゼしたもの。
 そんなにガチガチにかたまってはおらず、軽くて食べやすいです♪
 アーモンドもいい感じにマッチしてますv

 トコノマ.:新潟(小千谷) ※またたきのうたげ展@mu-an(長岡)で購入。

『マツリカ・マジョルカ』相沢沙呼(角川書店)

2012-07-02 | 読了本(小説、エッセイ等)
廃墟の如き五階建ての雑居ビルの上にいる人影を見つけた、高校一年の柴山祐希は、自殺しようとしているのだと思い込み、止めるべくその場所へ向かう。
そこにいたのはマツリカと名乗る高飛車な美少女。すぐにそれが勘違いだと気づくが、動揺のあまりおかしな言い訳をしてしまう。そんな彼女に弱みを握られ、高校に以前からある怪奇話に云われる<原始人>を探すはめに。
そんな中、話を訊くべく、学校の卒業生である教育実習生・紺野を探していると、花束を持っている同じクラスの女生徒・小西に遭遇。旧校舎裏に落ちていたのを拾ったというのだが、それはまるで供花のようで……“原始人ランナウェイ”、
小西から、高校の裏側にある小さな山・隻眼山で行われる肝試しに誘われた柴山。そこは、以前襲われ、片目を怪我した女生徒が命を落とし、その片目の幽霊が出るという噂のある場所だという。
くじ引きの結果、小西とペアを組み、コースを歩いた柴山。無事ゴールに辿り着いたのだが、どうやら仕込んでなかったらしい女の泣き声が聞く者が続出。さらに用意された札の数も合わないという謎もあり……“幽鬼的テレスコープ”、
高校は文化祭真っ只中だというのに、マツリカから、学校内に出没するという<ゴキブリ男>を捕まえるという指令を受けた柴山。
その動きを見張るため、はからずも自分のクラスの出し物であるメイド喫茶に居座らなければならなくなってしまい、居たたまれない。
そんな中、隣のD組の出し物で使用するアリスの衣装が消えてしまったという事件が起き、小西からそれを探して欲しいと頼まれて……“いたずらディスガイズ”、
小西の所属する写真部の、引っ越した先輩の忘れ物だというアルバムを見た柴山は、そこにマツリカの写真を見つけ、彼女が三年生で、家でいろいろ抱えている人物であると知る。
そんな中、いつもの如く彼女の元を訪れ、勉強をみてもらった柴山は、わたしがいなくても大丈夫と云われてしまう。そんなマツリカに、姉の卒業アルバムから姉の写真が切り取られているという謎について、訊いてみた柴山は……“さよならメランコリア”の4編収録の連作短編。

廃ビルに住む謎の高飛車美少女・マツリカに命じられ、高校の怪奇話の真相を探ることになった元ひきこもりで超うしろむきな少年・柴山が奔走する、青春ミステリ。
二人の関係性はちょっと『GOSICK』っぽいかな?柴山くんはもっとヘタレな感じですが。
イジメとかマイナスな要素が根底にある話が多くて、だいぶほろ苦テイスト。

<12/7/2>