黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『狩人は都を駆ける』我孫子武丸(文藝春秋)

2007-12-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
京都で個人の探偵事務所を営む私のもとに、同じビルで犬猫病院を開業している沢田からひとつの仕事を回される。依頼人は政界と何かと繋がりがあるらしい老女・藤井喜美子で、依頼内容は彼女の飼っているドーベルマン・雷蔵が誘拐されたというものだった。かくして調査を開始した私だったが……『狩人は都を駆ける』、
メインクーンを飼っているホステス・及川みひろこと、金田美春から依頼が。彼女の住んでいるマンションの近くで、猫が次々に殺される事件が起こっているという……『野良猫嫌い』、
ドッグショーに出るというシーズー・ヴィスコンティの警護を依頼してきた依頼人・安曇利恵子。出場をとりやめろという脅迫状が届いているという。かくしてショーの当日を迎え……『狙われたヴィスコンティ』、
同じビルの地下にあるスナック・ノワールのバーテン・野口から、彼の知り合いの女性・永澤の猫・ミーコを探して欲しいという頼まれる。近所で出没している『猫さらい』の仕業ではないかというのだが……『失踪』、雨の晩に黒猫に怪我をさせてしまった私は、その猫の飼い猫探しを始めるが……『黒い毛皮の女』の5編収録の連作集。

何故か動物がらみの事件ばかり引き受けてしまうことになってしまう探偵の話。
我孫子さんの『ディプロトドンティア・マクロプス』の前日譚らしいのですが、どんな話だったかすっかり忘れてます;

<07/12/28>