751)高脂血症治療薬フェノフィブラートとヒドロキシクロロキンの相乗作用

図:高脂血症治療薬のフェノフィブラート(①)は核内受容体のペルオキシソーム増殖因子受容体α(PPARα)に結合する(②)。オールトランス・レチノイン酸(All-trans RA)(③)は9-シス-レチノイン酸(9-cis RA)に変換され(④)、レチノイドX受容体(RXR)に結合し(⑤)、フェノフィブラートが結合したPPARαとヘテロ二量体を形成してペルオキシソ . . . 本文を読む
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750)Nrf2を阻害するがん治療

図:酸化ストレスと小胞体ストレスはNrf2をリン酸化して活性化する(①)。リン酸化したNrf2は遺伝子の抗酸化剤応答配列(ARE: antioxidant response element)に結合して(②)、抗酸化酵素や分子シャペロンの遺伝子の発現を亢進してストレス応答を亢進する(③)。増殖シグナルは解糖系やペントース・リン酸経路の酵素の発現を亢進して同化反応を亢進する(④)。メトホルミンと2-デ . . . 本文を読む
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749) 脂肪肉腫の分化誘導療法

図:オールトランス・レチノイン酸(ATRA)は9-シス・レチノイン酸(9-cis RA)に変換され(①)、レチノイドX受容体(RXR)に結合する(②)。ピオグリタゾンはPPARγ(ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体ガンマ)に結合し、ベザフィブラートはPPARγとPPARβ/δに結合してPPARを活性化する(③)。リガンドが結合して活性化したRXRとP . . . 本文を読む
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748)オールトランス・レチノイン酸はイソメラーゼPin1の活性を阻害して抗腫瘍作用を発揮する

図:がん細胞はイソメラーゼPin1活性が亢進し(①)、がん遺伝子/増殖促進因子の活性が高く(②)、がん抑制遺伝子/増殖阻害因子の活性が低下している(③)。このバランスの破綻はがん細胞の増殖・転移や血管新生を促進し(④)、増殖抑制とアポトーシスのメカニズムを阻害する(⑤)。その総合作用でがん細胞の増殖や悪性化を促進する(⑥)。オールトランス・レチノイン酸はPin1活性を阻害し(⑦)、がん細胞の増殖・ . . . 本文を読む
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