649)がんで死なないための12か条

図:がんは早期に診断されて治療を受ければ、治る確率が高くなる。2011年に国立がん研究センターが発表した「がんを防ぐための新12か条」には「身体の異常に気がついたら、すぐに受診を」という項目が記載されている。「がんのサイン」に気がつかないでその症状を放置すると、がんの診断が遅れ、治る確率が低下する。がんで死なないためには、がんにならないことを目標とする「第一次予防の実践」に加えて、「定期的ながん検 . . . 本文を読む
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648)ビタミンD3の抗がん作用(その2):駆虫薬メベンダゾールとビタミンD3とWnt/βカテニン

図:細胞質内でβ-カテニン(β-Cat)はリン酸化されてユビチキン化され、プロテアソームで絶えず分解されている(①)。Wntが受容体Frizzledとその共役受容体のLRP5/6に結合してWntシグナルが活性化されるとβ-カテニンの分解が阻止される(②)。その結果、細胞質と核内のβ-カテニンの量が増える(③)。β-カテニンは転写因子のTCF(T-c . . . 本文を読む
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647)ビタミンD3の抗がん作用(その1):再発予防には1日4000 IU(100 μg)以上が必要

図:体内でコレステロールから合成されるプロビタミンD3(7-dehydrocholesterol)は皮膚で紫外線(HV-B)照射を受けてビタミンD3(Cholecalciferol)へ変換される(①)。ビタミンD3は食品やサプリメントからも摂取される(②)。ビタミンD3は肝臓で25-ヒドロキシラーゼ(25-hydroxylase)によって25(OH)ビタミンD3(Calcidiol)に変換され(③ . . . 本文を読む
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646) 免疫細胞の働きを阻害するがんの微小環境:がん組織の酸性化と栄養枯渇

図:がん細胞はグルコースの取り込みが増え(①)、解糖系が亢進し(②)、乳酸産生が増えている(③)。乳酸は細胞外に排出され、がん組織は酸性化し、T細胞の働きを阻害する(④)。グルタミンなどのアミノ酸の取り込みも増え(⑤)、がん細胞内では物質合成が亢進している(⑥)。グルコースやグルタミンのがん細胞内への取り込みが亢進しているので、がん組織内のリンパ球は栄養枯渇の状態にあり、細胞機能は阻害される(⑦) . . . 本文を読む
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