黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ヴァンピーア オルデンベルク探偵事務所録』九条菜月(中央公論新社)

2007-12-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
20世紀初頭独逸、急速な文明の発展の陰で居場所をなくす人ならざるものたちと人族の共存を目指し、設立されたオルデンベルク探偵事務所。
そこに、不可解な状況で消えた女性の遺体探索依頼が探偵事務所に舞いこんだ。10数年前までその地に住んでおり、依頼人である領主ディーデリヒ・アイゼンシュタット(ディ)とも旧知の間柄であったことから、この地に派遣された所員フェルディナント・クロイツェル(フェル)は、到着早々いなくなったのはディの姪・コルネリアの事件の聞き込みを開始する。彼女を慕っていたディの娘・イザベルも、事件の真相を突き止めようと、フェルに付きまとう。
やがて、フェル自身にも危険が迫り……

シリーズ2作目…ですが、1作目は未読(だって図書館が入れてくれないんですもの/笑)。
そんな訳で、1作目では作中で隠されている(というか周知の事柄なので書いてないのかな、と思ってましたが)フェルの正体が明かされているものだとばかり思いながら読み進めていたので(実際は、別の人が主人公らしい)、例の真相にちょっとびっくりしました(笑)。

<07/12/27>