黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

豆大福@ふくやまこばやし

2007-12-08 | スイーツ
 弾力のある餅の中に、入っている豆は大豆。
 中にはつぶあんが入っています。

***** ***** ***** *****
 ふくやまこばやし:新潟(長岡)

 行きつけの化粧品屋さんの、すぐ近くにある和菓子屋さん。
 店の名前がどうにも気になっていたお店でした(笑)。


『カレンダーボーイ』小路幸也(ポプラ社)

2007-12-08 | 読了本(小説、エッセイ等)
2006年の現在。大学教授・三都充と同じ大学の事務局長・安斎武は、小学校からの同級生で、今では同じ職場で働く同僚。
ある日、何故か2人の意識だけが、小学5年生だった1968年にタイムスリップしてしまう。しかも寝て起きるたびに、過去と現在を行き来しているのだった。
そんな状況を利用し彼らが思いついたのは、当時クラスのアイドル的存在だった古内里美を助けること……彼女の一家は1968年12月10日に発生した三億円事件が原因となり、一家心中していたのだった。
さらにその三億円を横取りし、大学の理事長の不正利用したお金を補填すべく計画を立てた2人だったが……

自分が過去での行動が、現在にどう結果として現れるのかが、その都度わかるのがおもしろい設定ですね。
最後はちょっとあっけない終わり方のような気もしますが、それだけに喪失感を覚えて切ないかも;

<07/12/8>

『秋の牢獄』恒川光太郎(角川書店)

2007-12-08 | 読了本(小説、エッセイ等)
11月7日。大学2年生の藍は、自分が同じ1日を繰り返していることに気付く。そんな25、6回目の11月7日を迎えた彼女の前に、同じように一日を繰り返している青年・隆一が現れる。彼に連れられて“リプレイヤー”の仲間たちに引き合わされた藍は、“北風伯爵”という存在と、次々に仲間が姿を消しているという事実を知らされる……『秋の牢獄』、
春の夜。近道をしようと迷い込んだ道で、藁葺き屋根の家に足を踏み入れた“ぼく”は、翁の面の男からやむを得ずその家を受け継ぐことになってしまう。日本全国を定期的に彷徨うらしい、この家から出る為には、誰か別の人間に交代しなければならない。その機会を狙っていたぼくの元に現れたのは……『神家没落』、
幻を操る力を能力を持っていた“祖母”とともに山で暮らしていたリオ。しかしその後、家は火事で燃え、“祖母”と別れてしまう。本当の両親の元に戻されたリオは、ひとりで幻術の練習に励んでいたが……『幻は夜に成長する』の3編収録の作品集。

『秋の牢獄』は時を繰り返すというありふれた題材ながら、恒川さんらしい解釈が為されてて良かったです。
 3編とも何かに“囚われている”というモチーフで共通していますが、そのことに対する恐怖や嫌悪よりも、甘美な愉悦のようなものを感じる作品たちでした。

<07/12/8>