725)NAD+前駆体のニコチンアミドリボシドは抗がん剤による神経障害を抑制し、かつ抗腫瘍効果を増強する

図:抗がん剤はがん細胞に作用して(①)、細胞死を引き起こす(②)。抗がん剤は神経細胞にダメージを与え(③)、疼痛や痺れや感覚障害などの末梢神経障害や認知機能低下などの中枢神経系障害を引き起こす(④)。ビタミンB3の一種のニコチンアミドリボシドは、抗がん剤によるがん細胞死を促進し(⑤)、神経障害を阻害する(⑥)。ニコチンアミドリボシドはNAD+(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)の体内量を増 . . . 本文を読む
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724)ヘッジホッグ・シグナル伝達系をターゲットにしたがん治療:イトラコナゾール+ビタミンD3+メベンダゾール+ニトロキソリン

図:ヘッジホッグ・リガンドが無い状況(①)では、12回膜貫通型受容体の Patched-1 (PTCH-1) は7回膜貫通型のGiタンパク質共役受容体のSmoothened (SMO)を阻害している(②)。この状況では、転写因子のGLIはSUFUと結合して活性が阻害され、ヘッジホッグシグナル伝達系は作動しない(③)。PTCH-1にヘッジホッグ・リガンド(Hh)が結合すると(④)、PTCH-1のSM . . . 本文を読む
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723)小胞体ストレス+オートファジー阻害+プロテアソーム阻害によるアポトーシス誘導

図:リボソームで合成されたタンパク質は小胞体で折り畳みや翻訳語修飾を受けて正常な機能を持ったタンパク質になる(①)。2-デオキシ-D-グルコースはグルコースの利用を妨げる作用と、糖タンパク質の糖鎖の異常を引き起こす作用によって変異タンパク質を増やし、ジクロロ酢酸ナトリウムやメトホルミンやプテロスチルベンはミトコンドリアの活性酸素の産生を増やして酸化ストレスを高め、変異タンパク質を増やす(②)。小胞 . . . 本文を読む
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722)オートファジーを阻害するとがん細胞の抗がん剤感受性が高まる:ヒドロキシクロロキン+クラリスロマイシン

図:リボソームで合成されたタンパク質は小胞体で折り畳みや翻訳語修飾を受けて正常な機能を持ったタンパク質になる(①)。抗がん剤治療は小胞体にダメージを与え(②)、小胞体ストレスを引き起こし(③)、小胞体内で折畳み不全の異常タンパク質が増える(④)。異常タンパク質はオートファゴソームに取り込まれ(⑤)、リソソームと癒合してオートファジーのメカニズムで分解され、小胞体ストレスを軽減する(⑥)。ヒドロキシ . . . 本文を読む
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721)時を戻そう(その2): NAD+前駆体の補充による免疫老化と炎症加齢の阻止

図:加齢に伴ってリンパ球(T細胞やB細胞など)や貪食細胞(マアクロファージや樹状細胞など)などの免疫細胞の機能が低下し(①)、この免疫老化(Immunosenescence)によって感染症に罹りやすくなり、さらに感染が持続(遷延化)しやすくなる(②)。持続的感染はさらに免疫機能を低下させ、悪循環を形成して免疫老化がさらに進行する(③)。持続的感染は持続的な炎症反応(慢性炎症)を引き起こして、炎症性 . . . 本文を読む
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720)時を戻そう(その1):NAD+前駆体とプテロスチルベンとメトホルミン

図:ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(NAD+)の前駆体のニコチンアミド・モノヌクレオチドやニコチンアミド・リボシドの補充はNAD+/NADH比を高め(①)、サーチュイン1を活性化する(②)。メトホルミンとプテロスチルベンはAMP/ATP比を高め(③)、AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)を活性化し(④)、AMPKはサーチュイン1を活性化する(⑤)。サーチュイン1はLKB1の活性化を . . . 本文を読む
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719)ニコチンアミド・リボシドとジクロロ酢酸は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行を抑制する:ミトコンドリアの活性化をターゲットにしたALS治療と抗老化治療

図:老化すると全身の細胞のミトコンドリアの量と機能が低下し、筋肉量の減少や心臓機能の低下や神経細胞の変性・細胞死(=認知症)を引き起こす。さらに、膵臓のβ細胞のミトコンドリア機能が低下するとインスリンの分泌が低下して糖尿病を引き起こし、リンパ球などの免疫細胞の機能低下も起こる(①)。ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(NAD+)の前駆体のニコチンアミド・リボシドの補充はNAD+/N . . . 本文を読む
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718)プテロスチルベン(Pterostilbene)の抗がん作用(その3):小胞体ストレス誘導作用

図:小胞体で折り畳み不全のタンパク質が増えると小胞体ストレスが誘導される(①)。小胞体ストレスに対して、小胞体ストレス応答が誘導され(②)、タンパク質合成を抑制して小胞体負荷を軽減したり、シャペロンタンパク質によってタンパク質の折り畳みの正常化を促進する(③)。さらにユビキチン-プロテアソーム系(④)やオートファジー(⑤)によって異常タンパク質を分解することによって小胞体ストレスを軽減する。このよ . . . 本文を読む
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717)プテロスチルベン(Pterostilbene)の抗がん作用(その2):テロメラーゼ阻害作用とc-Myc阻害剤との相乗効果

図:染色体DNAの末端部分にはTTAGGGという配列が多数繰り返されたテロメアという構造が存在する(①)。正常細胞では細胞分裂のたびにテロメアが短縮し(②)、その短縮が限界に達するとDNAの複製ができなくなり、細胞はもはや分裂することが出来ず、細胞死を引き起こす(③)。多くのがん細胞ではテロメラーゼの発現と活性が亢進しており(④)、テロメアを再生することによって無限の分裂能(不死化)を獲得している . . . 本文を読む
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716)プテロスチルベン(Pterostilbene)の抗がん作用(その1):JAK/STAT3シグナル伝達系とPI3K/AKTシグナル伝達系の阻害

図:活性化した炎症細胞から産生される炎症性サイトカインのIL-6はがん細胞のIL-6受容体を介してSTAT3を活性化し(①)、Bcl-2やBcl-XLやCyclin D1の転写を亢進し(②)、アポトーシス抵抗性や細胞増殖を促進する(③)。さらに、低酸素誘導因子-1(HIF-1)の転写を亢進する(④)。増殖因子や成長因子によるシグナルはPI3K/Aktシグナル伝達系を介してmTORC1(哺乳類ラパマ . . . 本文を読む
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715)レスベラトロールとプテロスチルベンの抗老化・寿命延長作用

図:ブドウやブルーベリーに含まれるスチルベン誘導体のレスベラトロール(①)やプテロスチルベン(②)は細胞内のAMP/ATP比を上昇し(③)、AMP依存性プロテインキナーゼ(AMPK)を活性化する(④)。AMPK活性化はNAD+/NADH比を高め(⑤)、サーチュイン1(SIRT1)を活性化する(⑥)。AMPKはPGC-1α(Peroxisome Proliferator- activat . . . 本文を読む
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714)NAD前駆体補充療法(その2):メトホルミンとレスベラトロールとの相乗効果

図:サーチュインはNAD+/NADHの比率の変動を感知することによって、細胞内の栄養素の供給状況や物質代謝の状況を把握している(①)。絶食やカロリー制限などによって栄養素、特に糖が減少すると、NAD+が増え、サーチュイン(SIRT)が活性化する(②)。サーチュインは細胞質や核に存在するSIRT1(③)やミトコンドリアに存在するSIRT3(④)など7種類が知られている。サーチュインはタンパク質の脱ア . . . 本文を読む
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713)NAD前駆体補充療法(その1):抗老化作用

図:生き物には寿命(生まれてから死ぬまでの時間)があり(①)、時間とともに老化が進む(②)。体内の生命活動に必須の補酵素のニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(nicotinamide adenine dinucleotide:NAD+)の体内量は老化の進行とともに減少する(③)。NAD+の前駆物質であるニコチンアミド・リボシド(nicotinamide riboside:NR ④)やニコチン . . . 本文を読む
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712)筋萎縮性側索硬化症(ALS)とミトコンドリアとニコチンアミド・モノヌクレオチド(NMN)

図:活性酸素や慢性炎症や虚血や老化などによって神経細胞が傷害されると(①)、ミトコンドリアでのATP産生が障害され(②)、神経細胞の変性や細胞死が誘導される(③)。一方、炎症などの刺激によってグリア細胞が活性化されると(④)、神経細胞の変性・細胞死が誘導される(⑤)。神経細胞の変性や細胞死は筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経変性疾患を引き起こす(⑥)。コエンザイムQ10やR体αリポ . . . 本文を読む
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711)代謝をターゲットにしたがん治療のまとめ:ケトン食+2-DG+DCA+メトホルミン+α

図:がん細胞の代謝の特徴であるワールブルグ効果(解糖系の亢進と酸化的リン酸化の抑制)を正常化し、がん細胞の酸化ストレスを高める方法として、がん細胞の解糖系やペントース・リン酸経路を阻害するケトン食(①)と2-デオキシグルコース(2-DG:②)、ミトコンドリアでの代謝を促進するジクロロ酢酸(③)、呼吸鎖を阻害して活性酸素の産生を高めるメトホルミン(④)がある。オーラノフィンとジスルフィラムはグルタチ . . . 本文を読む
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