黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『恋のドレスと薔薇のデビュタント』青木祐子(集英社)

2006-12-05 | 読了本(小説、エッセイ等)
仕立屋『薔薇色』は、ロンドン郊外の町、リーフスタウンヒルにある小さな店。店主のクリスのつくるドレスは、恋をかなえると評判だ。
年の離れた金持ち・バルトとの婚約の決まっているイシュタトン男爵の令嬢・ファニール。両親に決められた結婚に、気分が沈みがちな彼女は、診察を受けた医師・イアンから『薔薇色』の“恋のドレス”の話を聞き、店へ行ってみる事に。
彼女は、クリスに名も知らぬ初恋の相手に思いを打ち明けたいというが、どうやら件の男性は、ハクニール公爵家のシャーロックらしく……

“ヴィクトリアン・ローズ・テーラー”シリーズ第3作。
ようやく自分の思いを自覚したクリスですが、今後立ちはだかるであろう身分の違いをどう乗り越えていくのかが問題ですね~(この辺はちょっと『エマ』っぽい?)。

<06/12/5>