図:太り過ぎも痩せ過ぎもがんの発生や再発に影響する。がん治療後は、痩せ過ぎや栄養不良を改善することが大切で、漢方薬の滋養強壮作用や食欲増進や胃腸機能の改善効果が役立つ。
152)がん治療後の体力増強や栄養状態改善の意義
【痩せ過ぎは寿命を短くする】
肥満度の指標としてBMI(Body Mass Index)が使われます。これは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められ、このBMIの標 . . . 本文を読む
図:慢性炎症は、転写因子NF-κBの活性を高めてがん細胞の増殖を促進すると同時に、抗原提示細胞(樹状細胞)のインドールアミン酸素添加酵素の活性を高めたり、シクロオクシゲナーゼ-2の活性化などによって、がん細胞に対する免疫寛容の成立に関わっている。ウコンなどの抗炎症作用のある生薬は、がん細胞の増殖を抑えると同時に、免疫寛容を軽減する効果も期待できる。。
151)ウコンはがん細胞に対する免疫寛容 . . . 本文を読む
図:がん細胞に存在する「がん抗原」の情報は、抗原提示細胞とよばれるマクロファージや樹状細胞によってヘルパーT細胞に伝えられ、サイトカインの作用も加わって、キラーT細胞やB細胞などを活性化する。キラーT細胞(細胞障害性T細胞)は抗原提示細胞の情報に従いがん細胞に近づき、細胞毒をがん細胞に放り込み、がん細胞を殺す。マクロファージからのサイトカインはナチュラルキラー細胞(NK細胞)も活性化し、非特異的な . . . 本文を読む
図:健康食品やサプリメントや医薬品、活性化リンパ球療法や樹状細胞療法やがんワクチン療法など、免疫力を高める様々な治療法ががん治療に利用されている。漢方治療を併用すると、これらの治療効果を高めることができる。
149)免疫力を高めるサプリメントや活性化リンパ球療法に漢方治療を併用する意義
【免疫力は様々な原因で低下する】
免疫の機能は安定したものではなく、内的および外的な様々な要因によって . . . 本文を読む