黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『悦びの流刑地』岩井志麻子(集英社)

2006-04-23 | 読了本(小説、エッセイ等)
昭和初期、下町の貧民窟に暮らす美しい姉と盲目の弟・由紀夫。
一歩も外に出ることのできない由紀夫の愉しみは、姉が勤め先の料亭から持ち帰る女作家の書き損じ原稿に描かれる愛欲の世界。
料理屋で仲居をしていた悦子が、川嶋に請われ共に大陸に渡る。しかしやがて情人・山本と共に彼を殺害し…そんな物語に囚われていく彼は、次第に虚実の境を無くしていく……。

再読です。
やはり岩井さんの作品は、この辺の設定のが好きです~♪

<06/4/22,23>