『玻璃月蜉蝣縁物語 1』岩崎美奈子/高里椎奈（一迅社）

執着しすぎることにより、人と物や人をつなぐ『縁』が鎖になり、人を苦しめる。その鎖を視ることができるルゥと、切ることができる亜鳥ヒロト……2人が関わる物語。
神社にお参りに来た少女・サクラと出逢った2人。母が交通事故で亡くなってから、変わってしまった父に元気になって欲しいという彼女の手助けをすることになったのだが……『第1話』、
たまたま古い日記帳を見つけた陸上部の少女・東野ひなた。持ち主を探して、その日記に書かれた行動を辿っていた彼女は、いつしか彼に恋心を抱くが……『第2・3話』、
サクラが出逢った亜鳥に似た青年…彼は、兄・クガトだった。亜鳥の家は、破魔弓を操る巫女の家系で……『第4・5話』、他、書き下ろし小説『犬』を収録。

とても印象的なタイトルだなぁと思って、店頭で手にとって気づいたのですが、高里さん原作のお話だったんですね（笑）。
ルゥの正体もちょっと気になりますし、今後の展開に期待です～。

<06/12/1>

『猫町』萩原朔太郎（KKベストセラーズ）

北陸地方のＫという温泉に滞留していた“私”。ある日、軽便鉄道を途中下車し、峠の山道を歩いていた私は、いつしか道に迷い、繁華な美しい町へとたどり着いた。しかしそこは……

朔太郎の作品を“心象(いめーぢ)写真”で彩った一冊。
猫たちがらぶりーで、めろめろですvv

<06/12/1>

† 新刊情報（06/12前半） †

12/1
西尾維新『化物語　下』講談社

12/2
瀬尾まいこ『見えない誰かと』祥伝社

12/4
森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』角川書店　

古川日出男『僕たちは歩かない』角川書店　

12/6
若木未生『真・イズミ幻戦記　暁の国 3』徳間書店（文庫：デュアル）

矢崎存美『クリスマスのぶたぶた』徳間書店（文庫：デュアル）

海堂尊『螺鈿迷宮』角川書店

12/7
森博嗣『猫の建築家』光文社（文庫）

12/8
吉田音『Think 夜に猫が身をひそめるところ』筑摩書房（文庫）

吉田音『Bolero 世界でいちばん幸せな屋上』筑摩書房（文庫）

12/9
上遠野浩平『しずるさんと無言の姫君たち』富士見書房（文庫：ミステリー）

野梨原花南『マルタ・サギーは探偵ですか？　4』富士見書房（文庫：ミステリー）

12/10
桜庭一樹『GOSICK Ⅵ　仮面舞踏会の夜』富士見書房（文庫：ミステリー）

12/12
恩田陸『クレオパトラの夢』双葉社（文庫）

12/15
三崎亜記『となり町戦争』集英社（文庫）