黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『猿若町捕物帳 にわか大根』近藤史恵(光文社)

2006-04-01 | 読了本(小説、エッセイ等)
このひと月で、吉原の京町の遊女が相次いで三人も亡くなっているという。そのうちのひとりは、人気役者・水木巴之丞に瓜二つの遊女・梅が枝の仲のよかった同僚だった花紫。三人を診たのは小川玄角という医者だったが、彼女達はそれぞれ別の病で不審な点はないという。やがて浮かびあがる共通点“雀”の意味とは……『吉原雀』、
上方から戻ってきた実力派の女形役者・村山達之助が、大根役者になっていた。そんな中、彼の息子が亡くなるという事件が起き……『にわか大根』、
天水桶の中で発見された男の死体。それは、嫌う者などいない“いい人”と評判な船芝居役者、片岡円蔵のものだった。彼の相方・谷与四郎は、巴之丞の昔馴染みで……『片陰』。南町奉行所同心・玉島千蔭の活躍を描く3編収録の連作短編集。

幻冬舎文庫で出ていた“猿若町捕物帳”シリーズが光文社に移動。好きなシリーズなので久々に読めて嬉しいです♪
前(幻冬舎文庫)の表紙イラストが好きだっただけに、変更がちょっと残念ですが、時代物の購買層的にはこちらの方が良いのかも。

<06/4/1>