黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『百鬼夜行抄 14』今市子(朝日ソノラマ)

2006-04-21 | 読了本(漫画)
三郎の入った箱庭を持って、姿を消した晶。彼を生き返らせる為に、死人を蘇らせることができるという地を訪れるが……『番人の口笛』、
尾白と尾黒の過去の話。商家に生まれた男女の双子。だが縁起が悪いと処分されそうになったものの、産婆に救われるが……『天上の大将』、
飯嶋家の床下に棲む存在。自分が引退する代わりに、息子に後をまかせたいいう。律は、彼に頼まれとある家に向かうが……『床下の賢人』、
悪霊憑きと評判の幻想小説家・飯嶋伶。彼のお見合いの会場で出会った八重子は、女性が自殺する現場に遭遇するが……『介添人』の4編収録。

『介添人』では、律の祖父・蝸牛さんこと伶さんの若き日のエピソードが、読めてちょっと嬉しかったり(笑)。

<06/4/21>

『美の死 ぼくの感傷的読書』久世光彦(筑摩書房)

2006-04-21 | 読了本(小説、エッセイ等)
「一冊の本を読むことは、一人の女と寝ることに似ている……外見だの評判だのは、むしろ当てにならない。女は寝てみなければわからない」と語る久世氏。
その心の琴線に触れる数々の作品について、思いを語る書評集。

『蕭々館日録』好きなわたしとしては、“「眼中の人」の謎”を読みつつ、にやりとしていたり(笑)。

<06/4/20,21>