114)西洋医学の免疫療法の効果を高める漢方治療

図:西洋医学の免疫療法は免疫担当細胞だけをターゲットにしているが、漢方治療は免疫細胞を活性化すると同時に、体全体の臓器機能の活性化や栄養状態・血液循環の改善などによって免疫力が高まる体の状態にすることを目標にしている。 114)西洋医学の免疫療法の効果を高める漢方治療 がん治療においては、手術、化学療法(抗がん剤やホルモン療法剤など)、放射線治療の3大治療法に加えて、免疫療法が第4の治療法とし . . . 本文を読む
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113)開腹手術後の腸閉塞を予防する大建中湯

図:大建中湯は人参・山椒・乾姜・膠飴から構成され、消化管の運動を調節することによって、腹部手術後の腸閉塞(イレウス)の予防や治療に有効であることが報告されている。 113)開腹手術後の腸閉塞を予防する大建中湯 【手術後の腸閉塞(イレウス)とは】 腸閉塞[英語ではileus(イレウス)]とは、腸管の内容物が通過障害を起こした状態です。 いろいろな原因で起こりますが、がんの場合は、大腸がん . . . 本文を読む
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112)手術後の転移巣増大を阻止する漢方治療

図:原発巣の大きながん組織を切除すると、他の臓器にすでに転移していたがん組織(転移巣)の増大が促進されることが知られている。手術後に起こる転移巣の増大を抑えることが再発予防において重要であり、手術前後の漢方治療においても、そのメカニズムを理解して漢方薬の処方内容を考える必要がある。 112)手術後の転移巣増大を阻止する漢方治療 【原発巣の切除や手術侵襲が転移巣の増大を促進する】 がんができた元 . . . 本文を読む
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111)漢方薬ががんの発生や再発を予防できる理由

  図:漢方薬は、患者の体質や症状に応じて、多数の生薬を組み合せて作成する(①)。個々の生薬には、がん予防に効果がある成分が多数含まれており、がん予防物質の宝庫と言える(②)。体質や症状に応じて作成した漢方薬は、体の治癒力や抵抗力を高め、がん体質を改善する(③)。このように、漢方治療は、生薬に含まれるがん予防成分(抗炎症、抗がん作用など)と、がんを発生しやすい体質(免疫力低下、冷え、胃 . . . 本文を読む
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110)キノコに含まれるエルゴステロールとビタミンD2

図:キノコに含まれるエルゴステロールは太陽光の紫外線によってビタミンD2になる。ビタミンDには様々な抗がん作用が知られている。 110)キノコに含まれるエルゴステロールとビタミンD2 【エルゴステロールとは】 霊芝やアガリクスなどキノコ由来の生薬や健康食品の薬効成分として、免疫力を高める多糖体のβグルカンと、体内でビタミンDになるエルゴステロールを言及した宣伝が多いようです。 β . . . 本文を読む
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