黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦(角川書店)

2006-12-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
大学のクラブの後輩“黒髪の乙女”に恋をした“私”。結婚することになったクラブのOB・赤川先輩の祝いの席に参加した“私”は、そこに彼女の姿を見、後を追うが果たせず。彼女は、さまざまな人に出会いながら、夜の京の街を渡り歩き……『第一章 夜は短し歩けよ乙女』、
想いを寄せる彼女が、下鴨神社で行われる古本市に出かけると知った私。そこで見知らぬ少年に付きまとわれつつ、彼女の姿を探す。やがて彼女が、ある絵本を探していると知り……『第二章 深海魚たち』、
“ナカメ作戦”(なるべく彼女の目にとまる作戦、の略)を展開しつつも、なかなかそれが結果として現れない日々を送る私。学園祭でゲリラ的に上演される“偏屈王”と“プリンセス・ダルマ”の物語の行方は……『第三章 御都合主義者はかく語りき』、
京の街中で風邪が猛威を奮う中、風邪の神様に嫌われているかの如く、一人だけ無事な彼女。どうやら蔓延している風邪は、李白さんのものらしく……『第四章 魔風邪恋風邪』を収録。

アンソロジーで第一章を読んで、気に入っていた作品でしたが、全部読むとさらにぶっとんだ作品ですね(笑)。
彼女は、めちゃめちゃキュートでラブリーvv…の一言に尽きます(笑)。

<06/12/28>